コミュニケーション能力とは?17通りに分けてみた

投稿日:2015年12月18日 更新日:


コミュニケーション能力とは?

「コミュニケーション能力を向上させよう!」

そう思っても、具体的に何をすればよいのかわからないのが現実ですね。その原因が、コミュニケーション能力云々ではなく、その言葉の意味がわかっていないためです。

同じ言葉を使っているのにも関わらず、それぞれが「コミュニケーション能力」という言葉を勝手に解釈していることが原因ではないでしょうか?

そんなわけで、今回は子のコミュニケーション能力を可能な限り細かく見ていきます。

 

はじめに

1.コミュニケーション能力ってなんだよ?

本当に意味不明な言葉ですね。「コミュニケーション能力」という横文字の意味がわからない!伝え方や話し方に問題があるなら、キチンとその問題を指摘するべきす。コミュニケーション能力なんて横文字を使うから、相手に伝わらないんです。

「コミュニケーション能力」という言葉を使っている時点でコミュ障なわけです。

しかし!

コミュニケーション能力という言葉があまりにも一般化しすぎたため、この現象は続くでしょう。

私も、2015年4月に若者サポートステーションというNPO法人で職業相談員として働いていた時のこと。なぜか、コミュニケーション講座の先生をすることになりました。

就職活動対策の一環で、ニート・無職の方に向けてコミュニケーションとは何ぞや?コミュニケーション能力とは何ぞや?ってことを教えておりました。

コミュニケーション本に書かれていることはあまり役に立たない!ってことは身をもって知っていたので、教えませんでしたね。そのかわかり、完全にオリジナル講座を作りました。

コミュニケーション能力って何ぞや?意味を一緒に考えよう!的な講座です。

まぁ、この数週間後にサポステはクビになりましたが。

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サポステ(ニート就労施設)をクビになり、ニートになったお話

先日、元ニートの職業相談員をしていて、いきなり解雇通知を叩きつけられて、翌日からニートになった物語です。 笑えないですが、実話です。 ええ、笑えません。 未だにトラウマです。 お陰様で突然会社をクビに ...

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2.「コミュニケーション能力とは?」とネットで調べまくった

「ぶっちゃけコミュニケーションって何?」と自問自答しながら、ネットサーフィンをして、調べまくりました。

しかし、しっくりする言葉が全く出てこない。NLPのテクニックばっかりだし...

2-1 WIKIPEDIAに相談をしたが・・・

はい、この通りです。

  • 言語による意志疎通能力(#言語学用語の「Communicative competence」を参照)。「コミュニケーション能力」という言葉は、元々は言語学の分野で用いられた学術的な用語であった。
  • 感情を互いに理解しあい、意味を互いに理解しあう能力。感情面に気を配って、意味をわかちあい、信頼関係を築いてゆく能力。[1]
  • 非言語的な要素(相手の表情、眼の動き、沈黙、場の空気など)に十分に注意を払うことで、相手の気持ちを推察する能力(非言語コミュニケーション)
  • 上記の非言語的な要素により知った相手の気持ちを尊重して、相手に不快感を与えないタイミングや表現で、自分の感情や意思を相手に伝える能力
  • 意思疎通、協調性、自己表現能力(厚生労働省による就職基礎能力の定義[2])
  • 社会技能(ソーシャルスキル)。暗黙知。
  • 上手にコミュニケーションを行うための体系づけられた知識、技術(コミュニケーションスキル)
  • 合意(コンセンサス)形成能力
  • 「論理的コミュニケーション能力」(自己の考えを論理的に明確に、相手に表現する能力)
  • 会話のキャッチボールを上手く行える能力
  • 企業が求人広告等で応募者に要求している「コミュニケーション能力」は、ビジネスシーンにおいて発揮が期待される精選された「折衝能力」「交渉能力」「説得能力」を指しており、必ずしも対人コミュニケーション一般を円滑におこなうスキルをもって満足するものではない

全部で11通りありました。

Wikipediaさんも悩んでいる様子ですね。

個人的にはコミュニケーション能力はこのように定義しています。

「コミュニケーション」の意味、定義! コミュニティの概念を知れば見えてくる

猫も杓子もコミュニケーション!世の中が求めているのはコミュニケーション能力!コミュニケーションはすごく大事!企業が学生に最も求めるスキルが、コミュニケーション能力。 耳にタコができるほど聞かされるこの ...

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2-2 専門家の人に聞きまわった

  • コミュニケーションに関連した本や文献をたくさん読んでみた。
  • カウンセラー、コンサルタント、営業、教師、作家の人に質問した
  • 即興ディベートワークショップの参加者に聴いてみた
  • みんなでコミュニケーション能力とは何かについて議論をした

結果、適当に濁す人もいれば、自分の経験をひたすら語る人まで様々です。

ピンポイントな答えは得られなかったので、全部ごっちゃまぜしちゃえ!ってことで強引に17通りに分けて、一緒に考える講座が完成しました。

意外と盛り上がりました。

3.共通項目が6つできた!

コミュニケーションの項目

色々教わったので、お得意のディベートでバラバラな情報をまとめてみました。

6つの項目からコミュニケーション能力がどんなものかをまとめました。

是非とも、今何が足りなくてどんなスキルを身につけたのかを考えながら、この先を読んでみて下さい。

1-3 基本スキル-伝える力、聴く力、言葉のキャッチボール

まずは、基本スキルの「伝える力」「聴く力」「言葉のキャッチボール」の3つですね。

  1. 会話のキャッチボール-2人で話をして、「伝える」「聴く」がバランスよくできている状態
  2. 伝える力-自分の意志や考えを言葉で表現して相手に理解してもらう力
  3. 聴く力-相手の話を聴いて、本当に何が言いたいのかを理解する力

第一位は、言葉のキャッチボールができているか、でしたね。

真理
相手の話を聴いて、何が言いたいのかを理解して、相手にキチンと言葉を返す!ってことよね。
力也
なんだか当たり前のような気がする

当たり前ですけれど、この当たり前がものすごく難しいです。

言葉のキャッチボールが難しい原因については、こちらの記事でまとめています。

言葉のキャッチボールとドッチボールの違い

言葉のキャッチボールとドッチボールの違いです。 ディベート講師11年目を迎えようとしています。即興ディベートワークショップを始めてからは、2年目ですけれどね。 最近、コミュニケーションのトレーニングを ...

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コミュニケーションと聞くと、会話をするスキルに注目をするかと思います。

これをバーバルコミュニケーションと呼んでいます。

言語レベルのコミュニケーションよりも、非言語レベルのコミュニケーションだったりします。

4-5.非言語のコミュニケーション-信頼関係を築く力・察する力

  1. 信頼関係を築く力-相手から信頼されることを第一に考えられる態度・もしくは人間性
  2. 相手の様子を察する力-いわゆる空気を読む力、相手がどんな気持ちなのかを想像する力
特に、日本人は阿吽の呼吸や以心伝心とかいって、露骨にノンバーバルな要素を求めてくるわよね。メンドクサイ
真理
日本だけじゃないわよ。アメリカも同じよ。

コミュニケーションにはバーバル(言語)とノンバーバル(非言語)の2つの要素があります。必ずしも言葉で人と話すだけがコミュニケーションじゃないんですね。メラビアンの法則なんかがそのひとつですかね。

メラビアンの法則を学んでもスピーチが下手になるだけ

プレゼンテーションやスピーチの講座に参加をすると、必ず教わるこのメラビアンの法則だったりします。 2017年に転職活動をしていてハローワークの面接セミナーに参加をしたときのこと。そこでもメラビアンの法 ...

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一方で、口達者でペラペラと話してばかりの人は、なんだか軽い雰囲気で敬遠されがちです。

バーバルコミュニケーションが上手でも、ノンバーバルなコミュニケーションが下手で損をするタイプです。

真理
心ちゃんは、毒舌だけれど雰囲気はいいわよね。なんかコツとかあるの?
カンタンよ。空気を読む!
真理
嘘つけー!

6-7 ビジネスマナー・協調性(チームワーク)

  1. ビジネスマナー-そのコミュニティーで求められる振る舞いや言葉使い
  2. 協調性(チームワーク)-自分の利益よりもチームの利益を第一に考える態度

「ビジネスマナーって大切ですか?」という質問については、以下の記事が参考になるかと思います。

例えば、基本的なあいさつや連絡ができなくて、お客様が立腹するようなケース。ビジネスの場では、たとえ営業センスやITスキルが優れていても、言葉遣いや立ち振る舞いがぞんざいであるというだけで、お客様からの信頼や信用を失うことが少なくない。コミュニケーションを取ることにも支障が出てきて、本来の業務がうまく遂行できなくなってしまうこともある。また、ビジネスマナーの欠如は、対顧客への悪影響のみならず、職場の生産性、効率性にもダメージを与える。

このようにビジネスマナーというのは、対外的企業活動をする上でも、社内の組織運営を円滑に進める上でも、極めて問題となってくる。何より、ビジネスの常識を知らないということは、こうした仕事先や職場でのトラブルが続出する大きな原因となっていることを、まずは知ってほしい。

日本の人事部

はい、ビジネスマナーは大事です。なぜなら、お客さんも上司もビジネスマナーが大事だと考えているからです。

真理
いや、これだとなんでビジネスマナーが大事か?という質問に答えていないと思う。
理由なんてないわよ。なんとなくみんなが大事だと思っているから、それが常識になっただけよ。
真理
それって、みんなが神様がいるっているから、神様がいるんだ!と同じ理屈じゃない?
そうよ。宗教みたいなものよ

続いて、チームワークや協調性。

チームワークは、定義にもよりますが、日本人が好きなのは、自分の利益よりも組織やチームの利益を第一に考える人、ですかね。

元新聞記者・経営コンサルタントの渡邊さんが面白い本を書いています。

ジャパニーズプレミアムとは、日本人であることそのものがアドバンテージになっている職種のことですね。

例えば、国内営業、ショップの店員、病院の看護師やお年寄りを相手にする職業の人。日本人のめんどくさい部分を理解していないと務まらないお仕事のことです。

当然、ジャパニーズプレミアムの世界では、ビジネスマナーや協調性が求められます。

ジャパニーズプレミアムについては、以下の記事でまとめました。

ジャパニーズプレミアム-日本人にしかできない仕事

ちょっと面白い本を最近読んだので紹介します。 10年後に食える仕事か食えない仕事かを判断するためのマトリックス。 無国籍ジャングル-世界で活躍する外資のトレーダーやスーパーエンジニア。日本人のメリット ...

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では、次に入りましょう。

会社で生き残るために求められる仕事のスキルに直結したコミュニケーション能力です。

8-10.自己アピールする力-自己主張力・知識・論理力

  1. 自己表現力-相手に対して物事をハッキリと伝えて、意思を表明する力
  2. 知識-沢山ことを深く知っている状態。どんな質問にも答えられる
  3. 論理力-知識・情報を自分と意見の筋道を作れる状態

先ほどのチームワークや協調性が、組織で嫌われないための守りなら、自己表現力、知識、論理力は組織で戦っていくための攻めの部分になりますね。

キチンと意見を言うのはもちろん、その意見を裏付けるための知識も求められます。
ぜいたくをいうなら、知識&情報と自分の意見の間の橋渡しもできるとよいですね。

PREP法やSDS法は覚えておくとよいですね。

伝える技術-PREP法SDS法の違い-そしてIREP法

こんにちは、木村です。最近、ドサクサに紛れてスピーチの先生をしています。 しかも、スピーチの先生に・・・。   そして、そんなのはテクニックさえ身につければ、誰でもできちゃうわけです。 明日 ...

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13 パワーゲームを制する力-折衝、交渉、説得

  1. 折衝能力-利害関係が一致しない相手と問題を解決するために、かけひきをすること。
  2. 交渉能力-特定の問題について相手と話し合うこと。利害対立を調整すること
  3. 説得能力-相手に納得させること。自分の要求を通すこと

ここら辺は政治家のスキルですかね。また、ディベートをすると、これらの技術は身につくのでは?という質問をいただきますが、ディベートができるのは論理や理屈だけの世界です。人は理屈だけでは動きません。いや、理屈だからこそ、動きません。

利害や感情をコントロールすることはできません。そして、万が一相手を論破したら、そのあとの報復がとてつもなく恐ろしいので、ディベートの活用はちょっと待ってください。

14-15 自己理解とセルフトーク

これまでは相手がいることを前提にコミュニケーション能力について説いてきましたが、意外と見落としがちなのが自分とのコミュニケーションをすることです。

  1. 自己理解-自分の性格や考え方を客観的にわかっている状態
  2. セルフトーク-自分の内面に向きあう力・自分自身と会話をする力

自分のことが解っていないとコミュニケーションの技術を学んでも無駄です。トレーニングを行っても役に立ちません。テクニックを知って、「へ~」で終わりです。

例えば、自己主張が強くて短気な性格の持ち主が、カウンセラーが得意とする「傾聴」や「共感的態度」を身につけようと思っても、凄く時間がかかります。また、苦しいだけです。それなら、逆に、アサーティブコミュニケーション(キチンと主張するスタイルの話し方)やキチンと意見を筋立てて述べるトレーニングをしたほうが、その人にとってはよいわけです。

自分のことをどれだけ知っているかも、コミュニケーション能力を身につけるうえで重要です。自分のことを深く知りたいのなら、エニアグラムを試してみるのもよいでしょう。

エニアグラムとは?9つの性格からウィング27までの基礎講座

こちらの本はご存知でしょうか? YESなら仲良くなれそうですね。大学の頃から、エニアグラムはそれなり詳しくて、2017年なってからは即興ディベートワークショップ参加者様にこっそりエニアグラムを教えてい ...

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16-17 その他

一昔前のコミュニケーション講座で教わったことです。色々なコミュニケーションの本を読みましたが、最も参考になったのはこの2つでした。そして、私にとって、コミュニケーション能力について悩む機会を奪った一言

  1. 仮説と検証-結局のところ、トライアンドエラー
  2. リーダーシップ-リーダーになればコミュニケーションは凄く楽

結局のところ、コミュニケーションも仮説と検証の繰り返しだと教わりました。要するに、答えはあるようでない、ということですかね。本を読んでも、セミナーに参加をして知識だけを仕入れても実践しないと何の意味もない、というのが結論。

即興ディベートワークショップは、実践を通して仮説と検証を繰り返すという点では、どのコミュニケーションセミナーよりも優れています。

続いて、リーダーシップです。ここでいうリーダーシップとは、組織のリーダーや管理職になることではありません。簡単にいうと、自分から何かを発信する側の立場になる、ということです。

4.コミュニケーション能力UPよりも大切なこと

 

ちなみに、私のコミュニケーション能力ですが、上手と評価する人もいれば、ヘタクソという人もいます。凄く極端ですね。

なぜこうも極端な評価が下されるのかというと、言葉の使い手がそれぞれ独自の意味を持って、この言葉を使っているからです

まぁ、失礼かもしれませんが、コミュニケーション」とか「コミュニケーション能力」なんて言葉を使っている時点で、その人のコミュニケーション能力は相当低いと思います。

どうとでも解釈できる言葉を平然と使っているわけですからね。

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