サポステ(ニート就労施設)をクビになり、ニートになったお話

2017年1月16日


gregroose / Pixabay

どうも、2015年にサポステをクビになりニートになった人です。サポートステーションとは、ニートの就労支援をする施設です。2015年4月~6月まで、サポステで就労支援職員として働いていたのですが、6月の中旬にいきなり本部に呼び出されて、行ったら、目の前にあったのは「解雇通知」・・・。

いまでも忘れられない人生のトラウマ・・・同時にウェブデザイナー、コーチ、カウンセラー、講師を目指したキッカケにもなりました。この記事では、自身の黒歴史についてお話をしようと思います。

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目次

2015年6月に八王子サポートステーションをクビになりニートになった物語

笑えない話ですが、実話です。

ええ、笑えません。未だにトラウマです。

そして、クビになって気づいたこと。この3つについてお話をします。

たった一日で人生が変わった

副理事長・・・理事長の奥様です。過去に私が勤めていたサポステの実質トップの人ですかね。
事業運営に関わる意思決定は、全て副理事長が行っておりました。
私を採用したのも副理事長でした。

サポステでは、職能指導員として働きパソコンの講師、履歴書・職務経歴書の作成、コミュニケーション講座を開いておりました。

1-1 いきなり解雇通知を叩きつけられる

ところが、3カ月後に、その副理事長から本部に呼び出されました。

「お話があります。明日本部に来て下さい。」

要件を伝えずいきなり本部に来い・・・。何だろう?って感じです。

その期間は、あまりにも仕事の量が多くて、毎日がサービス残業でした。日曜は休日出勤をしていました。そんな毎日でした。

追記:自分でやったこと
サポステがブラック企業と言いたいわけではありません。面接の場で、うちには残業手当もなければ、残業の概念もないからね、と事前に言われました。契約書にも時間外手当の記述はありませんでした。

話が脱線しました。本題に戻しましょう。そんな中、副理事長に呼び出され、本社に足を運びました。
もしかしたら、内緒で休日出勤したことがバレたのかなー、と不安になりました。怒られたら謝ろう...と覚悟していました。

ところが、副理事長から言われたことはそんな予感を打ち砕く凄く残酷な一言

職場のメンバーから話を聞く限りでは、

「あなたはニートの気持ちが解らない。」
「ニートや引きこもりの人にあなたの常識は通用しないの」
「本来は、業務上、指導するべきだけれど、そんな時間はない。」

よって、今月いっぱいで解雇します。

1-2 目の前に解雇通知が1枚

・・・状況を飲みこめず、なんかの間違いだろ・・・と思っていたら、更に畳み打ちをかけるように、

「今月分は給与を払います。支社に戻ったら、スグに荷物をかたずけて、出て言って下さい。明日から来なくていいです。」

たった、20分で私はクビになり、無職になり、ニートになりました。

 

2.解雇になった理由

副理事長から嫌われたのがいちばん大きいですね。30人から50人ぐらいの事業所ですからね。トップの人が解雇だといえば、本当に解雇になります。

解雇の決定は外資金融並みのスピードでしたね。

2-1 後から調べて解ったこと

若者サポートステーションは、就労支援することが目的であり、若者を仕事に就かせることが目的ではない

これが真実です。

それまで私は、サポートステーションをこのように思っていました。

  • 今はニート・無職だけれど、心の中では働きたいと思っている
  • ただ、就職活動をするとなると、様々な障害に直面する
  • 本当の意味での、「支援」や「サポート」が必要だから通っている

もちろん、中には本当に支援を必要としている人もいます。しかし、ほとんどの利用者が、家に一人引きこもっていてもヒマだから、誰かにかまって欲しいだけなんです。

ニートになってわかりました。ひとりで閉じこもっているって、不安と孤独との戦い。

Anemone123 / Pixabay

気がおかしくなりそうでした。

だから、どんなことがあっても働く道を選びました。

2-2 「就労」と「就労支援」の違い

「就労支援」の意味は、仕事につくための支援・・・つまり手助けをするだけなんです。就労させることじゃないんです。

確かに、リクルートやDodaも転職支援という手段で就労支援をしているのですが、それは求職者がはじめて転職をしてくれて、企業様から紹介料がはいるビジネスモデルだからです。対して、サポステは違います。

ニートが仕事に就こうがつかなかろうが、就労「支援」をしていれば、国からお金を受け取れます。極端なお話、支援させしていれば、ニートが働こうが働かまいが、行政からお金はもらえます。お仕事を紹介するのは、ハローワークの役割だからです。

2-3 サポステ&利用者の立ち位置

ハローワークから「あなたに紹介できる求人はありません。職業訓練校も厳しいです。どこかで別の就業訓練をきて下さい」と言われた人たちが、サポートステーションを利用します。そもそも就業意欲がないわけですからね。

だから、まず町の清掃や遊戯を通じて社会に参加をするところからスタートします。それこそ、挨拶やお辞儀の仕方から教えて、そこから支援に入ります。そして、就労支援を受けて、再びハローワークに戻って、就職活動をする流れです。

3.クレームになるリスクもある

ハローワーク、転職エージェントと比べるとわかりやすいと思います。

  1. ハローワークの職員
    「あなたは働くためにここにいるんでしょ。就職活動をしないでどうする」と叱ってもOK。それが仕事
  2. 転職エージェント
    「転職エージェント働く気があれば、マッチする求人を紹介します。働く気がなければ、帰って下さい」と突き放しても文句は言われない。就職させて報酬が発生するため。
  3. サポートステーション
    「働く気がないければ帰って。他の人たちの機会を奪っているんだよ」はNG。そういう人たちが集まる場だから

 

3-1 ニート・サポステ利用者も人それぞれ

本題に入るまでに、ニートも人それぞれだということをお伝えします。

  • タイプ1-「このままだと将来が不安だから働きたい」
  • タイプ2-「条件によっては仕事をしていいかも・・・」
  • タイプ3-「いや、働きたくないから。絶対に。」

主に私の担当は、タイプ1の「このままだと将来が不安だから働きたい」、タイプ2の「条件によっては仕事をしてもいいかも・・・」の人達中心でした。

女性の専任カウンセラーがいたため、タイプ3と関わる機会はほとんどありませんでした。そもそも性格上不向きです。(笑)

タイプ3について、え・・・働きたくないのになんでサポートステーションに通っているんだよ?と突っ込みたくなるかもしれませね。

3-2 単純に誰かに相手をしてもらいたいから

人と話をしたいからです。

ニート・引きこもりといえど、何日も家に引きこもって誰とも話をしないのはやっぱり苦痛です。

とはいっても、人と話す勇気もありません。だから、自分のことを受け入れてくれる人と話をしたくて、サポートステーションを利用します。

私のやり方は、タイプ1からは必要とされていましたが、タイプ3からは嫌われます。

で、もしもタイプ3のニートが市役所にクレームをつけたらどうなるでしょうか?

3-3 お金がストップする

市役所から「何があったのですか?」と尋問を受けるのは確実ですね。恐らく、注意で終わるでしょう。

ただ、最悪のケース、行政からの支援が打ち切られる可能性もあります。

NPOは、国・行政から運営資金をもらっているため、突然お金が打ち切られたら来月から事業運営ができません。

普通に考えたら、そんなことはあり得ないかもしれませんが、確実にないとも言えないわけです。

万が一起きたら、一発で資金難になり、運営困難になります。

その証拠に、私以外の職員は、ニート達を働かせようとは思っていませんでしたからね。

ある同僚K氏の一言・・・
「え・・・彼らに働いてもらう。無理でしょ。私は、とっくに見捨てていますよ・・・」とあっさりと口にしたK氏。

ちなみに、K氏は、一見人あたりがよいのですが、結構デリカシリーがないところがあって、クビになってその場を去ろうとする私にトドメを指すようにこう言いました。

「木村さん、
明日からサポートステーションに利用者として来て下さい。
内定が取れれば、こちらのポイントになるので・・・」

ちょっとビックリ。この一言を聞いて、この職場に私の居場所は完全になくなったと判断して、しがみつくのはやめました。

書いているうちに、ちょっと悲しくなったので、そろそろこの辺で。

サポステをクビになったのは31歳なので、私はこちらのサービスを受けられませんでしたが、
20代で無職の方ならこちらの求人サイトをお勧めします。

20代ならいくらでもチャンスはあります。

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