ディベートを学ぶと話す力は身につくのか?本音で答えます。

2017年1月24日


RyanMcGuire / Pixabay

「人前で上手に話す力を身につけたい。だから、ディベートを学びたいんです」

※書き途中

即興ディベートワークショップをはじめてから、よく頂く参加動機のひとつなんですね。だからこそ、期待には応えるように心がけています。一方で、本来のディベートは、話し上手になるためのスキルを身につける講座ではないことも同時にお伝えさせて下さい。

 

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目次

1.そもそもディベートとは?

大まかに言うと、事前にお題が与えられて、そのお題を賛成するグループと反対するグループに分かれて議論をします。発表の時間は決まっていて、その流れに沿って賛成側と反対側が交互に議論をしていき、決着は当人同士ではなく第三者に委ねられます。

ディベートについてはこちらの記事で徹底解説

20000文字くらいで徹底解説をしていきます。まずは、こちらの記事を読んでいただけると幸いです。

ディベートは?
ディベートの基礎知識-4つの特徴-

ディベートとは何か?目的と効果、やり方のコツ、ディスカッションとの違いについて解説をしていきます。 はじめまして。即興ディベートの講師をしている木村と申します。競技式の即興ディベート講座を運営している ...

ディベートとディスカッションとの違い

ディベートとディスカッションは混同されがちですが、目的や取り組み方など何から何まで違います。詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

ディベートとディスカッションの違い-テーマが対立形式か?

ぶっちゃけディベートとディスカッションって何が違うの?という質問にお答えしていきます。 ディベートとディスカッションの違いって何ですかね? ディスカッションもディベートも似たようなものでしょ? 対立的 ...

即興ディベートワークショップ

即興ディベート専門の講座を行っております。もしも、あなたが話す力をお求めならお力になれるかもしれません。まずは内容だけでもご覧ください。

【東京×休日】即興ディベートワークショップ

いきなりですが、こんなお悩みはございませんか? 口下手をなおしたい、もっと自信をもって自分の考えを伝えたい →コミュニケーションや心理学の講座に参加をしたがノウハウばかり教わり、どうやって実践していい ...

2.ディベートと話し方講座の違い

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一般的に「ディベート」で学べるのは、議論や討論をする技術・技法です。イコールそれが、「話し方講座」ではないのです。即興ディベートワークショップでは、話し方講座、スピーチレッスン、話し方の研究などを取り入れていますが、その目的も話し方を向上させることではなく、この後のディベートができるようにするためにです。

もちろん、その結果として、あなたの話し方向上に貢献できれば幸いです。

即興ディベートワークショップで学べること

1.聴く力、2.考える力、3.まとめる力、4.伝える力の「4つ」です。相手の議論を聴いて、そこから考えて、考えた内容をまとめて、自分の意見を聴き手にわかりやすく伝えること。これを繰り返し練習することで、もしもあなたの「話す力」の向上ができるのなら是非ともご参加ください。

単に「話す力」だけを身につけたければ他にいい講座がたくさんある

本当にディベートが必要か?
そもそもなぜディベートが必要か?
ディベートを学べばその問題は解決するのか?

ということについては事前に考えて頂きたいんですね。単発で話し方のテクニックやプレゼンテーションの技術を教えてくれる講座はたくさんあります。あえて、ディベートを選ぶ必要はないんです。

ディベートが逆効果になるケースもある

極論ですが、もしもあなたがキング牧師やスティーブジョブズのように、聴衆を引き付けるような話し方を身につけたければ、ディベートはちょっと違うかもしれません。究極的にディベートはパブリックスピーチ力を学ぶ場ではなく、アカデミックリサーチを鍛える場だからです。

パブリックスピーチとアカデミックリサーチ

つまり、こういうこと。

ディベートにもいくつか流派やジャンルがあります。ディベート団体によっては、スピーチのトレーニングよりもリサーチをメインに行っているところがございます。その場合、ほとんど話し方を鍛える機会がありません。

例えば、「日本政府は死刑を廃止するべきである」というテーマでディベートをした場合は、「死刑制度」についてリサーチをするだけです。おそらくはじめての方ならこう感じるでしょう。

んん・・・なんかおかしくね?話し方や議論のコツを学びに来たのに、なんで死刑制度についてこんなに調べているんだ・・・?

と。

アカデミックリサーチ重視のディベートはこんな感じですね。

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ディベートの「準備」の手順を一挙公開

※書き途中です ディベートの準備って具体的にどんなことをするんですか? だいたい、この4つです。 ▼ 1.情報収集-テーマに関する知識を仕入れるために、書籍・新聞・雑誌を集める作業 ※プレパ 2.資料 ...

このリサーチがけっこう骨が折れる作業です。中には、このリサーチにハマり、時間を忘れて没頭できる方もいらっしゃいます。話し方を学びに来たつもりが、「私が本当に求めていたのは、話す力なんかじゃなくて、物事を深く探求する力なんだ!」と気づき、アカデミックリサーチにハマる方は一定数いますね。

このタイプは本当にアカデミックディベートに興味を持ってくださいます。

エニアグラム個性的な人
エニアグラム-タイプ5「知識を求め探求をする人」

タイプ5について徹底解説します。 エニアグラムにおけるタイプ5は、「調べる人」と呼ばれています。 タイプ5は、典型的な学者タイプや研究者タイプです。典型的な思考型で好奇心が強く、観察力が優れています。 ...

それ自体は素晴らしいことです。是非とも、ディベート業界を盛り上げるために力を貸してほしい!

でも、その時点で「話し方講座」ではないんです。

3.即興ディベート専門の講座を作った理由

商売的な理由こそございますが、根底にあるのは、「人と上手に話せるようになりたい」「自分の意見をキチンと人に伝えられるようになりたい」という方のお役に立ちたかったからです。これは本当です。

その証拠に私は・・・

大学時代にディベートに取り組んだ結果、社会人時代はコミュ障といわれる始末

皮肉にも、私は大学時代に、このアカデミックディベートに取り組み、社会人になってから「木村くんって、ディベートをしているのに、全然コミュニケーションができないよね!」と先輩や上司から言われるようになりました。

なんで?って思いますよね。20代の頃はコミュ障だった。

ディベートってコミュニケーションのツールじゃないんだけれどな―・・・と思いながらも、当時は社会人ディベートCafe☆なんて団体を運営しておりました。

ディベートを通じて「聴く」「考える」「伝える」を向上させる

自分ができないことを人に教えていいの?と当時は思っていました。ただ、幸いにも、ここでお客様にディベートを「教える」立場になり、はじめて大勢の前で何かを発表する力を身につけられるようになりました。

ディベートを学んだからではなく、ディベートの「講師」を経験したから、結果的に話す力を身につけることができたのです。言い換えるなら、当時のままいち選手としてディベートだけをしていたら、私はコミュ障のままでしたね。

社会人ディベートCafe☆の経験はこちらの記事でまとめてます。

ディベート講師の本音|社会人ディベートCafe時代を振り返って

インプロ部として即興ディベートワークショップをはじめたのは、2016年5月からです。それまでの2010年から2014年は社会人ディベートCafe☆にてディベートの講師をしておりました。 即興ディベート ...

4.【気づき】視点、立場、役割を変えれば「話す力」は向上する

いちディベート選手からディベート講師やジャッジのお仕事をするようになって気づいたのは、視点、立場、役割を変えれば、人前で「話す力」は必然と身につきます。そして、それに適った技術を身につければよいのです。2016年から即興ディベートワークショップの講師として伝えていたことはこれに尽きます。

視点、立場、役割について順番に説明していきますね。

視点-あなたが見ている世界

  • 視点・・・見ている世界
  • 立場・・・あなたの立ち位置
  • 役割・・・あなたが求められていること

もしもあなたが「人と話すのが苦手です」と思っているとしたら、あなたが見ている視点が低いのが原因かもしれません。会社で例えるなら、「部下」の視点で話の道筋を組み立てているからではないでしょうか?

部下視点で話をすると、どうしても上司の人からは下に見られて、上司に話のペースを持っていかれちゃいます。「判断と評価をするのは私だ。あなたの役割は、私がわかるように説明をするだけだ」という空間の中で上司に何かを伝えても、なかなか上手くいきません。

これが顕著に出るのが採用面接ですね。相手から選んでもらう立場でお話をすると、どうしても緊張してしまい上手に話せません。これは私でもそうです。

相手と同じ視点に立ち、立場を近づける

先ほどの面接ですね。「採用してもらいたいから気に入られるような話し方をする」ではなく、そもそも、「この会社はなんで採用をしているのだろうか?」という視点に立つようにします。すると、自然と採用する側の考えが見えてきます。

以外かもしれませんが、面接官は求職者のことはあまり相手にしていません。たとえ、あなたにとってその面接先の企業がひとつでも、採用側にとっては、数多くいる求職者のひとりです。一方で、採用側が意識しているのは、その上の立場の人間です。それは、上司や取引先です。

そこに焦点を当てられると、相手の視点に立って話ができるようになり、結果としてあなたの「話す力」は向上します。

役割を変えることもできる

確かに、あなたの立場は

 

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