※書き途中です
ディベートの準備って具体的にどんなことをするんですか?
だいたい、この4つです。
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- 1.情報収集-テーマに関する知識を仕入れるために、書籍・新聞・雑誌を集める作業 ※プレパ
- 2.資料編集-集めた資料を編集して、資料集としてファイリングをしておく ※ ブリーフ
- 3.立論作成-肯定側・否定側立論と反駁カードを作成する ※ ケース・DM・カード作成
- 4.練習試合-試合前にサークル内で練習試合を何度も行う ※スピーチ練習
【追記1】この一連の動作を「プレパ」と呼ぶ場合もあります。
【追記2】即興ディベートは、その名の通り、即興での試合です。
1~4は行いません。
では、早速、プレパの手順について解説をしていきます。
テーマが発表されてから、学生時代に私たちがやっていたことです。
1.情報収集-テーマに関する知識を仕入れる
テーマが発表されてからは、まず最初に行くのが図書館でした。例えば、「今期は死刑廃止の是非についてディベートします」といわれたら、死刑に関するあらゆる資料や文献を集めるわけです。それこそ専門家になる勢いです。
では、情報集の方法について紹介していきます。
1-1 図書館・書店に足を運んでテーマに関連する情報を集める
私の場合、都内でいちばん大きな図書館に足を運びました。
広尾にある中央図書館ですね。
テーマに関連する情報を片っ端から集めます。とにかく足を使う感じです。
2.資料編集-集めた資料のファイリング(ブリーフ作成)
資料を集めたら、PCを立上げて文字入力を行います。卒業論文を書くようなイメージかもしれませんね。引用できる箇所は全部入力をします。どこからどこまで引用すればよいのか判断がつかない場合は、とりあえず全部タイピングをすることもおススメします。
2-1 資料集(ブリーフ)を作成する
「ブリーフ」とカバンのBriefを意味しています。資料集のことです。パンツではありません。
証拠資料「集」ですね。断片的な資料をひとまとめにしたものをブリーフと呼んでいます。
資料集(ブリーフ)を作成したので、参考にしてください。
テーマ:日本政府はペットの売買を禁止するべきである
で試合をしたときに作ったものです。
3.立論作成
立論作成手順についてはこちらの記事を参考にしてください。
ディベートの方法|肯定側立論(メリット)・否定側立論(デメリット)の作り方
ディベートの試合で最初に行うのが、立論スピーチです。肯定側であればテーマを肯定する理由を述べて、否定側であればテーマを否定する理由を述べます。この記事では、そんな立論の作り方や上手な伝え方について紹介 ...
本題はココからです。
ディベートの鉄則は、主張をしたら必ず根拠を述べることです。その根拠は、集めた資料を引用することなんですね。
それなので、このような資料集を作ったら、主張したいことを裏付ける材料として、スグに使えるように立論を作ります。
2013年11月に、都内で活動しているディベート団体にお邪魔をしたときに、日本政府は、ペット売買禁止するべきである、というテーマでディベートをすることになり、その時に資料をいくつか集めて、4分程度でスピーチができる肯定側立論を作成しました。立論の解説に入るまえに一度まとめます。
死刑論題の資料集はこのレベル
ワードで文字カウントをしたら、ワードに書き起こして22ページ。単語数は、37324です。
本当は、これの10倍くらいのボリュームがあったのですが、いざ試合をしてみると全く使わない証拠資料もあったので、バサバサと削除しても、これくらい残りました。
ブリーフのまとめと補足
試合で引用をするために記事の一部を抜粋してタイピング
ディベートの試合では、自分の主張+資料の引用する。
引用するときは、「引用開始~引用終了」といって引用個所を明記する
たくさん読み上げること求められる。超早口にならざるを得ない。
学会発表や講演会のように、書かれていることを省略したり、端的に要点のみを伝えても、それは無効とされます。最初から最後まで全部読み上げるもの、と覚えていください。
3.アカデミックディベートに向いている人
こんな人ならアカデミックディベートはおススメ
- 情報収集と資料作成をする時間がある人
- エネルギーを持てあましている人
- 情報収集と資料作成を楽しめる人
ネックになるのは、情報収集や資料作成かもしれませんが、アカデミックディベートの世界で情報収集や資料作成をしないのはディベートをしていないのと一緒だと、現役時代に後輩のディベーターから散々言われて、本当にその通りだと思いました。
やっぱり、アカデミックディベートで実績がある人は、心底この情報収集と資料作成を楽しんでいますね。
以上、最後までお読み頂きありがとうございました。