こんにちは。
この記事では、ディベート業界にあるある!ディベートができないディベート講師達についてお話をします。
てか、日本のディベート界隈には、選手としてディベートができないディベート講師の方が本当に多いです。ディベート界隈に身を置いていたころは、そこまで気にしませんでしたが、いざ外からディベート業界を見るとびっくりぽんです。
ディベートができるふりをして、
偉そうにディベートのうんちくを語るけれど、
絶対に試合はしない。
てか、
できない
別にディベートができなくてもいいんです。特別高いスキルは求めていません。問題なのは絶対にディベートの試合をしようとしないこと。
それでいて、上から偉そうにディベートのうんちくを語っている人たち。
「思考のパラダイムシフト~~」
「ロジカルなコミュニケーション~」
みたいな・・・ドラえもんかお前は?と叫びたくなります。
いや、四次元ポケットのないドラえもんのようなもの。
つまり、、、おっと。
そんな人たちを、「教授ディベーター」と呼んでいます。
今回は、そんな教授ディベーターについてのお話です。
ディベートできないディベーターさんイラっとしないでね。(笑)
ま、ディベート業界も色々ですからね。
はじめに
1.ディベート講師=ミスターサタン
ミスターサタンはご存知ですね。(笑)
派手なアピールと自信満々な態度と逃げ上手なところがまさにミスターサタン。
学生時代に、ディベートの試合が終わった後に、ディベート仲間で飲みに行ったときに、よくこんな話をしていました。
- 「●●大学の●●先生ってアメリカで本場のディベートを学んだ!とか言っているけれど、言っているだけだよね笑」
- 「アメリカに遊びに行っただけじゃないの?ほら、3日の短期留学で、ディベート部に顔を出しただけとか・・・」
いかに自分をすごく見せるか?はディベート講師の技量によるところですが、絶対にばれているって・・・と思ってしまうのは私だけでしょうか?
2.ディベーターのタイプを4つに分けてみた
はい、お得意のマトリックスを作ってみました。
- 知識量:どれだけディベートについて知っているか?
- 実践力:どれだけディベートができるか?
4タイプのディベーター
- 1.駆け出しディベーター-ディベートをはじめたばかりの状態。誰もが駆け出しからスタートする
- 2.先輩ディベーター-新人の方(駆け出しディベーター)と一緒にチームを組んで教えられる人
- 3.はぐれディベーター-ディベートの知識があって実践できる人。どの団体でもディベートの試合ができる
- 4.教授ディベーター-ディベートの知識はあるが、実践ができない。元ディベーターに多い
右下の教授ディベーターは、ディベートの知識量こそあるのですが、実践量が圧倒的に少ないです。
元ディベート経験者に多いです。
もちろん、昔は同じ現役プレーヤーとして、ディベートができていたのかもしれません。しかし、ディベートはやらないと訛ります。
ディベートをしなくなって感覚がドンドンと鈍ってしまい、人には教えているのにも関わらず、教えていることが自分では実践できなくなっている状態です。
そして、そんな自分の「恥」の部分を隠すために、自分を大物に見せてできる振りをしている。
こんな言葉をよく使います。
- これこそディベートの神髄
- ディベートの真骨頂
- ディベートの深いところ
なんか崇高な言葉を使うのですが、現役のディベーターからすれば本当に薄っぺらいです。
いってみれば、「老がい」です。
でも、本人たちは気づいているようで気づいていません。
「私は、ディベート教える専門だから。
ディベートをするのは他の人に任せているんだ」
が決めセリフです。
野球じゃないっつーの!!!
スポーツの場合は、体力的な限界があるから仕方ないとして、
ディベートはいくつになってもできますよね。
3.教授ディベーターの末路
と、バレて廃業に・・・2014年ごろに、苫●地さんのお弟子さんたちが開催していたディベートクラブがありました。
気づけばなくなっていました。
人を説得するスキルを教えておきながら、誰も説得できなかったんだね!と業界では笑いものでした。
集客に失敗したのもありますが、講師自身がディベートができず、
ディベートができないのにディベートの試合を見せねばならず、
「誰が実際にディベートをやるか」で、メンバー同士で役割を擦り付け合い、
みんなが離れて行って、次第に活動をしなくなり、気づけば廃業したのでしょう。
町のラーメン屋の主人がラーメンを作れないようなものです。
ディベートの講師の場合、ディベートができなくても生徒に立ちに対してできる振りをしておけば何とか騙せるのですが、結局、生徒さんたちにしっかりとディベートを教えることができないんですよね。一昔前にネットビジネス業界にあった、稼いだことがない人が稼げているフリをして「私はこの教材で稼げるようになりました!」とうそをついて情報商材を販売しているのと同じレベルです。
ディベートの未来を語る前に自分の未来を語ったら?と思ってしまうわけです。
必ず2人以上ディベートができる人がいる
もしくは、講師自身がひとりディベートができること
これが必須条件になります。
教授ディベーターは、この2つができる、自分の代わりにディベートをやってくれる人を探しているわけです。
学生くらいしか見つからないんですよね(笑)
頑張れ!教授ディベーター!
さて、僕は地味にひとりディベート動画を作りますわ。
脱教授ディベーター
色々と厳しいことを言いまくって申し訳ございません。
最後に優しい言葉をかけるなら、別にディベートがそんなに上手である必要はありません。
2016年に即興ディベートワークショップを始めたころ、正直、私もお客様の前でディベートができるのか?不安でした。久々のディベートだったので試合感は完全に忘れていました。しかし、お客様はお金と時間を使ってきてくれたのだから、どんな形であれその期待には応えるべきだと自分に言い聞かせました。
当時の私が自分に言い聞かせてきた言葉です。
- モデルである必要はない!サンプルであれ!
- お手本にならなくていいから、見本であれ!
この言葉を自分に言い聞かせたからこそ、人にディベートを教えるほどディベートができていない状態から再び場数を踏んで、今ではその場でお客様のリクエストに応えながらスピーチを即興で体現できるようにもなりました。
ディベートなんて誰でもやればできるんです。
もしも、あなたが教授ディベーターなら生徒さんにはそう教えているはずです。
是非とも自分で教えていることはご自分で体現してください。
これができなければ、根拠のない主張を唱えているだけになりますからね。
存在自体に説得力がないんです。
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もちろん、私もやります。
教授ディベーター様へ
とりあえず、生徒さんを騙さないでくださいね。