ディベートのルール4.論証責任-議論を提出したら、最後まで立証/反証する

投稿日:2016年9月3日 更新日:


ディベートのルール・禁止行為

ディベートのルールについてです。ディベートの試合では肯定側と否定側が限りなくフェアに戦えるように、また口論や口げんかならないように様々なルールが用意されています。今回は、このルールの中で絶対に外せない立証責任について説明をしていきます。

はじめに

1.論証責任とは?

ディベートの試合では主張そのもの正しさではなく、根拠や論拠の説得力の差を競います。どのようなロジックで主張を組み立てたか?がディベートの試合では非常に大事になります。このような責任が課せられることを論証責任と言います。

1-1 主張を最後まで立証する

例えば、『タバコは人体に有害である』と主張したければ、理由を提示しましょう。

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小学生の頃から英語の勉強をすれば、大人になったらネイティブレベルで英語が話せるようになる!と主張したいのであれば、やっぱり理由が必要です。「従業員のモチベーションがあがれば、会社の業績が向上する」と主張したければ、その理由を示しましょう。

立証しない限りは、その議論は評価されません。ただのスローガンとなってしまい、言っていないのと同じなのです。

 

1-2 反論するときも立証する

「普通に考えてそんなことはあり得ない」
「考え方が現実離れしすぎている」
「この議論は説得力が弱い」

このような反論を第一反駁で唱える選手がいますが、「なぜ普通に考えてあり得ないのか?」「現実離れしているのか?」「説得力が弱いのか?」・・・全て立証して下さい。もしくは、相手の立証のどの部分が弱いのかをしっかりと説明して下さい。

ディベートにおける反論とは、相手の立証を崩すことであり、相手の異見そのものに攻撃をすることではありません。この説明を次でします。

 

2.反論=反証をすること

ディベートにおける反論とは、相手の意見そのものに反論をすることではなく、相手の異見の中身について立証が弱いところを指摘するのが基本動作です。相手の意見そのものに攻撃をしたら、それは口けんかと同じなのです。いくつか例を説明しますね。

2-1 主張に対して「理由」があるか?

ここでいう理由とは論拠や根拠のことです。例えば、「世の中お金だよね」と相手が主張してきたとします。この場合、なぜ世の中お金なのか理由が示されていなければ、その主張は成立しません。

人によっては、「低所得者はお金を稼ぐために努力をするべき!なぜなら、世の中お金だから」と立証してくる人もいます。主張に対する根拠が別の主張になっているケースです。迷わず、「なんで世の中お金なのですか?」と質問をして下さい。もしくは、「世の中お金と主張していますが、理由が示されていません。」と反論して下さい。

このように相手が主張してきたことに対して反論をするのがディベートの反論では基本になります。

 

2-2 「根拠」か「論拠」を攻撃する

ディベートでは相手の議論の「根拠」か「論拠」に対して反論をするようにして下さい。主張には絶対に反論をしないでください。

先ほどの、「世の中お金だよね」についてみていきましょう。「世の中お金だよね」と主張してきた人が、根拠としてお金持ちの方が貧乏な人よりも幸福度が高いというデータをもってきたか、そのような事例を説明したとします。

この場合、反論するべき対象は、そのデータや説明が事実かどうか?もしくは、そのデータや説明がどれくらい主張を支えているのか?「世の中お金だよね」と断定できるに値する十分な情報なのかをチェックして下さい。

その上で、どこの立証が弱いのか?どの部分が間違っているのか?を口頭で立証して下さい。

このような思考をもって議論に取り組むことで、はじめて建設的な議論ができるようになります。

2-3 まとめ:立証と反証について

  • 主張をしたら必ず理由を示して立証する
  • 主張に対して反論は一切してはいけない
  • 反論をするときは、相手の立証を崩す

この3つを抑えて下さい。ジャッジがチェックをしているのは、お互いの立証と反証をぶつけて、立論で主張したことが最後の第二反駁でどれくらい生き残っているかです。

主張は少なくても構いません。その代わり主張したことを最後まで守って試合の判断材料に反映させる気持ちで取り組んで下さい。

 

3.ディベートのルール一覧

ディベートのルールについては以下の記事に全てまとめました。即興ディベートワークショップでは、全て以下のルールに従ってディベートをしています。

9つもルールがあって難しく感じるかもしれませんが、頭で理解するよりは実際にやってみると、「なんだ当たり前じゃん」と男思えるようなルールばかりなので、あまり身がまえないでくださいね。

お勧めなのは、頭で強引に理解章とせずに、実際にやってみることですかね。

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