「論理的」「ロジカル」という言葉が嫌いなディベート講師ですが何か?

2018年10月21日

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これ、先日の即興ディベートワークショップにヘルプで参加をしてくれたO氏から「木村ラップは『論理的』って言葉をあまり好まないので・・・」とみんなの前で言われました。

オイ!おっさん!
ありがとうございます!

木村ラップ=私のあだ名

ラップの天才みたいです。

ディベートはロジック!恋愛はマジック!
Do you remenber? 今はOctober!俺の恋は?ン何知らんわ!

 

即興ディベートもラップも言葉を操る技術。
これくらいできて当然と言っちゃ当然。

さて、本題!

はい、私、木村、論理的やロジカル!といった言葉が嫌いみたいです。

実際に、過去の記事から「論理的」「ロジカル」という言葉をドンドンと言い換えている状態です。

終わるのは来世になるかもしれません。

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もくじ

 

「論理的」&「ロジカル」という言葉を使わない3つの理由

実際にこちらの案内文では、「論理的」という言葉はひとことも使っていません。

即興ディベートワークショップの案内文

論理「的」やロジ「カル」という言葉は使っていません。
・論理とロジックは使っています。

その理由は3つ!
※ディベート関係者様へ。かなり気分を悪くすると思うので、読まないほうが良いですよ。

1.自分を論理的だとアピールしたくない

他のディベート講師の案内文を見ると「論理的」「ロジカル」という言葉が太陽されています。

この中には、「ディベートをしている俺は論理的だ」という意味を含んでいるわけです。

しかし、その文章の中身を見ると、「ディベートをすれば論理的思考力が身に尽きます」の一点張り。
その説明に根拠や裏付けは全くされていないケースの方が多いです。

そして、自分も、このブログを書いているときに、全て論理的に書いているわけではありません。(感情むき出しの記事のほうが多いかも・・・)

にも関わらず、ディベートで論理的思考力とか、ディベートでロジカルシンキングとか、と連発しまくっていると裸の王様になってしまいます。

2.「論理的」「ロジカル」を判断するのはお客様

私が、論理的かどうかを判断するのは、自分の書いた文章を読んでくれたお客様に委ねています。即興ディベートワークショップで即興ディベートを体験すれば、論理的思考力やロジカルシンキングが身につくのかを判断するのもお客様です。

「論理的」「ロジカルシンキング」という言葉を多用しなくても、

  • 自分がどんなことができて
  • 結果、どんな価値を提供できるか?
  • それは本当なのか?

をきちんと示せばよいわけです。

そして、嬉しいのか悲しいのか、「ディベートを学んで論理的思考力を身につけたい」という参加動機を頂くことが2回に1回以上(笑)

だから・・・・

『論理的思考力』って言葉は使ってなーい

悲しくて泣きたくて叫びたくなりますが、申し込んでくれたあなたには感謝です。

愛しさ切なさ心強さしかありません。

お申込みを頂けないときは、ひもじさ貧しさ心細さですから。

もちろんだましているわけではありません。

「論理的思考力」とか「ロジカルシンキング」という言葉を使わずとも、あなたが普段の生活でなんとなーく使っている「論理的思考力」や「ロジカルシンキング」の言葉の中身を案内文全体で説明できているからなのです。

※マウントをとるような発言なら申し訳ないっす。

3.「論理的」「ロジカル」の定義って何?

これがいちばん重要ですね。

「論理的思考力」や「ロジカルシンキング」という言葉を使う以前に、伝え手がその言葉の意味を深く問いかけて、自分の言葉で説明する必要があります。

ちょっと笑えたお話をしますね。(当時はイラついていた)

あるディベート講師に質問をしたときの答え

あのー、先生・・・さっきからロジカルや論理的という言葉を多用していますけれど、論理的思考力やロジカルシンキングはどういう状態なのでしょうか?

と質問をしたんですね。

すると、、、

それは、論理やロジックで物事を考える力ですよ。(ドヤ!)

その先生は、「(こいつ、ディベートを教えているのに、論理的思考力の意味も解らないのか?)」と思われたでしょうね。

いや、わかっていないのはアンタだから

「論理的思考力は論理で物事を考える力ですよ」は、カレーライスの存在を知らない人から「カレーライスって何ですか?」と質問されて「カレーをライスに欠けた食べ物だよ」と説明しているのと同じレベルです。(いや、「食べ物」という説明ができただけで、そのディベート講師よりは優秀かも)

まさに、反復論理(トートロジー)になっていますね。

いずれにせよ、出直してこい。
なぜなら、出直すべきだから。

実は本人たちもわかっていない・・・

ディベート講師に限らずですけれど、論理的思考力やロジカルシンキングという言葉を多用する人はたくさんいます。

一方で、それらの言葉の意味を説明できる人はごくわずかです。

横文字や難しい言葉をたくさん出してマウントをとる手法なのはわかるのですが、その言葉の意味について質問されて、答えられなかったら、マウントする台から転げ落ちますよ。いわゆる、死亡フラグが立っている状態です。エンターテイナーに転職するとよいかも。

では、あなたはどのように「ロジカル」「論理的」を説明しているの?

「根拠」、「主張」、「論拠」の順番で考えられる・話せる状態
プラスアルファで裏付け、反証、強度の6つで分析できる状態

6つの言葉の意味については、トゥールミンロジックの記事で解説をしています。

リンクは今度はります。Google先生から検索をしてくれると嬉しいです。

ディベート実践編!トゥールミンモデル(ロジック)-6つの論理

トゥールミンモデルという言葉で検索をして頂きありがとうございます。結構、通の人かと。(笑) 苫米地英人さんの著書:「ディベートで超論理的思考を手に入れる」を読んだときに、「トゥールミンロジック」を知り ...

続きを見る

即興ディベートワークショップでは、トゥールミンの論証モデルをたたき台に「マクロな論理」「ミクロな論理」の2つを教えています。

 

 

これをひとことで「ディベートで身につく論理的思考力」と説明することはできますよ。

しかし、それを「論理的思考力」の一言でかたずけてしまうと、本来伝わるものも伝わらなくなってしまうのです。

さて、これまで「ディベート」の世界における論理について説明をしてきました。

では、他の世界ではどうなのでしょうか?

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「論理的」「ロジカル」の意味は多種多様

  • コンサルの世界における論理的
  • システムデザインにおける論理的
  • 経済学や統計学における論理的
  • ウェブデザインにおける論理的
  • 哲学や宗教学の思想における論理的

同じ言葉を使っても、その言葉の中身や意味は多種多様です。

そのため、「論理的思考力」や「ロジカルシンキング」という言葉をむやみに使うと、その言葉の意味を誤認させるリスクがあるのです。

例えば、某有名外資コンサル会社の真金税出身のコンサルタントたちにとって、MECEやピラミッドストラクチャー、そこから派生する多種多様なフレームワークがロジカルシンキングになります。そして、これらのフレームワークを実践に落とし込み、顧客の課題を解決したときに「ロジカルだね」とクライアントから評価されます。

ディベートのトゥールミンモデルを使っても、「お前、ケンカ売ってるの?」とおしかりを受けるでしょう。(試したことがないからわかりませんが・・・・)

【答え】同じ言葉を使っているのにも関わらず解釈や定義の仕方がバラバラになる
    その結果、お客様に誤解を与えてしまう

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まとめ:「論理的」「ロジカル」という言葉を使う必要はない

以上が、私が「論理的思考力」や「ロジカルシンキング」という言葉をディベートを説明するときに使わない理由です。

因みに、エニアグラムのワークショップやWeb制作のときは、この「ロジカルシンキング」や「論理的思考力」という言葉を使っています。(最近はそうでもないですが・・・)

もちろん、その言葉の意味を問われたら即答できますよ。

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著者情報

ディベート講師・ブロガー→ウェブデザイナー・ワークショップ講師。元・ただの「ディベート好き」。2015年に作ったWordPressサイト「インプロ部」がヒットして、ディベート講師になる。その後、WordPressでホームページをたくさん作り、ウェブデザイナーになる。ウェブ制作会社・デジタルマーケティング会社を渡り歩き、複数社で経験を積み、現在はフリーランスのウェブデザイナーとして活動中。専門家・専門職・専門事業者様向けのWordPressページを制作中。本ページのデザインが「アレ」なので、2020年に「木村専門研究所」を立ち上げる

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