ディベートの試合をするなら、絶対に覚えておいた方がよい反論の手順についてまとめます。
こちらの記事では、プレゼンテーションには【型】があるように、立論には【型】があるとお伝えしましたね。反論にも【型】があります。第一反駁から第二反駁では絶対に使う【型】なので、覚えておいて損はないですよ。
それでは、反論×反駁の4つの型についてお仕えします。
はじめに
1、反論・反駁の型
さて、ここからはディベートにおける反論・反駁の手順について解説をしていきます。
1-1 指定-サインポスティング
いきなり反論をするのではなく、まずは相手の議論のどの部分に対して反論をするのかを指定します。
例
- 内因性のBに3点反論します。
- 「●●は××である」と言っていましたが、2点反論します。
慣れていないと忘れてしまいますが、本当に重要です。理由は2つですね。
- みんながあなたの反論をフローシートに書いている
- ディベートの試合ではたくさんの議論が登場する
つまり、いきなり反論の中身から言われると、どの部分に対しての反論かわからずジャッジが書き逃してしまうかもしれません。
これは、会議で「何か質問はありますか?」と尋ねられて質問をするときと同じですね。
いきなり本題について質問しても、質問を受けた側はどこに対して質問をされたのかが解りません。なので、手元の資料をもとに「この部分について質問があります」と事前に伝えてから質問をします。
これをディベートの試合では「サインポスティング」と言います。
続いて、「反論」に入ります。
1-2 反論-大切なのは「根拠」や「論拠」
ディベートの試合は相手の主張に対して反論をしません。必ず、主張を支えている根拠や論拠に対して反論をします。。
文章だけだとイメージができないと思うので、下図を参照下さい。主張サイドと反論サイドに分けてみました。
もしも30秒で反論のスクリプトを作るのであれば、
- 主張(反論)は、最初の3秒ぐらいサクッと
- 残りの27秒は主張(反論)を裏付ける根拠を固める
「間違っています」「事実ではありません」「論理的ではありません」と叫ぶのではなく、なぜそうだと言えるのか?」・・・ジャッジが知りたいのは、いつもこのポイントです。
1-3 反証-反論の理由
ただ、「間違っています。」「一概には言えません」「そんな論理は普通に考えておかしいです」というのはではなく、なぜ間違っているのかを理由を示してキチンと伝えましょう。
主張も反論も基本は三角ロジックにそって行います。
1-4 結論-自らの反論をまとめる
これはしてもらえると嬉しいです。高度なテクニックですが、反論をしたら必ずお互いの議論を見比べてどのように判断をするべきなのかをジャッジに伝えてくれるとジャッジはおお助かりです。