世界中のウェブサイトの数と日本の割合-91年~現在に至るまで

2017年10月19日

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http://www.internetlivestats.com/total-number-of-websites/

WorldWideWebだけにwwwですね。(笑)

WWWさん調べによる、世界中のウェブサイトの総件数は、10億を達したとのことです。

しかも、2011年から2012年の間がハンパない。

ちょっとビビりました。

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目次

1.わずか25年で10億に達したウェブサイトの数

WWWさんによると、、、、

There are over 1 billion websites on the world wide web today. This milestone was first reached in September of 2014, as confirmed by NetCraft in its October 2014 Web Server Survey and first estimated and announced by Internet Live Stats (see the tweet from the inventor of the World Wide Web, Tim Berners-Lee). The number had subsequently declined, reverting back to a level below 1 billion (due to the monthly fluctuations in the count of inactive websites) before reaching again and stabilizing above the 1 billion mark starting in March of 2016. From 1 website in 1991 to 1 billion in 2014, the chart and table below show the total number of websites by year throughout history:

http://www.internetlivestats.com

何やら笑いがとまらないみたいですね。

いきなり英語で申し訳ございません。

回りくどい表現のオンパレードだったので、簡単に意訳してみました。

今日(2015年頃)、世界中に10億を超えるウェブサイトがあるぜ!
このマイルストーンは、2014年10月にNetCraftによって行われたWeb Server Surveyで確認済みぜよ。
最初にInternet Live Stats(World Wide Webのティムバーナーリー氏のツイートを参照)の発表によると、2014年の9月に初めて10億に達したんやで。
その数はその後にストンと落ち、2016年3月から10億にカムバック。再び安定するまでに10億を下回る水準に・・・(非稼働なウェブサイトの月毎の変動が悪い)
最初のウェブサイトが1991年にできてから2014年には、以下のチャートと表に、年間のウェブサイト全体の数をまとめたずら。

それがさっきのチャートです。

http://www.internetlivestats.com

WWWさん、、、設立25周年記念おめでとうございます・・・

と言いたいところですけれど、この記事を書いている最中にどんだけ件数を増やしているんですか?

2017年から、ウェブサイトの数がどれくらい増えるのかは解りませんが、恐らく減ることは考えにくいですね。ウェブサイトの数は年々増え続けていくと思います。

注:ウェブサイトとは、ホームページ単体を指しています。ブログの記事(PostやPageと呼ばれるもの)は、そのウェブサイトの一部です。ウェブページやブログの記事だったら、この100倍くらいは増えているかもしれませんね。

【追記】Googleが発見したWebページの数は1兆超え

2008年7月25日の時点でGoogleのクローラーが認識したWebサイトの数は1兆を超えている!という報告があります。

When our systems that process links on the web to find new content hit a milestone: 1 trillion (as in 1,000,000,000,000) unique URLs on the web at once!

https://googleblog.blogspot.com/2008/07/we-knew-web-was-big.html

 

2008年から2017年の10年でWebサイトの数が10倍にまで増加

引き続き引用

 

20171,766,926,40869%
2008172,338,72641%1,571,601,6309.1Dropbox

http://www.internetlivestats.com/total-number-of-websites/

WebサイトとWebページの比率が同じように推移すると仮定して、この10年間でWebページは10兆を超えたと考えることができます。2019年にかけてWebサイトの数こそ少し減りましたが、Webページそのものは増えていくと考えることができますね。

まるで日本の借金並みに膨れ上がっていますね。(笑)

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2.ところで、日本語のホームペーはどれくらいあるの?

気になるところですよね?

【国内 WEBサイト 総数】で調べて見たら、ピンポイントな記事が少ないので、Wikipediaさん(海外版)にお邪魔して、日本語のホームページの割合を導き出しました。

RankLanguagePercentage
1English51.60%
2Russian6.60%
3Japanese5.60%
4German5.60%
5Spanish5.10%
6French4.10%
7Portuguese2.60%
8Italian2.30%
9Chinese2.00%
10Polish1.70%
11Turkish1.60%
12Persian1.50%
13Dutch, Flemish1.40%
14Korean0.90%
15Czech0.90%
16Arabic0.80%
17Vietnamese0.60%
18Indonesian0.50%
19Greek0.50%
20Swedish0.50%
21Romanian0.50%
22Hungarian0.40%
23Danish0.30%
24Thai0.30%
25Slovak0.30%
26Finnish0.30%
27Bulgarian0.20%
28Hebrew0.20%
29Lithuanian0.10%
30Norwegian0.10%
31Ukrainian0.10%
32Croatian0.10%
33Norwegian Bokmål0.10%
34Serbian0.10%
35Catalan, Valencian0.10%
36Slovenian0.10%
37Latvian0.10%
38Estonian0.10%
39Tamil0.10%

計算方法:世界のウェブサイトの総数×日本のホームページのパーセンテージ/100

現時点のWWWさんのページによると、世界のウェブサイトの数が12.7億ですから、その5.6%だと7100万のウェブサイトが国内に存在してると推定できますね。

2018年時点で世界中にあるウェブサイトの数が【1,630,322,579】なので、これに日本の割合である5.6をかけると、約9100万のウェブサイトがあると考えられます。そして、これはあくまでウェブサイトの数です。

ひとつのウェブサイトに10~100ページのコンテンツがあると仮定すると、日本だけでもWebページの数は、10億を超えていることが予測できます。FacebookやTwitterの個人アカウントが含まれているのかについては引き続き調べ中です。

いずれにせよ、私たちの想像をはるかに超えるほどのWebサイトやWebページがインターネット上に存在しているのです。

私も、合計で500ページくらいはインターネット上に掲載していますが、全体でみれば0.00005%の割合ですね。分子だけ言うとたくさんあるように見えますが、分母を見ると本当に悲しくなる・・・。

さて、この現象をホームページ制作者&運営者としてどのように考えるか?

3.ピンチでもありチャンスでもある

3-1 ピンチである理由

ホームページを持っていれば、勝手にお客様が訪問してくれて、お問合せがくるだろう!と楽観的に考えている方にとってはピンチかもしれません。また、そのような売り文句でお客様にホームページを販売している業者様にも同じことが言えます。お店を構えていても、それだけではお客様が勝手に来ないように、ホームページを持っていてもお問い合わせはまずきません。これは幻想です。

3-2 チャンスと言える理由

一方で、ホームページを戦略的に活用できる人にとってはチャンスです。戦略的とは何か?事前にお客様が求めている情報を知っておき、お客様のニーズにマッチしたWebコンテンツを提供できるWeb制作者です。今後もWebページは増えていきますが、お客様から支持されるWebページが増えていくかはまた別の問題。

3-3 お客様から支持されるページは作れるのか?

はい!ホームページが増えていくこの時代だからできるのです。逆に、ホームページが少なかった一昔前の時代ではできませんでした。優れたWebページがWeb上にたくさんあるので、ひとつひとつのページを分析して、強みや弱みを把握して、模倣と改良を繰り返していくだけなのです。

デザインセンスやWeb・ITスキルは、後にして、まずはユーザーを満足させるために優れたコンテンツを作り上げること。これに尽きます。

3-4 それは大変ではないか?

ええ。簡単ではありません。ハッキリ言って大変ですよ。但し、それは相対的な問題です。個人事業主・フリーランスといった社会的な肩書のない人にとっては、コンテンツだけで勝負ができるのはやっぱりホームページしかないわけです。この点ではチャンスでしかないわけですね。

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4.さて、どうする?

この記事があなたにとってどのような影響を与えるかは解りませんが、この記事に辿り着いた時点で、あなたはウェブサイトを制作する側の方だと思います。

現役のウェブデザイナーさんかもしれませんし、個人事業主さんでホームページを作りたい方かもしれません。

もしくは、既にホームページをお持ちで、ガンガンと運用しているかもしれません。

ウェブサイトはドンドンと増殖していくと仮定して下さい。

この事実を踏まえて、お持ちのウェブサイトとどのように向き合っていくか?

今一度原点に立ち戻るキッカケになって頂ければと思います。

 

~最後に~

脅すような内容だったら、申し訳ございません。

最近、ホームページを立ち上げたい!と相談してくる方が増えてきました。

ホームページを立ち上げれば、みんなから訪問してもらえて、集客に役に立つとお考えなのかもしれませんが、ホームページ一つで大量にアクセスが集まる時代は10年以上前に幕を閉じました。

ホームページを戦略的に運用するという視点が不可欠ですよ。

検索エンジン対策やソーシャルメディアの活用とか小手先のテクニックではなく、もっと本質的なことですね。

これは次回またお話します。

それでは。

 

 

 

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運営者情報

フリーランスのウェブデザイナー。元ディベート好き。30代でニートになる。2015年に本サイト:インプロ部がヒットして、副業ディベート講師として活動。 ホームページをゼロから収益化した実績が認めれ、35歳からウェブデザイナーになる。ウェブ制作会社・デジタルマーケティング会社を渡り歩き、複数社で経験を積み、現在はフリーランスのウェブデザイナーとして活動中。セミナーやオンライン相談の実践者として、現在は個人事業主の方向けにディベートやWordPress制作×集客を教えている。事業者の専門性をカタチにしたいと考えて、屋号は木村専門研究所に変更

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