エニアグラム小ネタ-3つの本能:自己保存、セクシャル、ソーシャル

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最近、ツイッターでエニアグラム系の情報配信をしていたら、やたらと「自己保存」「セクシャル」「ソーシャル」という言葉を目するこの頃です。日本一のエニアグラマーを目指すものとして、凄く気になりました。

そんなわけで、アメリカエニアグラム協会のページにお邪魔して、自己保存、セクシャル、ソーシャルについて調べてみました。

強引に翻訳をしているため、つたない訳かもしれませんが、時間を見つけては改訳をしていきます。今は、ご容赦ください。

即興ディベートワークショップ2019

目次

1.エニアグラム→ウィング→そして…

  • 第1-普通のエニアグラム
  • 第2-エニアグラム+ウィング

日本のエニアグラムだと、性格を9つに分けるだけで終わっていますね。東京エニアグラムワークショップを開催してから、エニアグラムの講師に会う機会がましたが、案外とウィングまで語れる人はそう多くありませんからね。

対して、米国のエニアグラム協会は、ちょっとその先を言っていますね。米国のエニアグラムというか、リソ式のエニアグラムなんですけれどね。

そのひとつが、エニアグラムのサブタイプと勘違いされがちの3つの本能-自己保存、セクシャル、ソーシャル-の分類です。

即興ディベートワークショップ2019

2.3つの本能について

とりあえず、意訳します。

The three Instincts (often erroneously called “the subtypes”) are a third set of distinctions that are extremely important for understanding personality. A major aspect of human nature lies in our instinctual “hard wiring” as biological beings.

【訳】今回紹介する3つの本能(よく「サブタイプ」と誤認される)は、私たちの性格を理解するために非常に重要な第3の分類パターンになります。

人間の本質を突き詰めると生物的な存在であり、生物が本来もっている本能的な「切っても切り離せない」側面を無視することはできません。

enneagraminstitute.com/

これまでのエニアグラムは、私たちが「人間」として解説されてきましたね。

大前提:人間は性格を持つ+小前提:性格は9つである=結論:私たちは9つの性格の(いずれか)を持つ

というのが従来のエニアグラムの論理ですが、今回のエニアグラムは、以下の方適式です。

大前提:人間は動物である+小前提:動物は本能を持つ=人間は本能を持つ、でしょうか?(ちょっと怪しい)

さて、続きの訳に入ります。

We each are endowed with specific instinctual intelligences that are necessary for our survival as individuals and as a species.

ひとりの人間として・種として、私たちには生き残るために必要な「本能的知性」というものが与えられているのです。

https://www.enneagraminstitute.com/

キーワードは、specific instinctual intelligencesですかね。「本能的知性」と訳しました。

本来、英語の文法上、複数形にはならないintelligenceですが、あえて複数形にしたのは、エニアグラム協会(リソ)が定義している本当的知性が3つ存在するからなのでしょう。

人間は、本能的な動物だとか社会的な動物だとか議論をする人がいますが、エニアグラムの文脈で解説するなら、そういった本能すらカテゴリーができる、ということなんですね。

2.その3つの「本能的知性」とは・・・?

人が人として生きていくための必要な知性のことですね。

  • 自己保存-生命および肉体の機能を維持するための本能
  • セクシャル-環境と世代を通して自分自身を広げるためのもの
  • ソーシャル-他者とつながり、安全な社会形成している状態

外敵や変化から身を守るための自己保存欲求と、特定の人と距離を深めて…子孫を残すためのセクシャルな欲求、社会的なジャングルで自分のポジションを獲得・維持するための3つの欲求を私たちは持っているという考えです。

感覚的にはものすごく納得です。

優位と盲点

自己保存、セクシャル、ソーシャル

第1の本能-優位

私たちは、自己保存、セクシャル、ソーシャルの本能を持ちながら、私たちの「関心」及び「行動」に現れるのは、3つのうちの1つです。
あなたは、自己保存、セクシャル、ソーシャルの中のひとつを好み、その本能に従っていることに心地よく感じているため、価値を感じます。この本能を優位と呼びます。(日本語で)

第二の本能-サブ

そして、第一の優位を支えているのが、第二の本能です。「優位」ほどではありませんが、そこに価値を感じているはずです。

第三の本能-盲点

3つの中で最も発達していないのが第三の本能 -盲点-です。本来は価値があるはずなのに、あなたがそこ目を向けないため、盲点となります。

私たちの人格と私たちの価値の本当の盲点です。どの本能がこれらの3つの場所にあるのか

即興ディベートワークショップ2019

本能のピラミッド

優位、サブ、盲点は、ピラミッドのような形になっており、最下層にあたる盲点はほとんど開発されていません。今回お伝えした本能的な働きは、私たちの人格に大きな影響を与えます。

同時に、エニアグラムタイプを知ることにより、あなたがどのような形で3つの本能的なニーズを優先させるかまで解ります。

凄いですね。エニアグラム。

したがって、すべての人間は、これらの本能の3つすべてが働いてこそいますが、エニアグラムでいう私たち性格は、これらの本能のうちの1つないし2つが顕著に出ます。

自己分析をした結果ですが、私はソーシャルが優位で、自己保存は盲点です。いつ過労死してもおかしくない毎日ですからね。

 

 

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運営者情報

フリーランスのウェブデザイナー。元ディベート好き。30代でニートになる。2015年に本サイト:インプロ部がヒットして、副業ディベート講師として活動。 ホームページをゼロから収益化した実績が認めれ、35歳からウェブデザイナーになる。ウェブ制作会社・デジタルマーケティング会社を渡り歩き、複数社で経験を積み、現在はフリーランスのウェブデザイナーとして活動中。セミナーやオンライン相談の実践者として、現在は個人事業主の方向けにディベートやWordPress制作×集客を教えている。事業者の専門性をカタチにしたいと考えて、屋号は木村専門研究所に変更

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