どうも!
ディベートは役に立つの?目的と教育効果4+6点 の続きです。
先日、文部科学省のホームページに訪問したら、面白い記事が・・・。
次世代の教育:思考力+判断力+表現力
新しい学習指導要領の「学習活動の示し方や「アクティブ・ラーニング」の意義等」の項目で、「思考力」「判断力」「表現力」の3つが取り上げられていました。
2.新しい学習指導要領等が目指す姿:文部科学省 の記事の内容をそのまんま引用します。
引用開始
次期改訂の視点は、子供たちが「何を知っているか」だけではなく、「知っていることを使ってどのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか」ということであり、知識・技能、思考力・判断力・表現力等、学びに向かう力や人間性など情意・態度等に関わるものの全てを、いかに総合的に育んでいくかということである。
引用終了(笑)
興味深かったのは最後の続きり。
いかに総合的に育んでいくかということである。
・・・答えがないんだ・・・
この時点では、文部科学省は、これからの世代の人たちを育てるために教育改革が必要だといいたいのですね。そして、その目的が、思考力・判断力・表現力を育むこと。
ディベートで全部解決する
ディベートとは?賛否両論のお題を用意して、肯定側と否定側に分かれて議論をすることなのですが、これをゲームとして行っています。
発言・意見のすばらしさそのものを競うのではなく、その意見を作り上げるための過程に焦点を置いています。
なぜ私たちはディベートをしているか・・・それは、ストレス解消・・・じゃなかった。
実社会で役に立つスキルが身につくから
言いたいことが言えないこんな世の中に対してのストレス解消でもなく、ディベートそのものが楽しいからでもなく、仕事をしていくうえで必須ともいえるスキルを身につくことができるからです。
繰り返し恐縮ですが、ディベートは役に立つの?目的と教育効果4+6点 の記事でディベートでは、この4つの力を総合的に伸ばしていくとお伝えしましたね。
ディベートは、あるお題を用意して、肯定側の選手と否定側の選手が交互に言葉のキャッチボールをするように議論をしていきます。そして大事なのは、相手の主張をいったん聴いて、そして自分なりに考えて、考えた内容をまとめて、まとめたことを聴き手にわかりやすく伝えていきます。
聴く・考える・まとめる・伝えるを
ディベートの試合を通じて、相手の議論に対して反論をするためには、必ずこの「思考力」「判断力」「表現力」が求められます。
ディベートの試合で勝つ方法
- 思考力:相手よりも深く論点を掘り下げていく。多面的に物事を考察をする
- 判断力:限られた時間を有効に使う。最も効果的な議論を取捨選択する
- 表現力:聞き手(ジャッジ・聴衆)から理解・納得を得られるような話し方を実践する
はい、ディベートの活動風景
ディベートの試合活動の風景です。
ディベートの試合では、お互いのスピーチの説得力(論理と表現力)を競うため、必然的に相手が論じてきたことを理解して、その内容を掘り下げて考えて、相手の議論に対して反論をしていかなければなりません。ボーっと考えていたら負けます。だから、みんな必死。
最近は、のほほんとしているときもありますが・・・
あと、写真からもわかるように、みんな大きな紙に何か紙に書いていますよね?
これふろーしーとというものです。
と、こんな感じで、たくさん考えて、たくさん書いて、たくさん話しています。
思考・判断・表現脳はフル回転
ディベート=考えて話すイメージが強いですが、考えているだけだと試合では勝てません。素早く判断をすることが非常に大切です。
反論をする時でも、5つぐらいのパターンを考えて、いちばん強力なものを打ちます。この判断を誤ると、試合に負けます。
そんなカードゲームの要素がディベートにはあります。
続きはまた今度書きます。