「(私)は大学に行くべきである」でした。
彼の素性については知りませんが、「大学に行く・行かない」で迷っていたみたいです。
そこで、ひとりディベートを発案してみました。
大学の行くことで、肯定側と否定側に分かれて、
- メリット:学びの幅が広がる
- デメリット:時間が拘束される
を2つの主張を作ってもらって、そのあとに【自分で反論させる】とワークに突入。
そこから、【反論したこと】にまた【反論をさせる】という反駁ワークに突入。
結果、こうなりました。
これを繰り返していくと、思考がドンドンとブラッシュアップされていって、本人が抱えている問題の本質が何なのかが段々と見えてきます。
今回の取り組み
色々ありますが、いちばん大きかったのは、「学ぶ」の意味ですかね。
こはぐらさんの中で、「学ぶ→自己成長」のつながりはあったのですが、「大学という場でみんなで学ぶ機会」「一人で勉強する時間」の違いがイメージができていなかったようです。
・大学という場はみんなで学べる空間なのか?
・大学という施設が使い物になるのか?
・大学に行くとひとりで勉強する時間は減るのか?
・現状でひとりで学ぶ時間は足りていないのか?
・大学に行くと周囲に染まって堕落するのか?
・そもそも「自己成長」ってなんだ?
・行動レベルだとどういう状態だ?
などと質問を投げかけて、普段考えないことについて徹底的に考えさせました。
最後に残ったメリットとデメリットを整理して、肯定側と否定側の重なる部分を洗い出して、最後に自分でジャッジもしてもらいました。
こはぐらさんの中では肯定側が勝ったようです。
ひとりディベートに正解はない
ディベートがそうですけれど、ひとりディベートに正解は存在しません。
講師である私のスタンスも、自分で決めてください!です。
「え?」って思うかもしれませんが、最後の最後の自分で決断をするところに、ひとりディベートを行う意味があるわけですから。
もちろん、その決断が間違うことがあると思います。そして、一度下した決断に納得いかず迷うこともあるかもしれません。
気にしないで下さい。
何度でもひとりディベートはやれますから。
大事なのは、繰り返し考えて決断をする習慣をつけることです。
そんな決断のトレーニングが学べるのが、今回のひとりディベートでした。