ディベート試合編-フローシートを上手に書くコツ3つ

投稿日:2016年11月26日 更新日:


即興ディベート8月6日

ディベートの試合は、猛スピードで議論の応酬が続きます。そして、後半に進めば進むほど、論点が枝分かれして、議論は複雑になってきます。

初心者・未経験者が必ずつまずくのが、議論の流れについていけなり、どんな議論をしているのかが解らなくなること。

そうならないためにも、ディベートでは議論の流れを最初から最後までメモをすることが求められます。

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そんな議論の流れを記録する紙のことをフローシートと呼びます。

 

はじめに

1.フローシートとは?

フローシート

改めて、フローシートについて解説をします。議論の流れを記録する用紙のことです。肯定側立論、否定側質疑、否定側立論、肯定側質疑、否定側第一反駁、肯定側第一反駁、否定側第二反駁、肯定側第二反駁の流れを全て記録していきます。

 

完璧に書けるようになる必要はありません。自分さえわかればOKです。まずはフローシートを書く練習をしていきましょう。

フローシートの書き方に答えはありません。あくまでフローシートはディベートの試合を記録するためのツールであって、フローシートを書くことそのものが目的ではないからです。

字が汚くても、内容がグチャグチャでも構いません。大事なのは、議論の流れについていけることですから。

※トップのフローシートは、参加者様の一人が書いたものです。あまりにも綺麗すぎて驚きました。凄く参考になりますが、速記に慣れていない人はマネしないでください。

2.フローシートを書くコツ

ソウルナビゲーションの真実

 

先ほど、フローシートの書き方に答えはない、とお伝えしましたが、いくつか上手に書くコツはあります。

5点に分けて紹介します。

その1.色を分けて書く

肯定側の議論と否定側の議論は必ず色を分けて書くようにして下さい。フローシートを書くときは色を分ける

 

<3色ペンがおススメ>

  • 肯定側の議論-赤で書く
  • 否定側の議論-青で書く
  • ジャッジのコメント-黒で書く

これに加えて、私の場合、ジャッジが終わった後に、参加者様から頂いた意見やコメントは緑で書く、などしています。

議論をしている立場によって色は分けるモノだと覚えて下さい。

 

その2.「主張」「根拠」を分けて書く

フローシートの書き方-主張と根拠を分けて書く

理想は相手の議論を全部書くことなのですが、そんなの無理です。

ディベートの試合では、1分間に400文字~500文字の議論がドンドンと飛んできます。

そこでお勧めなのが、主張と根拠を分けて書くようにして下さい。

  • 主張-必ず書く(できれば下線を引く)
  • 根拠-できるだけたくさん書く
  • 論拠-思いついたら書く

ですかね。

いちばんダメなのは、主張だけを書いて、根拠を書かないこと、ですかね。会社の研修でメモのとり方講座を受けたことがある方、上司や先輩からメモのとり方を教わったことがある人に多いミスです。

メモのとり方=フローシートの書き方
は、似ているようで全く違う

メモの場合は、上司やお客さんが何をいったかを抑えておけばOKです。つまり、「要点」ですね。

例えばメモをとるときを想像してみて下さい。

明日なんだけれど、会議室703来季の事業計画についてお客さんと打ち合わせをするかもしれないから、先日まとめた事業企画書人数文印刷しておいて」と上司から指示を受けたとします。メモのレベルであれば、この要点だけを書きとめればよいでしょう。

ところが、ディベートは違います。ディベートの試合では、要点に対して根拠がいっぱい説明されます。例えば、要点が「来季の事業計画」であれば、その事業計画の中身を全部説明するくらいの勢いです。

来季の事業計画では、新製品の改善案を提出することになる。去年のお客様満足度アンケートを見た限りでは、商品が高すぎるのに対して、アフターフォローが十分にされていなかったと不満が頂いた。特に致命的だったのは、商品の使い方について質問をするために、電話をしたのだが、日中の時間帯に電話が中々つながらなかったことだった。で、なぜつながらないのかというと、原因は2つでコールセンターの従業員が少ないこと。

・・・とこの量の説明を30秒くらいでされます。さて、上記の枠線の説明の中で何が主張で何が根拠だったでしょうか?

ディベートのフローシートを書く際に求められるレベルは、どんな議論に対しても必ず根拠と主張を分けることです。

 

 

その3.反論・反駁は矢印を引いて書く

ディベートの試合では反論をしたら線を引く

選手は、必ず「●●の論点に反論します!」「●●といっていましたが」とどこに反論するのか事前に予告します。

必ず矢印か線を引くようにしてください。

これができないと議論がドンドンと枝分かれして、途中でついてこれなくなります。

※反論担当者へ-事前にどの論点に対してどんな反論をするのか宣言してくださいね。

その4 記号にする

全部をきれいな字で書くことは難しいと思うので、記号に置き換えて書く方法もあります。テーマによってもパターンは異なります。

いくつか書いてみました。

内因性 Int 発生過程 li
重要性 Sig 深刻性 Imp
解決性 Sol 固有性 Uni
上昇 UP 下がる DOWN
反論なし Extend、OK 反論された ×、NG、無

これも、自分の中でパターンを覚えれば簡単にできます。自分語を作っても構いません。(笑)

その5.質疑で確認する

ディベートにおける質疑とは、相手の立論を聴いて不明点をつぶすパートと教えていますが、少しレベルを上げるとフローシートの質を上げるためのパートだと思ってください。

言葉の定義やロジックのつながり、メリット・デメリットの3要素がどれかわからなければ、必ず質疑で聴いて、それをフローシートに反映させるようにしてみましょう。

すると、その次の反論が楽になります。

 

3.最後に

書く=考える-腕を組んで聴いていてもアイディアなんて思いつきません!

即興ディベート講座では、動画ディベートを通じてフローシートの書き方は必ず教えてます。もちろん、完璧に書ける必要なんてありません。途中で議論について行けなくなって放棄する人もいます。

それでもあえて言います。

書いてください

聴いているパフォーマンスは不要です。相手のスピーチに驚かなくてもOKです。ひたすらフローシートに目の前の人がしゃべっていることを書くことを徹底してください。議論についていけなくても、書いていれば反論の一つでも思いつきます。そういう意味では、ディベートは運動に近いかもしれません。

 

フローシートはディベートの試合では必ず使います。

フローシートなくしてディベートの試合はできないと思ってもらっても結構です。

もしもあなたがどこかのディベート団体のお勉強会・セミナーに参加をしてフローシートの書き方を教えなければ、その講師は指導者失格です。おそらく、ディベート経験者しか相手にしていない団体です。もしくは、似非団体・・・。

フローシートすら用意していないのなら論外。

それくらいフローシートはディベートの中で大きなウェイトを占めます。

ちなみに、即興ディベートワークショップでは、動画ディベートを通じてフローシートを書く練習をしてから、参加者同士で試合をしてもらっています。

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