さて、お遊びネタです。あなたはMでしょうか?それともSでしょうか?
性的な趣味のネタではありませんよ。性格の話です。
妄想力を膨らませてアナザーワールドにいかないように。OKですか?
さて、もう一度質問をします。あなたはMでしょうか?それともSでしょうか?
「え・・・時と場合によるかな・・・」ってのがよくある答え。
もちろん、それは正解です。完全にドS、新生のドMは少ないでしょう。恐らく性格破たん者かも。
ワークショップやセミナーの中で、参加者とお話をしていると、誰がSで誰がMかが解ってきます。
特に、「ディベート」なんかはその人の深層心理が顕著にでます。
例えば、Mッ気が強い人は、不可能なことに対して果敢にチャレンジします。Sッ気が強い人は試合全体をコントロールすることを好みます。
なので、Mの人にはチャレンジをする機会をたくさん与えます。無茶振り、丸投げします。Sの人には、事前に必要以上にな情報を与えます。頭がパンクするレベルで。
このようにSとMの違いを見極めることによって、接し方が大きく異なるのです。人間関係には必ず使えるノウハウなので、是非とも覚えて日常生活でご活用ください。
はじめに
1.SとMの見極め方
さて、まずは目の前の相手がSかMかを見極める方法を知らないと先に進めません。いくつか方法があるのですが、まずはいちばん簡単な方法から紹介しましょう。
1-1 見極め方-動かしたいor動かされたいか?
ある弁護士さんの記事が大変参考になりました。相当な人間観察力があるのでしょう。
■ある経営者兼弁護士さんの記事
S=相手に何かをしてあげようとする性格
M=誰かに何かをしてもらいたいと考える性格
一般的に、Sは能動的(自分から何かをする人)であり、Mは受動的(相手から何かをしてもらいたい)と言われています。
- S→動かしたい人(能動的)
- M→動かされたい人(受動的)
まとめると、これだけです。ただ、これは簡単なようで難しい。なぜなら、人は本心を隠すからです。
あなたも私も例外ではありません。
能動的か?受動的か?の違いであっても、パット見ではなく、じっくりと相手のその裏に隠れている部分を観察することが大切です。
ディベートではないのですが、逆の視点からも物事を見ることも大切ですよ。2つ事例を用意しました。是非とも進んで下さい。
1-2 疑問1 能動的ならSなの?
組織のリーダーのように、メンバーを動かすために積極的&能動的に行動を続ける人はSなのでしょうか?指示を出しまくる人はMなのでしょうか?
一概には言えませんが、これはNOです。
能動的に行動をしているつもりが、心の底ではみんなから認められたいという欲求が潜んでいたりします。これは先ほどの弁護士さんの「相手から何かをしてもらいたいと考える性格」に近いですね。よって、Mにもなるのです。
例えばあなたがいかなる時でも、Give&Takeを意識して、心のどこかでTAKEを強く求めている点で、Mッ気が強いかもしれません。
詳しくは、この次で説明しますが、Sッ気が強い人は、「人を動かしている」という快感そのものが報酬になるからです。
1-3 疑問2 受動的ならMなの?
ここも微妙です。なぜなら、受動的なフリをして上手に人をコントロールしている人がいるからです。
以前私の職場にいたTさんという女性のプロジェクトリーダーの方がいました。性格は凄く消極的で、ITやシステムは苦手と言っていました。
Tさんは周りに指示こそだすけれど、強制をするような感じではなく凄くソフトな対応。リーダーシップをほとんど発揮しない。性格は至って謙遜しているのか、「私なんかがリーダーで本当にいいのでしょうか?」と末端の私に質問する始末。
おまけに男性陣からはいじられていました。彼女がいないところで、みんな変なうわさをする始末。ところが、そのプロジェクトは驚くほど凄くうまく回りました。個人的にも働きやすかったです。
ちなみに、彼女・・・ITが苦手といったのは嘘でした。資格をたくさん持っていました。(後から知りました)
このように、Sッ気が強い人は、そのSッ気を表に出しません。Mのフリをしています。どんなことをしても、自分の思い通りに物事を進めようとします。バカにされたって気にしません。大事なのは、目的がどうであれ、周りが自分の思い通りに動くかどうかです。
2 【ネタ】サイヤ人はM/フリーザはS
SかMかを見極めるもう一つの方法を紹介します。そのヒントが私たちの知っているドラゴンボールにあります。
- M-短期的な衝動やこだわりに「動かされて」しまう
- S-長期的に全てを「動かそうとする」欲求の方が強い
キーワードは、「短期的/長期的」と「動かされる/動かす」ですね。
2-1 サイヤ人はドM
サイヤ人がMなのは容易に想像できるかと。自らを先頭民族と称するくらいですから。「戦い」という「衝動」に「完全」に動かされています。
特に悟空ですね。自分よりも、強い敵が目の前に現れるとワクワクするなんてMの真骨頂でしょう。悟空とフュージョンをすれば魔人ブウを倒せたのに、拒否しました。サイヤ人として強い奴と戦いたいからです。
そこら辺はベジータも同じです。それどころか、ポタラを砕いた悟空を見て、自分もポタラを握りつぶして、「それでこそサイヤ人だ」という始末。
サイヤ人の「誇り」という「思い込み」に動かされています。これはMならではの傾向でしょう。悟飯は、戦いはそこまで好きではないです。トランクス、悟天にとっての戦いはゲームをするくらいの感覚です。悟空やベジータのように戦いに人生を捧げていません。
このようにMは、何かに動かされることを求めます。
2-2 フリーザはドS
一方で、フリーザはSッ気が強いです。宇宙一(?)の力を持っていながら、前半ではラスボスポジションに居座り、自ら動こうとはしませんでした。本気になれば、ドラゴンボールはひとりで集められたはずです。
にも関わらず、フリーザ軍という巨大な組織を造り上げ、宇宙のチンピラ達を教育して、お仕事を与えて、おまけに報酬まで与えます。圧倒的な強さを持ちながらもあえて組織を作るプロセスを楽しんでいるようにしか思えません。
これはSならではの、「人を動かしたい」の究極形でしょう。こう考えるとSは一見冷静ですが、ひとつ落とし穴があります。
但し、これまで自分が築き上げてきたものが一度でも崩れてしまえば、感情をむき出しに怒り狂います。
フリーザなんかはまさにそれ。ナメック星でドラゴンボールを石コロにされたときは、キャラ変しましたからね。
RPGをしていて、途中で上手くいかなくなったら、そのゲームをやめてしまうのはSの特徴かもしれませんね。
このように、Sは我慢強いですが、一度挫折をすると中々立ち直れません。
2-3 サイヤ人とフリーザの疑問
「ん・・・フリーザは『周りを動かしたい』という感情に動かれていたからMなのでは?」という疑問を抱いている方もいるかもしれません。
確かにその通りです。その視点は鋭いです。なのでお答えしましょう。
SとMの分岐点は、一時的な欲求に抑えることができる忍耐強さがあるかどうかです。先ほど、「長期的に」「短期的に」といったように、フリーザは一時的な感情で暴走をせずに、限界ギリギリまで誰かに指示を出したがります。
戦闘力だけ考えれば、フリーザはギニュー隊長の5~10倍くらいありますが、それでもフリーザは一味が全滅したときにもギニュー特選隊を呼びました。もしもフリーザが悟空やベジータのような性格だったら、自ら手を下していたでしょう。
このように、フリーザは最後の最後まで自ら手を下さず誰かに任せることで、人を動かしたい性格なのです。
3.まとめ
まとめると、こんな感じですかね。まとまっているかどうかが微妙ですけれど。
- 能動的であり、人を動かすことをに楽しみを感じる
- 周囲を動かすためにひとり陰で策を練るのが好き
- 自分の思い通りに人が動いている快感がたまらない
- フリーザは典型的なSキャラ(指示するのが大好き)
<Mの性格-動かされたい>
- 受動的であり、動かされることにワクワクする
- 誰も命令してくれなければ、自らを鼓舞する
- 苦しいことも含めて、チャレンジをすることが好き
- サイヤジン(悟空、ベジータ)はMッ気が強い