2019年の目標!ディベートを再定義する


こんにちは。木村です。

2019年4月27日に平成時代最後の即興ディベートワークショップを終えました。お忙しい中参加をしてくださりありがとうございます。

4月27日のディベート活動風景 ※試合が終わりジャッジメント

お忙しい中参加くださった皆様、ヘルプで講師として入ってくれたO氏には本当に感謝です。お陰様で、講座のディレクション業務に徹することができました。5月18日はワンオペですね。

即興で頑張ります!

さて、2019年を迎えて、色々と考えることが増えました。インプロ部の即興ディベートワークショップでは、社会人×初心者様向けの即興系のディベート講座を提供しているのですが、その中でもっとお客様のニーズを満たせるようなディベートは何だろう?と改めて考えるようになりました。

即興ディベートを教えている団体は今後は増えてくるかもしれませんし、ワークショップやアクティブラーニング系の講座はたくさんあります。いつまでもこの状態が続くとも思っていません。常に付加価値を考えて生きないと、講師業は務まりませんからね。

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目次

1.ディベートの定義を変える

ぱっと思いついたことはタイトルでもお伝えした通り、ディベートの定義を思いっきり変更してみる事・・・正確にいうと、即興ディベートワークショップで行っていることを振り返って、改めてディベートそのものを再定義してみることですね。

一般的なディベートの定義・意味

ディベートは?
ディベートの基礎知識-4つの特徴-

討論・議論をゲームにしたもの! (1)意見対立を前提にしたテーマを用意して、(2)賛成側(肯定側)と反対側(否定側)をランダムにチームに分けて、タイムテーブルに則り交互にスピーチを行っていき、(4)第 ...

意見対立を前提にしたテーマを用意し、賛成側(肯定側)と反対側(否定側)のチームに分かれて、自分の意見とは関係のないところで議論を行う。ディベートは、決まったルールのによって行われ、勝敗は第三者にゆだねられる。討論・議論をゲームにしたもの!

と私は定義しています。但し、この定義が正解か?と言われたら、実はそうではなく、あくまで競技ディベートを指しています。競技ディベートとは、ディベートをゲームにしたものですね。これは多くのディベート本でも言われていることなんですね。

しかし、これらの定義は、競技ディベートであり、全てのディベートを指しているわけではありません。

Wikipediaでは、どのようにディベートが定義されているか?

ディベート(debate)とは、ある公的な主題について異なる立場に分かれ議論することをいう(広義のディベート)。討論(会)とも呼ばれている。ディベートは、厳密にはディスカッション(discussion)や単なる議論とは異なるものであるが、一般にはこれらの区別なく「ディベート」ないし「討論」と呼ばれることが多い(最広義のディベート)。この語法は既に定着している部分もあるが、誤った使い方であるとの見方も根強い

出典:Wikipedia

後半の指摘がごもっとも。ディベートの本来の意味は、公的な主題について異なる立場に分かれて議論をすることです。ルールや勝敗の基準は後付けです。中高の教育プログラムとしてゲームとしてのディベートが広がり、教育業界の人たちが勝手に再定義しただけなのです。

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2.2019年版のディベートの定義

意見対立を前提にしたテーマを用意し、賛成側(肯定側)と反対側(否定側)のチームに分かれて、自分の意見とは関係のないところで議論を行う。ディベートは、決まったルールのによって行われ、勝敗は第三者にゆだねられる。討論・議論をゲームにしたもの!

ではなく、

対立形式のテーマの下、肯定側と否定側とジャッジの3者で行う討論ゲーム。事前にテーマ、役割、タイムテーブル、勝敗の基準を決めて、お互いの議論の説得力を競う。ジャッジから票を勝ち取ったチームを勝者とする。

・・・あまり変わっていないように思うかもしれませんが、「ジャッジ」というポジションを表に出します。ディベートの勝敗は、究極的に、ジャッジを説得させること、ジャッジに意思決定をさせる事、ジャッジから判定理由を引き出すところにあります。相手を倒すものではなく、いかにしてジャッジから「票」を勝ち取るか?そのためにどうやって戦略的にスピーチを組み立てるか?と考え抜くところに意義があります。

どうしてもディベートと聴くと、選手ばかりにフォーカスをしてしまいますが、絶対に忘れてはならないのがジャッジの存在です。ジャッジ無くしてディベートは成立しません。

即興ディベートワークショップと他のディベート講座の違い

余り知られていませんが、即興ディベートワークショップでは、ディベートの選手よりもジャッジのワークに力を入れています。即興ディベートの本番試合を行う前に、モデルディベートを行い、先にジャッジとして参加をしてもらい、そのあとにディベートの試合を行います。

ジャッジを先に経験しておいたほうが、ディベートのノウハウは身につくし、何よりも議論そのものを深く考える訓練になります。何よりも実社会で役に立つのは、選手としての経験よりもジャッジの経験だったりします。先ほどお伝えしたことで、ディベートは意思決定のトレーニングになると言われていますね。ジャッジの経験こそが最大の意思決定のトレーニングです。

だからこそ、選手以上にジャッジとしてディベートに取り組むことのほうが重要だったりします。

ジャッジ→選手が理想

選手だけだと、ディベートを学んで得られる「旨味」がほとんどないんですよね。物凄いスピードで議論をした経験とディベートの試合を体感した経験しか残りません。

即興ディベートワークショップ練習会のスピーチ風景

一方で、ジャッジとしてディベートに参加をして、試合の勝ち負けを決める立場を経験することで、ディベートの理論が一通りに手に入れることができます。選手として参加をするのは、その後でも間に合いますし、そのほうがいきなり選手をするよりも学習効果が高いわけです。

就職のために模擬面接を繰り返しても面接は中々上手くなりません。ですが、実際に採用する立場で面接官として面接を一通り体感すれば、求職者の話を通して何を聴いて、どこで判断しているのが手に取るようにわかるようになります。

ディベートも同じです。ジャッジの立場でディベートに参加をして、選手のスピーチを聴いて判断をするからこそ、議論における優劣や勝敗のポイントがつかめてきます。

ジャッジは難しくないか?

という質問はあるかもしれませんが、この点はお任せください。即興ディベートワークショップでは、実際に私がその場で自分vs自分のひとりディベートを行い、議論の中身は全てホワイトボードに板書します。

その内容を元にグループワークを行い、各自で自分の意見や考えを作ってみてください。

はじめは難しいかもしれませんが、だんだんと慣れてきます。完璧にできる必要はございません。まずはチャレンジをしてみる事。失敗も成功もありません。どれだけ掘り下げて考えられたか!です。

2019年の理想の再定義について

もちろん、ジャッジを終えて、はい!終わりではありません。その先を目指します。理想はここです。

ディスカッションをたくさん取り入れて、ディベートのテーマ決めから議論の方向性を共有しながら、そこから試合をして、ジャッジに入ります。ジャッジが終われば、その後にみんなで学んだことをシェアできると理想ですね。この活動は即興ディベートワークショップでは、ほぼ毎回行っておりますし、ここまでできてはじめてディベートだと個人的には考えています

・・・・もちろん、ここまで提供しないと、お客様は満足してれない!という裏事情もありますからね。

そんなわけで、このスタイルを貫くことにしました。引き続き応援よろしくお願い致します。

ねぇ、私と一緒にディベートをしたくない?
肯定側も、否定側も、ジャッジも・・・・
それはとても気持ちのいいことなのよ。

元ネタ:新世紀エヴァンゲリオン

最後にオチでした。

ディベートの全てを楽しみたいですね。

 

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