- 1)「現代のビジネスでは情報はカネになる。」
- 2)「ネクストソサエティでは、知識が資産になる」
- 3)「エリートは知識や情報にこだわるけれど、知恵がないのよね」
ビジネス本やビジネス系のマンガを読んでいると、こんな言葉を目にすることが多々あります。
朝の読書会や休日の勉強会でも、勝○さんを信仰している人と話をしていて、情報や知識がこれからは大事なんだよ、ってネタになりました。
ふと、疑問に思ったので質問---「あのー、情報と知識って何が違うんですか?」・・・。
本に書かれている言葉をそのまま使っているんだけれど、やっぱり言葉の意味が解っていない。
本人も頭の中で分別はできているのだけれど、言語レベルに落とし込めていない様子。
苫米地さんにも影響されているのか、「抽象度の高さが大事」と言っていました。
抽象度が高いというより、単に抽象的なだけでしたね。
さて、人ごとではありません。
私も、即興ディベートワークショップをしていて、言葉の定義や意味についてマジメに質問されて答えられなかったら、やっぱりビジネス教に煽られているだけのイタイ人になります。
なので、しっかりと「情報」「知識」「知恵」の違いくらいは、自分の言葉でしっかりと説明できるようになりたいものです。
はじめに
1.知識-情報-知恵の違い
強引にディベートの公式に落とし込みました。かなり独断と偏見です。
もしも、私が即興ディベートワークショップで、「情報」「知恵」「知識」という言葉を使っていて、こんな意味なんだろーなと勝手に考えています。
それでも、参加者から、「なるほど!」という反応を頂けたのでこの記事を描くことにしました。
この3つの中で一番最初に知るべきは、「情報」というのが、私の考えです。なぜなら、情報の種類について理解することで、自ずと知識と知恵の違いが解ってくるからです。
2 「情報」を4つに分類
まず、情報は、大きく分けて4種類あることをご理解下さい。情報とはあなたが自ら仕入れるものであり、仕入れ方は「どれだけ考えたか」「どれだけ行動をしたか」の2つです。この2つの軸からマトリックスを作成してみました。
- ①よくある情報-ニュース、ネットなどのメディアで公開されている情報、誰もが知っていること
- ②レアな情報-機密情報、インサイダー情報、有名人のプライベート、知人・友人の本音
- ③選ばれた情報-誰かがまとめた情報、本・新聞・論文などの情報(有料でも安い)
- ④売れる情報-経済学的に「希少」であり、「価値」が高いと思われる情報
こんなところですね。
1-1 よくある情報
①の「よくある情報」とは、私たちが普段から目にしている情報です。そして、世の中の情報のほとんどはネットに公開されています。
雑誌の記事も一週間後にはネットに掲載されますし、立ち読みすれば無料です。よって、レアな情報ではなく、よくある情報に位置づけられるでしょう。(実際はグレーですけどね)
だから、「よくある情報」はお金になりません。
対して、②「レアな情報」、③「選ばれた情報」、④「売れる情報」は、お金になる情報のことを指します。
1-2 売れる情報とお金になる情報の違い
「既に売られているか?」「あなたが売ることができるか?」の違いだと思って下さい。(ややこしくて申し訳ございません)
元システムエンジニアの人が独立して、従業員50人未満向けの企業ITコンサルタントのビジネスをはじめようと思いました。その人は、プログラミング言語は何でも使えます。ゼロからシステムを開発することができます。
この状態を、「選ばれた情報」か「レアな情報」と言えます。なぜなら、プログラミング言語をコントロールして、システム開発をする情報をもっています。また、プログラミングができる、という時点で、企業が欲しがる凄くレアなスキルです。
ところが、この「選ばれた情報」and/or「レアな情報」をもっていても、お客さんがその価値に気付かなければ売れません。ITコンサルティングというビジネスは、お客さんにとっていくら払えばよいのか解りません。
1-3 情報を売るための活動
「セールス」「マーケティング」といった販売活動や営業ですね。
先ほどのITコンサルタントとして起業をする人は、「選ばれた情報」and/or「レアな情報」をもっています。ただ、持っているだけでは売れません。、次の「考える」か「行動」するが求められるのです。
もちろん、方法(戦略)は様々です。
- ①自ら足を使って企業様に営業をする
- ②チラシを配る・DMを送って、反応を待つ
- ③ホームページを作って情報の価値を伝える
- ④お金を払って誰かに販売代行をしてもらう
私が選んだ戦略は、③の「ホームページを作って情報の価値を伝える」でした。アクセスが集まるまでは大変でしたけれど、今はヒマな時に記事を更新しているくらいですね。
まとめると、セールス・マーケティング・営業・販売活動、と何でもいいのですが、売るための活動が必要ということです。
3.知識=選ばれた情報?
では、「知識」の意味について考えてみましょう。4つの情報の中で、「選ばれた情報」と「売れる情報」は、知識になります。これが知識と情報の違いを表していますね。
「よくある情報」を形にして第三者に提供できる形にしたのが知識です。
3-1 情報→知識の公式が成立する理由
「情報→知識」の意味ですが、ここには2通りの意味があります。
- ①受動的-「情報」が「知識」になる
- ②主体的-「情報」を「知識」にする
前者は、帰納的なプロセスであり、後者は演繹のプロセスです。詳しくは、この次の「知恵」でお伝えしていきます。
いずれにせよ、何らかの形で情報は知識になっていく、と思って下さい。
では、なぜ情報を(が)知識にする(なる)のかというと、知識がないと「よくある情報」に踊らされてしまうからです。
こんな理由です。
3-2 ぶっちゃけ考えるのが面倒だから・・・
子供の頃に「なんで勉強するの?」と不満をつぶやいた人はたくさんいるかと思います。教科書を開いて、知識を詰め込んで、本当に役にたつの?とイライラしていたかもしれません。(私も勉強が大嫌いです)
で、みんな大人になって社会に出ると色々と勉強をしなければならない本当の理由が解るわけです。
3-2-1 情報のシャワーを浴びる
大人になって社会に出たら、目の前の出来事も含めて、情報のシャワーを毎日のように浴びます。
- 「意味のわからない横文字」
- 「理解不能なカタカナ語」
と色々と情報が頭に入ってきます。スマートフォンが普及してからは、誰もが情報にアクセスしやすくなりましたが、逆に、入ってくる情報も多いです。
買い物かごにスーパーの食品を全部詰め込んでいるようなものですね。
そんな人のために、「情報を取捨選択」「整理整頓・お片づけ」といった講座も人気を集めているわけです。
3-2-2 知識がないと情報処理能力が低下する
前提として知識がないと目の前の出来事やメディアからの情報に対処できなくなります。
極端に聞こえるかもしれませんが、こんな感じです。
- アルファベットを知らないのに英文を読まされている
- 数字が0~9まであることを知らずに計算をさせられている
「おい!それは言いすぎだろ!」と突っ込みたくなりますが、まぁ、言いすぎですね。
ところが、こんなことは十分に言えるかと思います。
- 経済ネタ-経済の知識がないから毎日の経済ニュースや景気の話に踊らされる
- 政治ネタ-政策の知識がないから政治のニュースを見て議員の悪口・批判に走る
特に日本の国会中継は酷いですからね。国民に政策の知識がないことを前提に放映されています。
日本の政治番組では「政策」の議論がない
これは私の推測ですが、メディア側も、「どーせ、政治や政策の難しい話をしても誰も見ないから、議員の問題行動をクローズアップしておけ。その方がお茶の間も楽しめるだろう」みたいなノリです。
全く視聴者を教育する気がいないのが、日本の大衆向けメディアと言えるでしょう。
改めて、なぜ知識が必要かというと、4つの情報に対しての受け皿ができるからです。そして、その知識の受け皿を広げるのが、教育なのです。
「第三者に提供できる形にしたのが知識=形式知」の考えについては理解しています。暗黙知は、「よくある情報」を「選ばれた情報」に形成している過程で得る知識のことを指します。have doneとbe~ingの違いです。暗黙知=形式知になる前提があるからこそ、価値がある知識ってことですよ。以上、マニアックな内容でした。(笑)
4.知恵-情報や知識を生み出す力
最後の知恵ですね。4つの情報があって、知識が「選ばれた情報」と「売れる情報」なら、知恵は4つの情報を創り出す力でしょう。
手持ちの情報や知識を運用できる状態です。ちなみに、論理的思考力と知恵は別モノです。(詳しくは、後述)
4-1 知識と知恵の違い
情報や知識は既に手元にあります。あなたにとって、情報や知識は既に頭の中にインプットされている、という状態でしょう。対して、知恵は、インプットされているかどうかが解りません。
実際に使ってみて、現場で使ってみて、本当に知恵があるかどうかが試されるからです。
4-2 先人の知恵=知識
- 「仕事の効率的なやり方」
- 「優れた製品を生み出す力」
- 「説明せずに人を動かす方法」
ちょっと驚くものを先輩や上司から見せられたときに、「先人の知恵だよ」という言葉を耳にします。私も常に新しいことを知ったときは、感動します。また、貪欲に学ぼうと思います。
ところが、先人の知恵をみんながマネをして、同じことをしたら、どうでしょう?それは先人の知恵であっても、私たちにとっては、選ばれた情報(知識)に転化されます。
だから、先人達が生活の中で編み出した知恵であって、私たちにとっては知識です。
私がアメリカの高校で九九をしていた頃のお話をします。
アメリカの高校生は、1ケタの掛け算をするときに、数字を紙に書いて計算をします。高校3年頃になると、数学の授業に電卓が導入されます。
1ケタの掛け算を暗算でできない人はたくさんいます。そんなところに、日本人がきて、九九の計算をサクサクと暗算で説いて行く。先生も含めてオーマイガットなのです。
つまり、アメリカ人にとって九九は日本人の先人の知恵です。ところが、九九も一度やり方を覚えてしまえば、ただの知識です。
私たち日本人ならご存知かと思いますが、九九は計算表を見て反復練習をすれば誰でもできます。
実際に"Just Remember!"教えたら、アメリカ人でもできました。
(世界で通用する日本人の先人知恵!ここにあり)
5.ディベート編-情報、知識、知恵を使いこなす
先ほどの図を流用しました。(時間かけて制作したので、ご容赦ください)
さて、情報、知識、知恵の違いを理解したところで、即興ディベートワークショップでは、この3つをどのように考えているのかをお伝えしていきます。3角ロジックをモデルにしています。
5-1 「意見」とは?
ディベートの試合では意見同士を戦わせることになります。ただ、この意見に正しい・間違いはありません。複数の情報を組み合わせて、意見そのものを組み立てるのがディベートです。
相手の組み立てた意見を崩すのが反論です。
自分の意見を組み立てていきながら、相手の意見を崩すのがディベートの試合ですね。
5-2 ディベートは情報戦
当サイトでは、ディベート=議論・討論をするゲーム、と教えていますが、究極的には情報との戦いです。手持ちの情報を使いこなした人が最後に勝ちます。
声が大きくても、勢いがあっても、社会的地位が高くても、たくさん本を読んでいても、情報を使いこなすのが下手な人は勝てません。
5-2-1 とにかく、情報と戦う
究極的に、ディベートは相手から聴いた情報を自分の頭の中で整理して、言葉にして伝えることの繰り返しです。
ディベートの試合で勝つためには、相手から聞いた情報をどれだけ瞬時に「理解」して、頭の中で「分析」できるか。分析したら、第三者に解りやすく伝えるために、「構成」を練る。最後に、相手の表情をうかがいながら、「表現」を選ぶ。
基本は、「よくある情報」同士の戦いです。よほど特別な知識をもっていない限り、知識での勝負はしません。(知識については後述します)
5-2-2 試合で扱うのは情報
ディベートの試合をしている様子を一言で表現するなら、
意見を支えている情報同士の質を戦わせるゲームです。
この4つの手順が求められます。
- 相手から聞いた情報を「理解」する
- 相手の情報と自分の嬢を「分析」する
- 2つをガッチャンコさせて情報を「構成」する
- 聴き手を意識して情報を伝える「表現」を選ぶ
ディベートは口けんかではなく説得力を競うと言っていますが、究極的には、情報を処理・言葉にするスピードを競っているものだと思って下さい。
5-3 知識だけでは戦えない
参加者の方から、テーマに関する知識がたくさんあればあれば試合に勝てますか?という質問をよく頂きます。
この問いについては、半分正解・半分間違いです。先ほどお伝えしたように、知識はたくさんあったほうがディベートの試合は有利です。イコールそれは相手の議論に対して理解する受け皿が広いということですから。
ところが、知識に依存すると2つの落とし穴にハマります。
5-3-1 ひとりの知識量には限界がある
例えば、
文部省は、小学校に英語の授業を取り入れるべきである
というテーマで考えてみましょう。
この場合、日本の英語教育についての知識は多ければ多いほどよいでしょう。
「じゃあ、日本の英語教育についてたくさん調べれば勝てるねすね?」と思いますよね。その通りです。
ただ、一生かかってもそんなことはできません。
過去に、学校の先生、教育評論家、英語教室の経営者と、このテーマで試合をしたことがありますが、知識は劣っても議論力だけで十分に戦えます。
なぜなら、ディベートの試合では、スピーチの場で時間内にどれだけ伝えられるかが全てだからです。
5-3-2 言語化できない知識は役に立たない
先ほど、教育専門家に教育のテーマに勝てる、と豪語した件ですが、単に私がディベート慣れしているからです。アンフェアですけれどね(笑)
では、何に慣れているのかというと、スピーチの場で情報量が圧倒的に多いわけです。これらの情報は先ほどお伝えした「よくある情報」の組み合わせです。選ばれた情報ではありません。それでもスピーチの場でたくさん話せれば、相手はひとつひとつに返さなければならず、そこでキャパオーバーするわけです。
逆に、私の得意なテーマは経営学系ですが、相手が私以上にディベート慣れをしていて、同じようなプレーをされたら勝てないでしょう。(中高生を含めて、そんなディベーターはたくさんいます。)
そう考えると、ディベートはやっぱり情報戦であり、何が勝負を決するのかというと、手持ちの情報をどれだけ有効につかこなせるかの知恵でしょう。
5-4 知恵-情報から複数の意見を創りだす状態
やっぱり、この図です。本当は最後に使おうと思ったのですが。
たくさん情報や知識を集める必要はありません。手元の情報・知識だけで十分に戦えます。知恵だけをフル活用して、少ない知識を最大限生かして、意見を生み出して下さい。
信じてもらえないかと思うので、いくつか参考になる事例を紹介しましょう。
5-4-1 事例1-学生が大学教授に勝った
- テーマ-死刑論題を廃止するべきか
- 対戦-教授:法学部vs学生:経済学部
ちなみにその学生は、ディベート部出身です。ジャンルはアカデミックです。教授は肯定側で、死刑が非人道的であり、国家殺人である、というロジックです。
対して、学生は、死刑には一定の犯罪抑止力があるから、残しておくべきです。教授は、死刑があることで犯罪抑止につながったデータは存在しないから、その議論は通用しないと論じました。
ところが、その議論を最後のスピーチで上手に説明できず、学生の方が死刑には一定の抑止力があることが証明できていたので、審判は全員が全員学生にしました。
「経済学をしているから、統計学に強かったんでしょ?」と思うかもしれませんが、違います。
そもそもディベートをするのに、そこまで専門的な知識は必要なく、2-3ヶ月ちょっと本気でリサーチと練習をして、議論のパターンを学べば誰でもできます。その経験量です。
対して、その教授は、自分がその手の知識があると思って油断をしていたのでしょう。
確かに、死刑論争の知識をもっていたのかもしれませんが、廃止論者よりの思想しか持てないことや相手の議論を対策できない弱さが原因で、学生に勝てなかったのです。
5-4-2 事例2-マーケッターがフリーターに負ける
では次に、某大手コンビニチェーン企業本社のマーケティング部の管理職(以下、マーケッターと呼びます)の人がコンビニのバイト(以下、フリーターと呼びます)に負けたお話をします。これもリアルです。
テーマは、マックのコーヒーの価格を100円→200円に引き上げるべきか、否かです。ディベートの試合に勝ったのは、マーケッターではなくフリーターでした。そのマーケッターは、コーヒーマーケットのマクロデータには詳しかったです。
1日にどれくらいの人がコーヒーを購入するかを知っている人でした。それだけリサーチをしている人です。まさに、Mr.缶コーヒーです。
ところが、そのマーケッターは、市場のマクロ情報を見えてもコンビニでお客さんがどんな気持ちでコーヒーを購入するかは知りませんでした。逆に、フリーターは、レジでコーヒーを購入するお客を毎日のように見ていて、どのような心理でお客さんがコーヒーを選ぶのかよく知っていました。
そんな彼から出たのが、こんな一言でした。
「お客さんは、コーヒーの価格をあまり気にしません。100円のコーヒーがあるけれど、手元に150円のコーヒーがあれば、そっちを選んでしまいます。よって、100円か200円の差でコーヒーを買おうかどうかで迷っているくらいなら、たぶん買いません。水筒をもっていくか、無料のコーヒーを飲むでしょう」
---実話です。データからは絶対に解らない名セリフでした。もちろん、マーケッターはこの議論に反論ができず、この議論がそっくりそのまま生き残って、フリーターの勝ち。
5-4-3 まとめ-教授とマーケッターの共通点
- 知識や情報は、対戦相手よりも圧倒的に持っていた
- ディベートの試合では、手持ちの知識を生かせなかった
この一言に尽きます。もちろん、本人たちは、納得していない様子でしたが、試合は試合です。こればかりは文句は言えません。
では、なぜ知識をもっていたのに活かせなかったかというと、個人的な分析では、知識を言葉に変換するトレーニングをしていなかった、というところに尽きるでしょう。
もしくは、本やデータ-だけで仕入れた知識に偏りすぎて、現場で使える本当に役に立つ知識ではなかった。特に、ディベートは、異種格闘技戦のようなもので、特定の分野の知識だけでは良い議論は作れません。
もちろん、相手が死刑の合憲性やコーヒーのデータ勝負だけで勝負をしていれば、教授やマーケッターにも勝機はあったのかもしれませんが、あえてそこで戦わないのも作戦です。そこら辺がディベートの面白いところです。
6.まとめ
情報、知識、知恵は似ているようで違います。冒頭でもお話をしたように、これらの言葉を意識して使えている人はあまり多くはありません。
にもかかわらず、似ているような言葉が色々なところで同じように使われています。
表面的な言葉に踊らされずに、自分なりに言葉の意味を確かめながら、理解しながら使いこなせるようになりましょう。
なお、今回の言葉の使い分けは、ディベートを教えている私独自のものなのです。他の人は違う表現を使うかもしれません。それはそれでOKです。
是非とも、この記事を読んでいるあなたには、情報、知識、知恵の言葉を自らの経験から定義できるようになってもらいたいと思っています。