「テーマ(論題)」と「プラン」の違い・作り方-はじめてディベートをするなら絶対に知っておくべき!

投稿日:2016年4月30日 更新日:


ディベート解りづらい

プランとは、ディベートの専門用語のひとつです。

あまり、ディベートの教科書では解説されていないと思いますが、いざディベートを行うときに知っていないと絶対に困る用語のひとつのなので紹介することにしました。

具体例を交えてわかりやすく解説していくので、一緒に学んでいきましょう。

 

はじめに

1.「テーマ」と「プラン」の違い

 

1-1 ディベートのテーマは抽象的!

まず、これまでに行ったディベートのテーマをご紹介します。

◆テーマ一覧

日本政府は、留学生採用枠拡大を企業に推奨するべきである
日本政府は、タバコの価格を1000円まで引き上げるべきである
日本政府は、消費税を10%に引き上げるべきである
文部省は、小学校の授業に英会話を取り入れるべきである
株式会社楽天は、英語を公用語にするべきである
日本政府は、ホワイトカラーエグゼンプションを導入するべきである
日本政府は、解雇規制を緩和するべきである
日本政府は、消費税を10%に引き上げるべきである
文部省は、小学校の授業に英会話を取り入れるべきである
日本政府は、ポリ袋を有料にするべきである
(株)mixiは、ユーザーの実名・実写公開を促進するべきである
(株)ソフトバンクは、I.PADを小学生に無償提供するべきである
(株)ドコモは、i.phone販売を開始するべきである
(株)スターバックスは、店内に喫煙スペースを設けるべきである
(株)ファーストリテーリングは、高級ブランド事業に推進するべきである
(株)オリエンタルランドは、ディズニーの深夜営業を開始するべきである
(株)IKEAは、ネット販売・オンライン販売を開始するべきである
(株)ベネッセは、40代に社員に独立・起業支援をするべきである
(株)ケンタッキーは、店内でアルコールの提供をするべきである
(株)ファーストリテーリングは、高価格帯商品を販売するべきである
(株)ケンタッキーは、店内でアルコール販売をするべきである
(株)すき屋は、深夜のワンオペを禁止するべきである
(株)ファーストリテーリングは、高価格帯商品を販売するべきである
(株)文部省は、小学校の授業に英語を取り入れるべきである
企業は、従業員に対して朝の清掃活動を義務付けるべきである
日本政府はホワイトカラーエグゼンプションを採用するべきである
株式会社楽天は英語を公用語にするべきである
日本は、オリンピックの開催地を東北に変更するべきである
ドトールは完全禁煙タイムを設けるべきである
2016年8月1日-日本はメディア調査機関を設置するべきである ※有料
2016年8月22日-日本(文部省)は教科書のタブレット化するべき ※有料
2016年9月1日-東京都は都知事の給与(年収)を国民の意見によって決めるべきである ※有料
2016年10月17日-日本政府は、36協定の残業時間規制をなくすべきである ※有料

ディベートのテーマは、余りにも抽象的過ぎて、これだと解釈の余地がありすぎて、議論にならないんですね。

真理
え?抽象的かなーーー?
うん、少なくとも具体的ではないよね。

テーマを片っ端からあげて申し訳ございません。

3つくらいに絞ったほうがいいですね。

  • 1.文部省は小学校の授業に英会話を取り入れるべきである

このテーマでプランを作ってみましょう。

1-2 プランがあると具体的になる

小学校の授業といっても、1年生からなのか、5、6年を対象にするかで大分変ってくるよね?
真理
う・・・うん。ただ、それ以前に、どんなふうに英会話を教えるのかも大きく影響すると思う…。

と、このようにテーマの中身が具体的に示されていないとお互いの議論がかみ合いません。

ここら辺はキチンと決めておかないとですね。

 

ディベート-プラン

プランの立て方は様々ですが、この4つを抑えておけば、テーマだけでディベートをするよりも、お互いの議論がかみ合いやすくなります。

ちょっと具体例を出してみるね。

<いつから>
→今から2年後に行います

<どの程度>
→週に2コマ程度行います。代わりに体育の授業を削ります

<補足事項>
→外国人の先生が教えます。英会話スクールからスカウトしてきます。

<例外>
→テーマ実行から10年間は様子見の期間とします。ペーパーテストなどは行いません。

など、テーマから逸脱しない範囲でテーマを具体的な実行計画に落とし込んで、そのうえでプランを採用するか否かで肯定側と否定側に分れて、ディベートの試合を行うことになります。

漠然と英語の勉強が必要か否かでディベートをするよりもイメージできるでしょ。
真理
なるほど!確かに。

 

2 プランの作り方

2010年頃にちょっとホットだった楽天の英語公用語で考えてみましょう。

キチンとプランを設定しました。

ディベート・テーマとプランの関係これは実際にワークショップで私が提案したプランです。

  • テーマ楽天は英語を公用語にするべきである(是か非)
  • プラン(以下3点)
    • 1.20XX年から実施し、社内会議・業務は全て英語で行う
    • 2.全社員にToeic600点取ることを義務付ける
    • 3.某英会話塾Bと契約をし、定期的に英語の学習をする機会を設ける
    • 4.その他必要な措置があればその都度行う
真理
英語公用語ってToeic600点をとるだけでよかったの!!!
そうだよ。実は、総合商社よりカンタンだったりするだよ。

 

■プラン1.20XX年から実施し、社内会議・業務は全て英語で行う

「いつから実施する」かを明確にしました。20XX年なっていますが、これは今から何年後?という質問と同じです。

真理
明日から!と言われたら、肯定側は絶対に負けるよね。
そりゃそーだ!!

■プラン2.全社員にToeic600点取ることを義務付ける

ここがポイントなのですが、TOEIC600点に設定しておくことで英語公用語化のハードルを一気に下げます。やや戦略ですね。ここら辺は。

TOEIC600点がカンタンかどうかは議論の余地がありますね。

真理
600点って確か大学生レベルだったよーな・・・
え・・・そうなの?

 

■プラン3.某英会話塾Bと契約をし、定期的に英語の学習をする機会を設ける

実際に三木谷さんの英語公用語化の記事を見たときに、某英会話塾B社による英語研修があるとのことでした。

真理
いいなぁ、タダで英会話塾に行けてーーー。
いや、仕事が終わったらまっすぐ帰りたいっす。

ディベートでは、この戦略をスパイクプランと呼びます。「テーマの範囲以内」で、テーマが現実的に実行できるように全力でバックアップします。

もちろん、某英会話塾B社にお金を払うため、プランそのものからデメリットが発生するリスクもあります。スパイクプランは使い方が大事ですね。

■プラン4.その他必要な措置があればその都度行う

無理をして伝える必要はないですけれど、とりあえず言っています。議論とは直接関係ありません。

以上が、プランでした。

3.プランが決まらないとディベートができない!

テーマだけ用意されても、そこにいる全員があなたと同じようにテーマを解釈しているとは限りません。

この点、楽天の英語雇用後から学ぶことはたくさんありますね。三木谷社長も、いきなり英語公用語にしようとしたわけではなく、2年間の勉強機関を設ける、学習支援を行う、Toeic600点を目標とするなど、プランがキチンと定められたうえでの、英語公用語だったわけです。

ディベートで議論をするときも同じで、いきなりテーマだけ設定して議論をするのではなく、キチンと前提やテーマの中身を具体的にして、そのうえでテーマを実行(プランを採用)するか否かで議論をします。

プランはわき役に見えてしまいますが、ドラゴンボールではクリリンやピッコロさんぐらい重要なキャラかもしれませんね。

真理
なんで最後ドラゴンボールに例える?

私の趣味です(笑)

 

 

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