「支援」と「コミットメント」の意味と違いは?の記事を書いていたら、久々に熱くなりました。
「コミットメント」の代名詞といえば誰だろう?と考えていたら、真っ先に思い浮かんだ人物。
それがカルロス・ゴーン氏でした。
カルロスゴーン氏はご存知だと思うので豪快に割愛します。
もくじ
カルロスゴーン氏のリバイバルプランの全容
かつて日産が経営危機に陥り、カルロスゴーン氏がCEOに就任したときのお話です。
カルロスゴーン氏は、日産のリバイバルプランを提示して、3つの目標を立ち上げました。
ゴーン氏の目標設定
- 利益ある成長
- 3年間で20%のコスト削減
- 最適生産効率/最適コストの達成
この先が非常に興味深いです。
目標にコミットする意思を示した
このリバイバルプランで、カルロス・ゴーンが一番大切にしていたのは、「コミットメント」である。 『この目標を達成できなければ辞任する』とカルロス・ゴーンが言ったのである。それに触発されて社内は必死に働いた。そうしたこともあり、予定よりも1年早い2003年までに2兆円あまりもの借金を完済することに成功した。またカルロス・ゴーンは、リバイバルプランで重要だったことをこのように語っている。
<要約/まとめ>
- ゴーン氏がいちばん大切にしたのは「コミットメント」
- 目標を達成できなければ辞任すると表明した
- その一言に触発されて日産の従業員は必死に働いた
- 予定よりも1年早く借金の返済に成功した
ですね。
ゴーン氏の言葉を聞いて、どこで従業員たちが影響を受けて、どのように必死に働いたか?は、私もわかりません。こればかりは、永遠のブラックボックスです。
それでも、「コミットメント」という言葉にはかなりの重みがあると判断できます。
もしもゴーン氏が「支援」という言葉を使ったら?
あくまで想像上のお話です。完全にフィクションです。
もしも、ゴーン氏が、
- 利益ある成長
- 3年間で20%のコスト削減
- 最適生産効率/最適コストの達成
が実現するように「支援」していく所存です。
と表明したらどうだったでしょうか?
果たして、社内の人たちは、その言葉に触発されて動いたでしょうか?
おそらく、誰も触発されなかったかと・・・。