なぜ牧野つくしは、花沢類でなく道明寺を選んだか?

投稿日:2016年12月31日 更新日:


なぜ牧野つくしは道明寺ではなく花沢類を選んだのか?

ディベート仲間やエニアグラマーさん達と、この題材で盛り上がるこの頃です。勿論、まじめですよ。

異なるものを強引に比べてみる!

そんなトレーニングを行っております。

それなので、この記事では、道明寺司と花沢類の違いについて色々と解説をしていきます。

はじめに

1.道明寺司と花沢類の違い

独断と偏見ですが、道明寺司と花沢類は物凄く真逆な性格なのが解りますね。

道明寺司 花沢類
キャラ設定 自己主張が強い マイペース
エネルギー 外向的 内向的
アプローチ 直球派-オラオラ系
「牧野しかありえねーんだよ!」が名セリフ
変化球派-マイペース系
相手の反応を楽しんでいるところがある
似ているミュージシャン Gackt Hyde-Larc~en~Ciel

道明寺のキャラは凄くわかりやすいですね。対して、花沢類はちょっとつかめない感じです。

「いったい何を考えているんだろう?この人...」とつい気になってしまいます。

そんなわけでもう少し花沢類にスポットを当てていきましょう。

2.花沢類とは?

こんなキャラです。


超王子様キャラ。独自の世界観をもっている。マイペースだけれど、感情を寄せた相手にアプローチする。

そんな花沢類を演じた小栗旬さんは凄いと思いました。

(ここ数年間は硬派キャラですが・・・)

2-1 つくしのことが好き?

最初の方では、花沢類の中でつくしは放っておけない妹のような存在でした。

「静」という片想いの女性がいたからです。花沢類からみたつくしと静の違い。

牧野つくし 藤堂静
キャラ設定 一般家庭の女の子 藤堂商事の令嬢
性格 現実主義-トラブルに巻き込まれなくないと思いながら日々をたんたんと生きている。 理想主義-世界の貧しい人たちを救いたいと願いながら、国際弁護士を目指して海外に行く
花沢類にとって 妹的な存在 憧れの存在

とはいっても、静は高校を卒業して、今は国際弁護士を目指しているお姉さんであり、静にとっての花沢類は弟扱い。

そのことに気づきながらも、幻影を追っていました。同時に、学校での生活はどこかで退屈さを覚えたのか、屋上近くの階段でひとりのんびりボーっとしている日々。

「誰か、こんな自分の心を動かしてくれる人はいないのかなー」と密に期待をしていたのかもしれません。

ここまでくると、男性版のシンデレラですね。花沢類だから許されるのでしょう。

そこで現れたのが牧野つくし。

F4が仕切る学校の政治に我慢しながらも、そのストレスをため込み、「ありえないつーの!」と屋上で叫ぶひとりの女子高生を発見。

つくしが美人とか、一般家庭だから、とかは関係ありません。

自分の想像や常識をぶち壊してくれるようなイベントに出会うと心は動かされるものです

そして、花沢類は、牧野つくしに興味をもつのです。

ただ、この時点では本命は静です。

2-2 つくしのことが好きになる!?

キッカケは2つです。

1.道明寺司という曲者がいたから

2.つくしにコミットしたから

つくしには興味がありながらも、微妙な距離を測る花沢類。

その対極に、ガツガツと割り込んできたり、我を通して衝突する道明寺司。

つくしとはいつもケンカに対立するわけですが、花沢類は、その二人の仲調停者としてのポジションに尽きます。

なぜ調停者としてのポジションについたのか?

二人のやり取りをみていると心が動いている自分に気づいたからです。

一方で、道明寺と同じペースで2人の間に割り込むと、心身ともに消耗します。それを恐れていました。

調停者という立場で自分のテリトリーを守りながらも、2人から心を動かされたかったわけです。

そんな自分をどこかで楽しんでいました。

では、なぜつくしのことが好きになったか?

つくしにコミットすることが多かったからです。

ふたりの仲裁者であるはずの自分が、いつの間にかつくしの援助者になっていました。

なぜそこまでするのか?

と、自分に問いかけてみたら、答えはひとつ。

好きだから!

という答えが導きだされました。

それを象徴するの以下のシーン

「牧野に何をした」はこっちのセリフだよ

  1. 道明寺司と音信不通になる。全く連絡が取れなくなる。気付けば道明寺は仕事人間。
  2. 別の女性とお見合い話もあった。
  3. 牧野つくしは、不安になりながらも道明寺司を信じて待つ
  4. ニューヨークに行く決意をする
  5. 飛行機代をねん出しようとアルバイトに励む
  6. 疲労で入院
  7. そばにいたのが花沢類だった。(このタイミングで自分の気持ちに気づく)
  8. つくしにキスをする。本人に告げる。(なぜか斜にかまえている)
  9. 帰国した道明寺。「お前牧野に何をしたと?」と詰められる
  10. 「キスしたよ」とアッサリと切り返す。
  11. 殴り掛かった司のパンチをガードしてカウンターパンチをお見舞いする。
  12. 牧野に何をした!はこっちのセリフだよ!の名言誕生

 

 

調停者→援助者→挑戦者となるわけです。

そして、これまでのほほんとしていた態度はいっぺんしました。

それに気づいた道明寺。

類に負けを認めて土下座をして、これまでの行動を顧みました。

  • 道明寺が花沢類に土下座をする。
  • 自分のこれまでの行動を顧みる。
  • つくしのことは諦めたくないと懇願する
  • 花沢類はアッサリと身を引く。
  • それからは、元の調停者の役に徹するようになる

結局、花より男子ファイナルまで調停者のキャラクターを貫き通しました。

 

3.つくしが道明寺を選んだ理由

2つくらい用意しました。

理由1.作者の意図

道明寺とつくしを結び付けたほうが、
ストーリーとして盛り上がるから

はい!答えはこれです。

牧野つくしが、花沢類ではなく、道明寺を選んだ方がストーリーとしてハラハラ感とまとまり感があるから。

これに尽きます。

■ハラハラ感とまとまり感とは?

花より男子は長編です。

そして、長編を維持していくためには、トラブルをたくさん作って、いろいろと問題にぶち当たりながら、最後はまるく収めなくてはなりません。

ストーリーの王道構成である、【序】【破】【急】の3つにわけてみます。

【序】主人公の抱えている問題を示す

【破】主人公は、問題を解決するにあたって様々なトラブル・葛藤に直面する

【急】何らかの展開が起きて、トラブルや葛藤が解決される

花より男子は、この【序】【破】【急】の繰り返しです。

そして、この【序】【破】【急】を作りやすいのは、花沢類より道明寺だからです。

例えば、道明寺は、なんだかんだでトラブルを作って、つくしを困らせます。(本人に悪意があるわけではない)

これが【序】です。

そして、つくしは、そんな道明寺が起こすトラブルに反応することで、【破】が生まれやすくなります。

最後に、何らかの急展開がおこり、物語は【急】に入ります。

道明寺のほうが花沢類と比べて、この展開を作りやすいわけです。

もしも神尾さんが花沢類にこの展開を作らせようとすると、おそらく花沢類が花沢類でなくなってしまいます。

それこそリアル小栗旬さんになってしまいます。(笑)

■シナリオ&キャラクターの葛藤

物語にも

  • シナリオがあってキャラクターが存在するのか?
  • キャラクターがいて、シナリオが存在するのか?

2つのパターンがあります。

例えば、ドラえもんやクレヨンしんちゃんの映画なんかだとシナリオのほうが優先されています。

物語を面白くするためになら、多少キャラクターの性格にアレンジを加えても、文句は言われません。

例えば、のび太くんは普段は弱虫ですが、映画では仲間思いで勇敢な側面を見せても、別に不自然ではありません。

それは、クレヨンしんちゃんも同じです。初期の頃は、普通のお父さんの野原ひろしが今では理想の父親になっています。

そこまでキャラ変をしても問題ないのは、シナリオの中にキャラクターが存在しているからです。

対して、花より男子は、ひとりひとりのキャラクターに強い個性があって、そのうえでシナリオが創られています。

言い換えるなら、キャラクター像さえブレなければ、同じようなシナリオでいくつもストーリーが創れるわけです。

逆に、キャラクター像がぶれれば、ストーリーそのものが成立しなくなります。

そう考えたら、神尾さんは、牧野つくし、道明寺司、花沢類のキャラクターを守るため、以下のように考えると思います。

  • 牧野つくしと道明寺をくっつける
  • 花沢類は、調停者キャラに固定する

牧野つくしが花沢類ではなく道明寺を選んだ理由です。

 

 

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