「意見」と「異見」の違い?何気ない一言が「反論」になる?

投稿日:2016年4月14日 更新日:


意見と異見の違い
ひと昔前にあるディベートの先生から「ディベートについてどう思う。キミのいけんを聴かせてくれ」と言われました。

いつもながらの本音をプレゼントしました。

「いやー、あなたディベートの講師でしょ。だったら、自らディベートの試合をするところを見せた方がいいですよ。ディベートができないディベート講師なんてマジ説得力がありませんから」と自分の意見を率直に伝えました。

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その人はイラっとした顔になり、猛反論をしてきました。

率直に意見を言っただけなのにそんなにキレるかなぁ・・・?と思ったのですが、よくよく考えたら、当然ですね。

素直すぎるアホと勘違いするアホの会話でした。
まぁ、そんなインチキディベート講師は、眼中にありません。

本題に入りましょう。

はじめに

1.「意見」のつもりが「異見」を・・・

最近ちょっと気になった音楽を紹介します。

 

 

セカイノオワリ-ドラゴンナイト「僕の嫌いな彼も彼なりの理由があると思うんだ!ドラゴンナイト!×3」。

はい、ふざけました。でも、この音楽好きです。

とりあえず、口語的な意味から入りましょう!

1-1 口語的な意味

ネットで辞書検索をしたらこんな解釈が出てきました。

い‐けん【異見】
[名](スル)1 他の人とは違った考え。異議。異論。「―を唱える」「―を差し挟む」2 「意見2」に同じ。

い‐けん【意見】[名](スル)
1 ある問題に対する主張・考え。心に思うところ。「―を述べる」「―が分かれる」「少数―」「賛成―」
2 自分の思うところを述べて、人の過ちをいさめること。異見。「同郷の先輩が―する」

異論はありません。

意見とは、ある事柄に対して一人人間の率直な考えですかね。対して、「異見」とは、誰かの意見に対して異なった視点から別の意見を展開することですかね。

異見を伝える相手・対象が明確か、明確じゃないか、の違いですかね。

英語で考えると解りやすいかもしれません。

1-2 前置詞がポイントになる

意見・異見を英語にすると、両方とも、opinionですが、この後に置かれる前置詞に注目してみて下さい。

1-2-1 意見(opinion)-about(~について)

意見は、idiaという意味に近いかもしれません。つまり、意見の場合、「考え」や「アイディア」を教えてくれ、という意味になります。

1-2-2 異見(opinion)-for、to、against(~に対して)

英語の話をすると、opinion for という表現は使いません。この場合はmessageかrequestの方が適切です。

ディベートの場合は、claimです。文句を言うことではありません。主張という意味です。異見をいうときは、必ず自分の考えを伝える明確な対象が存在します。

そして、ここで大事なのは「なぜ明確な対象があるか?」です。理由ですね。

それは、前の人の意見に納得がいかないからです。

意見か異見を判断するのは相手

あなたにとって意見のつもりでも、相手が「異見」と取られたら、それまでです。

例えば、会社で上司と飲みに行ったとします。そして、あなたは自分の飲みたいドリンクを注文しました。

すると、その上司から「いやいや、最初の一杯はビールだろ!」と言われました。

さて、この上司の「最初の一杯はビールだろ!」は、あなたは、上司の意見と解釈するでしょうか?

それとも、

あなたの飲みたいドリンクに対する上司からの異見と解釈するでしょうか?

ですから、この場合、意見ではなく異見になるのが正解です。

もちろん、こんなのは言葉遊びですから、意見でも大丈夫です。

ただ、相手にとっては、もしかしたらあなたの意見が「異見」に感じられるかもしれません。

2.意見が反論になる?

先ほどの応用です。

あなたにとって、意見であっても聴く側が異見と解釈をすれば、それは反論されたとみなされます。

場合によっては、あなたの異見に対して相手から反論・再反論を受けることになります。

意見は異見だ!by香西

香西秀信先生の「反論の技術」という本で異見とはこのように説明されています。引用します。

要するに、意見とは、本質的に先行する意見に対する「異見」として生まれ、たとえそれが具体的に明確な形では現れなくても、対立する意見に対する「反論」という性質をもっている。意見を述べるとは、反論することだ。反論という行為は、議論の一要素などというものではなく、議論の本質そのものなのである。

何が言いたいかというと、あなたが誰かの意見に対して、別の異見を唱えることで、結果としてその人に反論をしたことになります。つまり、何らかの意見を唱えることで、結果として誰かの異見に対して異見を述べているということです。

 

 

異見の方が安全

色々と経験をして解ったのですが、意見よりも異見を発信する方が安全です。聴いている人から攻撃されにくいです。

なぜなら異見の場合、その発信が特定の人にしか向けられないため、ほとんどの人が傍観者という立場になり、あなたの発言が一層受け入れてもらいやすくなります。

ひとつ面白い例をがあるので紹介します。

  • 「ブラック企業は許せない!即刻改善するべきだ!」
  • 「ワ●ミは、ブラック過ぎる。労働法を順守するべきだ!」

さて、2つの発言のうち、どちらの方がより多くの敵を作らず、平和に自分の意見を通せるでしょうか?

断然後者です。

その理由は伝えるまでもありませんね。

前者の場合、「もしかしたらうちの会社ブラックなんじゃないか?」と思っている経営者さんたちを敵に回してしまいます。そう思っている経営者さんはたくさんいますから。グレーな企業はたくさんあります。

だから、必然的に多くの経営者さんたちを敵に回しかねません。

対して、後者は、どうでしょうか?

ターゲットが特定しているため、経営者さんたちはたちは、「あ、これはウチのことじゃないな!ワ●ミだな」と解釈をします。

野次馬根性丸出しで楽しんでくれる人もいれば、味方になってくれる人もいます。(同調の原理)

下手に呆然とした意見を述べるよりも、ターゲットをしっかりと定めて異見を訴える方が安全なのです。

以上が、意見と意見の違いについてでした。

ディベートをするなら、絶対に逃げられないテーマのひとつ。

ディベートは、異見同士の戦いですかね。もちろん、別に誰も傷つくわけではないけれど。

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