映画:鬼滅の刃の「鬼滅の刃」興行収入は275億円を突破しました。(2020年11月30日の時点)
あの「タイタニック」超えて、歴代2位に浮上しています。2020年のコロナの渦の中で、歴代2位の数字を叩き出せたのは衝撃的です。
2020年も後半になり、巣ごもり生活をしなくなりました。
街に出ると鬼滅の刃のグッツやポスターを目にするから、ちょっとびっくりします。
はい、本題!
鬼滅の刃が流行った理由は3S政策の影響があるのでは?
目次
3S政策とは?
3S政策の定義です。Wikipediaから引用します。
3S政策(さんエスせいさく)とは、Screen(スクリーン=映画鑑賞)、Sport(スポーツ=プロスポーツ観戦)、Sex(セックス=性産業)を用いて大衆の関心を政治に向けさせないようにする愚民政策であり、そのような政策があったとの主張である。
スクリーン、スポーツ、セッ●スの頭文字のSをとって3Sと呼ばれています。
3Sの目的:大衆の関心を政治に向けさせない
私達の関心を娯楽に向けさせて、政治について関心を持たないように世論を誘導することです。
質問
- スタジアムでサッカーの試合を見ながら、みんなでいちばんとなって熱狂しているときに保険料のことを考えるでしょうか?
- セッ●スなどの性的興奮を堪能している時間に、政治家のスキャンダルや日本のあるべき姿について想像するでしょうか?
- 鬼滅の刃を見ているときに、来年の生活を心配して、ポケットからスマホを取り出して為替の情報を確認するでしょうか?
となにか楽しいことがあれば、必然と政治への関心は薄まり、「何が正しいか?よりも何が楽しいか?」の思考になり、今の日本の政治への関心が薄まります。
今その瞬間の楽しさに溺れて、「うぇーい!」と叫んでいます。3S系のイベントで国民が盛り上がっているタイミングで、消費税や保険の値上げなど国民から反対を受けるような政策を可決しやすくなるのです。
3S政策≒政府主導の政策ではない
補足をすると、政策を作る人達が忖度をしながら行っている施策と考えたほうがよいですね。
そのような政策があったとの主張である。
当然、私たち国民に3S政策を行ったことはメディアは報じません。そもそもソースがないわけですから。
一部の知識人の人たちが、3S政策が行わてるのではないか?と論議を交わしているにすぎません。もしも、3Sの企画書が世に出たら、それこそ大変なことになりますからね。
さて、本題!
鬼滅の刃がヒットした背景に3S政策が関与していたか?
鬼滅の刃が流行った理由(一般論)
- 映画そのものが面白いから
- キャラクターが魅力的だから
- プロモーションが上手だった
- マーケティングが上手だった
という声はたくさん耳にします。そして、これは間違っていません。
マンガやAmazonPrimeで鬼滅の刃を見ましたが、やっぱり気になって次々と見に行きました。電子書籍で漫画を買いました。
こんな記事を書きながら、鬼滅の刃のファンです。
12月4日が楽しみです。
それはさておき・・・
でも、映画史上に伝説を残す勢いで流行るか?
この疑問だけはどうしてもぬぐえませんでした。
同じセオリーなら、ドラゴンボール、ワンピース、ドラえもん、ジブリシリーズが結果になってもおかしくないはずです。
内容やプロモーションだけではない。
鬼滅の刃が流行った理由+3S政策
政府、企業、映画産業など世論全体が動いたことが決定打だと考えました。
鬼滅の刃に関しては、映画そのもの内的な要因よりも、環境的な要因が大きいと判断できます。
政府・企業・映画産業が関わった
- 政府ー国民が娯楽に走ることを推進した
- 企業-鬼滅の刃関連の産業にお金を投げた
- 映画産業-政府、企業を味方につけた
繰り返しになりますが、この3者が裏で結託をしていたわけではありません。少なくとも、政府・行政は、国民を選挙に参加させたいわけですから、常に3S政策を行っているわけではありません。
また、企業(映画産業を含む)のマーケティング・プロモーション担当も、市場に商品を投下するタイミングは抑えているでしょう。世の中のトレンドには敏感ですからね。
よって、政府と企業が水面下で忖度をしながら、次に何を打ち出すか?を計算しています。
スポーツ産業と性産業は絶望的
2020年はコロナの影響で
- スポーツ:オリンピック延期、無観客試合
- 性産業:ソーシャルディスタンス、新宿クラスター問題
な状態だったことはご存知かと思います。
唯一の希望はスクリーン産業です。
加えて、その映画業界もコロナの影響で来場者が減る一方でした。
鬼滅の刃は救世主的な存在になりえり、映画産業はいっきにプロモーションしました。
社会的証明:人はみんなの行動を真似る
と聞くと、日本人気質かも!と思うかもしれませんね。
アメリカ人も、中国人も、イタリア人も集団の行動に従って意思決定をします。
人は集団の行動に従うのは、「影響力の武器」の社会的証明で説明ができます。
影響力の武器
今回のテーマは「人を動かす!」です。 いきなり質問ですが、あなたは人を動かすことに興味がありますか? 私はあります。 即興ディベートに興味を持ってもらわないことには、何も始まりませんからね。また、ウェ ...
続きを見る
この社会的証明をもとに考えると、多くの人が「鬼滅の刃」という作品に関心を寄せたのは、鬼滅の刃の内容や世界観そのものではなく、単に「みんなが熱狂しているから」「メディアが毎日のように報じているから」という理由に過ぎないのです。
半年前は、マスクや自粛ムードだったのに、気づけば鬼滅ムードに大変身。
2020年は、世論操作やプロパガンダについて学んだ1年だったかもしれません苦笑
では、政府は何をしたのか?
答え:何もしなかった
政府は何もしていません。普段であれば、クラスター防止やソーシャルディスタンス関連の注意勧告を徹底しているのに対して、鬼滅の刃の映画が上映中は水を差すようなことは一切言っていませんでした。
国会議員の人たちが、居酒屋や飲食店に対してはコロナ対策の指導をしているのに・・・
だから、映画産業は、政府や行政の圧力を受けることなく、鬼滅の刃に動員するのに、舵を取ることができました。
来年の今頃に、2020年は「鬼滅の刃」バブルだったといっているかもしれないですね。
まとめ:3Sは良い政策かも!
最後まで読んでくださりありがとうございました。
3Sのお話をすると、陰謀論者やアナキストが騒ぐのですが、私個人の意見としては3S政策はどんどんとやってください!です。
コロナの渦の中、気分は沈んでいたので、鬼滅の刃には救われたひとりです。
感謝してもしきれないです。
しばし、3S政策は、国民が政治に関心を向けないようにするための政策と言われていますが、3Sが活性化して政治に関心が向かなくなる層の人は、はじめから政治や政策に対しては関心がないわけですから。
先日、ディベート仲間と、今回の鬼滅の刃と世論操作をテーマにオンライン飲み会をしていて、ビールがおいしかったです。
ありがとう!
ハイネケン&ハートランド