議論=難しいとお考えの方が多いようですが、案外とそうでもありません。
「本当に?」「なんでそうなるの?」「だから何なの?」という質問をするだけなんですね。ちょっと贅沢をいうと、相手の「本当に?」「なんでそうなるの?」「だから何なの?」という質問に先回りして答えられるか?です。
相手の理解を助けるという作業ができていないんですね。
では、どうすればいいの?っていうと、この3つを徹底することです。
相手の
「なんで?」
「本当なの?」
「だから何なの?」
に先回りをして応えていくことです。
↓この質問に答えていくことが大事です。
これも論理です。
ディベーターは、この3つの論理をメチャクチャ複雑にしたがります。
もちろん、複雑にするからにはそれなりの意味があります。ですが、その後に、その意味を教えられなければ、参加者を迷わすだけです。
よかったら、以下の問題をこなしてみて下さい。
「なんで」「だから何」「本当」で考えればスグにできます。
- ケース1.よくある英語系のプロモーション
2020年からグローバル化は加速します。今から英語を勉強して世界で通用する人材にならないと、これからの社会では生き残っていけません。 - ケース2.金曜のオフィスにて部下と上司のやり取り
部長!予定の進捗より、2日分の遅れが発生しています。このままだと来週の納期に間に合いません! - ケース3.会社の四半期直前の定例会で
今期は業績悪化のため、ボーナスはありません!(実際に業績が悪化していると仮定して)
答えはこちらのページに載せています。
最後に
大学時代にディベートを学んでいたころは、ディベートの試合でしか役に立たないようなテクニックばかりを学んでいたのか、本質が見えていなかったとちょっと反省をするこの頃です。
ディベートで使える論理や言い回しは教えられても、それが現実のシーンで役に立つの?と質問したら、ちょっと微妙。
ディベーターに多いのですが、「このロジックってディベート以外で役に立つんですか?」と質問をしても、キチンと自分の言葉で説明できる人は少なかったりします。
ディベートの試合では最強でも、リアル議論・討論の場でキチンと自分の考えを相手に伝えられる人は案外少なかったりします。
シンプル、スグできる、ためになる、そんなディベートを心掛けます。