どうも。毎日がコーチングとコーディングの木村です。
変な気分です。
コーチングに出会ったのは、この記事を書いている今から8か月前のこと。私の人生を大きく変えてくれた講座。それは、コーチング心理学協会様のサイコロジカルコーチング初級講座でした。あの講座があったから、ディベートワークショップの講師や営業、ウェブディレクターのお仕事が務まるのかもしれません。
サイコロジカルコーチングとは?
社会心理学やポジティブ心理学、コミュニケーション心理学を統合して、「コーチング」という領域に応用した学問です。
■サイコロジカルコーチは,社会心理学やポジティブ心理学,コミュニケーションや心理学的手法や理論を応用し,個人もしくはグループの目標達成に焦点を当て,人間の潜在性を引き出し,人生における学習及び自己成長,自己実現,生活や仕事における幸福感及びQOL(生活の質)の向上,専門的な能力開発,パフォーマンス,自己効力感,意思決定,モチベーションを向上させるためにあります。
サイコロジカルコーチ:コーチング心理学基本講座
コーチングは、それ自体が個人のコミュニケーションスキルが求められるため、心理学やコミュニケーションの技術は学んでおくべきなんですね。コーチと名乗って自分のスタイルで勝負をすることも可能ですが、理論や研究的な裏杖を知っていると知っていないでは大きな違いがあります。これは、自分も講師として人に何かを教える立場だからこそわかります。
やっぱり、何も知らないよりもたくさん知っているほうがなんだかんだで有利なのです。そんな知識を体系的に短期間で教えてくれるのがコーチング心理学協会様のサイコロジカルコーチング講座でした。
サイコロジカルコーチングの講座のレビュー
実際に役に立ったか?と質問されると、自信をもってYES!
直接的な効果と間接的な効果がありました。
効果1.クライアントを獲得できた
4か月後でしたが、クライアントから1~2名獲得できました。その時にはじめてコーチとしてデビューができました。
クライアント様のほうから、木村さんのコーチングを受けたいといわれました。その時は、自分でもちょっとビックリしました。とりあえず、サイコロジカルコーチングのテキストを印刷してクライアント様の自宅に送って、それからはオンラインセッションをしています。
効果2.営業やコミュニケーションで効果を発揮
こっちのほうが大きいですね。やっぱり、コーチングができるようになってからのほうがコーチングができる前よりも、良好なコミュニケーションが取れるようになりました。その違いは何か?と振り返ると、コーチングを受けるときにクライアントが何を考えているのか?がわかってきたからです。
ディベートの講師だけで活動をしているときは、どこかで人間オンチな部分がありました。また、ウェブデザイナーとして起業をするための準備をしていたころは、ただのWordPressオタクでした。知識や技量には自信はあったものの、それらをクライアントのニーズに合わせて建設的に使う方法を知らなかったわけですね。
おそらく、自分が長い間抱えていた弱点が、緩和されたのでしょう。
徹底とした顧客志向になれた
講師として最も成長できたと感じた部分は、自分の技術や知識をお客さんのニーズや目的に合わせて適切に使えるようになったことですね。
お客様が求めているものと自分が提供したい物は全く違いますからね。
その1.自我ではなくお客様の欲求に焦点を置く
例えば、私は即興ディベートワークショップの講師としてディベートを教えたいわけですが、お客様が学びたいのはディベートではありません。ディベートを学んだ先にあるんですね。それが、コミュニケーション能力の向上であったり、学校の授業や会社の研修にディベートを導入することだったりします。自分が教えているディベートは、その手段であって、お客様の目的にマッチしているわけではありませんでした。
サイコロジカルコーチングの講座を通じて学んだのは、お客様のニーズに焦点を合わせて、適切に自分の中にあるカードを切っていくことでした。その方法論を徹底的に学びました。
その2.何よりもまず「聴く」こと
お客様の目的に焦点を合わせて、自分が持っているカードを適切に切っていく。これは意外と簡単なようで難しい。なぜなら、頭で考えているだけだと、わかっているようでわかっていない状態になってしまい、最悪の場合、わかっているという錯覚に陥ってしまうからです。
「聴く」は実践が必要なのです。理論と実践の2つを通して、「聴く」を体得することができました。
「聴く」の理論と実践とは?
コーチング心理学協会様が得意とするカード手法です。サイコロジカルコーチングに限ったことではないのですが、コーチング心理学協会様の講座では、コーチングの実践練習としてコーチングカードを使います。
コーチングカードの使い方
コーチングの実践練習でコーチとクライアントの役になり切ります。コーチ役は、相手の話を聴きながら、その内容をカードの理論に当てはめていきます。そこから、適切な質問を選んでいきます。質問内容はカードの裏に書いてあります。言葉のキャッチボールがすいすいとできます。
シンプルだけれど難しい
凄くシンプルなのですが、実際にやってみるとけっこう難しいです。はじめは少し戸惑いましたが、慣れてくるとけっこう上手にできます。理論を実践に落とし込むって、そこが結構大事ですからね。
繰り返し、PDCAを回していく感じです。
サイコロジカルコーチングはお勧めか?
正直に申し上げると、コーチング心理学協会様のサイコロジカルコーチングは、お勧めな人とお勧めでない人がいます。お勧めでない人から行きましょうか?
向いていない方
- コーチとして数か月後に独立をして生計を立てたい方
- 自己啓発系のコーチを目指している方
- 学習よりもインスタントなノウハウを求めている方
- 自己啓発寄りのコーチングやワクワク感を求めがちな方
コーチングと聴くと「自己啓発」的なことをたくさん教えているスクールや講座のほうが多いですが、コーチング心理学協会様は、それらのコーチングスクールとは立ち位置が真逆です。どちらかというと学術的&現実的です。(逆に、日本のコーチングが自己啓発寄りなのかもしれませんが・・・)
講師のスピーチを聴いて心を踊らされることももありませんし、涙を流すこともありません。
講義の内容を頭に叩き込んで、頭に叩き込んだ内容を繰り返し実践するしていく感じです。セミナーや講演会に参加をしてメモを取る感覚がない方も参加をしないほうがいいかもしれません。
向いている方
- 自身の事業やお仕事にコーチングを取り入れたい方
- 専門的な機関でコーチングや心理学を学びたい方
- コーチング心理学そのものに興味・関心がある方
- プロジェクト管理やマネジメントに関心がある
ズバリ勉強熱心な方ですね。
コーチングの世界にどっぷりと浸っているのではなく、あくまでコミュニケーションやマネジメントの手段、そして知識や技術として割り切っている方にとってはサイコロジカルコーチング講座でたくさんのことを学べます。
なぜなら、サイコロジカルコーチング講座で学べることが、コーチングや心理学の知見や技術です。コーチングセミナーにありがちなワクワクとした世界観ではありません。
純粋に知識を仕入れて技術を体得することを目的にしたほうが実のある1日になります。
2日で20,000円の講座なので、元を取り戻す気持ちがないと損すると思います。
本気で参加をすることをおススメします。
認定資格は役は取るべきか?
コーチング心理学協会様の講座では、認定資格制度があります。結論から言うと私はサイコロジカルコーチングの資格をとりました。いちおう、初級のサイコロジカルコーチです。
認定資格をとった理由
コーチング心理士としてデビューをしたかったからです。コーチングの資格が仕事に直結するか、は賛否両論かもしれませんが、今回はそこらへんはあまり考えていませんでした。
純粋に内容がよいと感じたから、その教材の「使用権」が欲しかったのです。
資格そのものよりも教材やカードの中身ですね。
時間をお金で買いました
自分で作ったら、それこそ一週間以上かかってしまいますから、その時は時間をお金で買う感覚でした。認定資格については、名刺にコーチと書く気がないので、今はあまり使っていません。
欲しかったのは、教材を自由に印刷して、コーチングに興味がある人に配布ができる使用権のほうが大きいですね。こんなことを言うと、先生から怒られるかもしれませんが、資格は外見であり、教材は中身です。私が重視するのは、断然後者です。
【最後に】サイコロジカルコーチ:コーチング心理学基本講座について
まとめると、コーチング心理学を体系的に学びたい方、そして学ぶ意思がある方にはお勧めしております。
教材のボリュームや講座の中身は充実していて、消化不良になるかもしれませんが、講座に参加をして終わり!ではなく、そこから自分で学んでいく意思がある方でしたら、価格以上の価値がある2日になるでしょう。
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