この記事でお伝えしたいことは、ひとつ。
コーチングの現場では、「提案力」が必要だということ!
そして、提案ができなければコーチングはビジネスとして成立しない!ということです。
その理由についてお伝えします。
と、その前に、まずは私がコーチング心理学協会のエニアグラムコーチングとサイコロジカルコーチングで身につけた4つのスキルをご紹介します。
はい、目次。
もくじ
傾聴、質問、承認・・・「提案」だった
私が参加をしたのは、コーチング心理学協会のエニアグラムコーチングとサイコロジカルコーチングだけでした。
そして、その2つの講座を通して、先生から以下4つのスキルを教わりました。
コーチングの4大スキル
- 傾聴・・・相手の言葉にじっくり耳を傾けること、その方法
- 質問・・・クライアントが自ら考えるように問いかけること、その方法
- 承認・・・クライアントを「良さ」や「気づき」を引き出す対応をすること
- 提案・・・クライアントに対して何らかの創造的な提案をする
コーチング本だと、「傾聴」「質問」「承認」の3つを教わるだけで終わる場合が多いです。
コーチング心理学協会が主催したコーチング講座では、傾聴、質問、承認からの「提案」がありました。
最後の「提案」と聴くと、プロのコーチの方は、「おいおい、コンサルか?」と思うかもしれませんね。
でも、実際にコーチとして活動をするようになってから、提案力がいかに重要か?に気づきました。
コーチといえど、クライアントに対して提案はたくさん行います。
いや、行うべきなんです。
先生も私によく「提案」をする
例えば、先生はよく私にこんな提案をします。
【具体例】先生から頂いた提案
- ディベートとホームページ制作を合体したらビジネスモデルを構築したらどうか?
- ディベートとコーチングをくっつけて、ディベートコーチング協会を作っては?
- いきなり、20万の価格を提示するのではなく、スモールステップで考えてみては?
現役のプロコーチの方からしてみれば、「コーチングじゃなくてコンサルなのでは?」と思うかもしれませんが、先生の提案はコンサルではなくコーチングに近い形の提案です。
コンサル型提案とコーチング型提案の違い
トップダウンの提案かボトムアップ型の提案の違いです。
コンサルタントはトップダウン型の提案を行い、コーチはボトムアップ型の提案を行います。
それぞれについて説明をします。
コンサル型提案:トップダウン
コンサルタントは、自分たちの専門性や知識を活用した提案を得意とします。例えば、税理士の方がコンサルタントになったら税務に関する提案しかできません。税理士が、税務以外のアドバイスをしたら、その先生の専門性は活かせないでしょう。
だから、原則、コンサルの提案は自身の専門性にリソースを絞るため、トップダウン型の提案になります。
コーチ型提案:ボトムアップ
対して、コーチの場合、「必要な答えはクライアントがもっている」という考えを持つため、特定の専門性はいりません。大切なのは、対話を通じてクライアントの内側から答えを引き出すボトムアップ型の提案をします。必ずしも、クライアント自身が自分の内側から答えを引き出せるわけではありません。コーチは、クライアントがアイディアや考えを引き出すための支援が必要なんですね。その支援こそが、今後のコーチに求められるボトムアップ型の提案です。
コーチとコンサルは、提案のやり方が違うだけであり、提案をする点は同じです。
提案ができないコーチは生き残れない?理由は2つ
コーチの中には、コーチングの役割を以下の様に考えている方もいます。
クライアントが自発的に行動できるようによきパートナーとして支援する
これは必ずしも間違っていませんが、コーチング業界の人しか通じないと思います。
コーチが本来するべきことは、クライアントの潜在能力を最大限引き出して、具体的な行動を生み出すこと!です。
コーチの役割が、ただ横に座って黙って話を聴いているだけなら、お金を払う理由にはならないんです。占い師やカウンセラー、お友達、バーのマスターに相談しますからね。わざわざ、高いお金を払ってコーチに相談をするなんてありえません。
では、なぜコーチにお金を払う・・・言い換えるなら、コンサルの様に具体的なことを何一つしてくれないのにお金を払うか?それは自分の能力や可能性を最大限引き出してくれる!からです。そのワークをする時間に対してクライアントはお金を払っているわけです。
言い換えるなら、問題解決をするための創造的な時間と空間だと考えています。
創造的な問題解決とは?
もしも、何らかの問題を抱えて、それが教科書通りに解決できないとします。
私の場合、それが以下の2つでした
- 即興ディベートワークショップとホームページ制作のビジネスがつながらない
- ホームページやコーチングの価格をあげるとお客様がつかなくなる
正直、死活問題でした。そこで、先生から頂いたアドバイスが、以下の2つでした。