「コミュニケーション」の意味、定義! コミュニティの概念を知れば見えてくる

投稿日:2015年12月19日 更新日:


コミュニケーションの意味
猫も杓子もコミュニケーション!世の中が求めているのはコミュニケーション能力!コミュニケーションはすごく大事!企業が学生に最も求めるスキルが、コミュニケーション能力。

耳にタコができるほど聞かされるこのコミュニケーションという言葉を聞かされます。

ところで、コミュニケーションってどういう意味なんですかね?

もくじ

1.とにかくコミュニケーション能力って何?

コミュニケーションとは?

  • 「お客様とコミュニケーションをとっている?」
  • 「上司と部下の関係もコミュニケーションが大事だよ」
  • 「ビジネスは職場とお客様のコミュニケーションだよ」
  • 「成功する人はコミュニケーション能力が高い」

「あなたは、日本コミュニケーション教の信者ですか?」と突っ込みたくなります。

いつからか流行ったのか、この意味不明な横文字。

真理
ところで、誰なの?この言葉を流行らせた人?
え?日本コミュニケーション教

コミュニケーションという言葉そのものが宗教というか洗脳です。

1-1 コミュニケーション能力の意味?

コミュニケーションの一般的理解

  • 自分の想いを相手に上手に伝える力なのか?
  • お客さんや上司と意思疎通をする力なのか?
  • 愛想笑いを振りまいて、仲良くすることなのか?
  • 交渉・折衝を通じて成果を上げるのことなのか?
真理
それなら、直接「上手に伝えろ!」って言えばいいのにね?
まぁね。でも、そんなことをいうと角が立つから横文字でオブラートに包んでいるのよ。

横文字で本題を濁しているあたりが、問題ですね。

部下「え?コミュニケーション能力と言われましても、具体的に何をすればいいんですか?」
上司「そんなのは自分で考えろ!」

これだと、コミュニケーションを語っている本人が言葉の意味を理解していないイタイ人になります。コミュニケーション以前に使い手の国語力が疑われます。

1-2 コミュニケーションの定義を17通りに分けてみた

コミュニケーション能力とは?17通りに分けてみた

の記事では、コミュニケーション能力の意味について強引に17通りに分けてみましたが、「コミュニケーションってそもそも何なの?」という質問に全く答えていませんでした。

真理
17に分けった!ってちょっとドン引きするかも!
病んでいるだけじゃない!?原因は、ディベートのし過ぎかも。

ディベートの講師とかをしているとよく質問されるのが、人と上手に話をする方法なんですね。「どうすればコミュニケーション能力があがりますか?」という相談はよくされます。もちろん、知っている限りのことは答えていきたいと思いますが、自分でそこまでコミュニケーションが得意だとは思っていません。

時々、コーチングなどの仕事で、「コミュニケーションに自信があります!」と堂々と言っている人って怪しいというか痛い。なんとなく小手先のテクニックだけを教えている感じです。

2.「コミュニケーション」の語源から考える

コミュニケーションはシンプルに考えてみる

コミュニケーションの本当の意味って何だろう?と考えていたら、ピッタリな日本語訳はあるようでないんですね。そもそも英語ですからね。もしも日本語で正確に伝えられるのであれば、コミュニケーションなんて言葉を使わずに日本語で表現をしているはずです。

『伝達をすること』じゃダメなの?
真理
伝達だったら、SAYやTELL、INFORM、Announceでもいいわけじゃない?他にも、conveyance、 transfer、 propagation、 conduction、 transmissionがヒットするわね。

このように、「伝達をする」「伝える」を英語に訳しても訳し方は状況や方法によって千差万別です。ここら辺が英語って難しいんですよね。今回は、英語の話ではないので、一度この話は割愛しますね。

コミュニケーションという言葉にも、固有の意味がある!ということだけを覚えて下さい。

では、「コミュニケーション」という英語をあえて使うのかというと、ピッタリな訳が存在するようで存在しないからです。

なので、少し遠回りになりますが、「コミュニケーション」という言葉を日本語に訳そうとせずに、まずは英語で考えてみましょう。

2-1 コミュニケーションの語源

コミュニケーション

Communicationは、communicate + tionのつなぎ言葉です。communicateには、情報などを伝達するという意味があります。そして、その上位概念にCommunityという言葉があります。いちばん、キモとなるのは、Communityです。

  • Community:(同じ価値観、利害、国籍、文化を持つ特定の)共同体、共同社会
  • Communicate:特定の情報などを伝達する<動詞的な意味>
  • Communication:伝達、伝達すること<名詞的な意味>

今度は、上から順番に訳していきますね。Communityが存在して、そのコミュニティーを動かすために、Communicateという行動が求められ、その行動をひとまとめにしたものが、Communicationになります。

真理
Infomation(情報)という言葉に似ているわね
どういうこと?

最初に、「報告する」という行動があって、その報告を促進化する手段として「ネットワーク化(つなげる)」という次の行動が生まれました。名詞にしたのが、「情報」です。

あ!確かに!報告って言葉は、初対面の人には使わないわよね。ネットワークからされていないからってこと?
真理
さぁ、日本語の語源についてはよく解らない・・・。

話がそれましたね。本題に戻りましょう。

2-2 コミュニケーション+能力とは?

あなたが属しているコミュニティーから必要とされる能力何です。日本語にするなら、コミュニティーに貢献できる能力なんです。

コミュニケーションの一般的な解釈と誤解

  • 人と上手に話すこと
  • 周りの人と意思疎通をとること
  • 人の話をキチンと聴くこと

確かに、上手に話せて、周りの人と意思疎通が取れればそれに越したことはないでしょう。人の話をキチンと聴ければ、人から嫌われたりはしないでしょう。ですが、話したり聞いたりするのが上手であっても、そのコミュニティーに貢献できていなければ、その人はコミュニケーション能力がない人になるんですね。

真理
心ちゃんは、医者からアスペルガーと診断されたんだよね。コミュニケーションに苦労した時期があったのよね?
人との意志疎通なら今でも苦労しているわよ。でも、大丈夫なの!あたしの場合、実力がずば抜けて高いから!
no name
あっそ!

3 「共同体(コミュニティー)」の概念

コミュニティーとは、共同体・共同社会を意味します。ひとりひとりの集まり、集団を指します。

利益,目的を同一にする人々の結合体。 (1) 社会学では,アソシエーションに対する用語として,自然発生的に共同体意識,共属感情をもって生活している人々の生活体もしくはその地域社会をさして使用される。

コトバンクより

3-1 コミュニティーとは?

国家、企業、学校はコミュニティ

  • 国家:利益・目的-平和で文化的な生活をするために国家運営すること
    →「政府」、「企業(営利以外の法人を含む)」、「国民」が存在する
  • 企業:利益・目的-お金儲けをするため。長く運営するため。
    →株主、経営陣、従業員、お客様、その他利害関係者が存在する
  • 学校:利益・目的-未来を担う未成年・若者を教育するため
    →文部省、先生、生徒、親が存在する

「国家」「会社」「学校」にも特定の目的があるから存在しているわけです。これを哲学の世界では、リーズンディーティール(存在理由)と言います。そして、国家(政府)、企業、学校は社会という大きなコミュニティーが機能するために、必要な期間なんですね。

国家(政府)が存在しなければ、無秩序な社会になります。企業が存在しなければ、生産的なことはできません。学校が存在しなければ、私たちは無知のまま一生を終えます。

コミュニティーの目的は、長く存続することです。これは、私たちが1日でも長く生きたい!と願っているのと何ら変わりありません。もちろん、コミュニティーの中にいる人が先なのか?コミュニティーそのものが先なのかは鶏と卵ですが。

3-2 コミュニケートの意味

コミュニティーの意味が共同体なので、その共同体を動詞にしたものがコミュニケートです。共同体を繁栄・存続させるためのなんらかの活動活動がそれに当たるんですね。

やや極論かもしれませんが、私なりに考えてみました。

  • 政府-国民の安心、安全、自由を第一に考えて動ける人
  • 企業-利益に貢献するために組織の中で立ち回る人
  • 学校-勉強や課外活動をして、たくさん学んでくれる人

もちろん、コミュニティーは、政府、企業、学校だけではありません。あなたが所属している部活・サークルもコミュニティーです。もっと言うと、家族すらもひとつのコミュニティーです。

そして、そのコミュニティーには、何らか特定の目的があるということで、自分の役割を理解して、そのコミュニティーの目的を達成するために何らかの働きかけを行うことがコミュニケートの本来の意味になります。

3-3 コミュニケーションの意味

辞書では「伝達すること」と訳されていますね。では、なぜ伝達すること=コミュニケーションと訳されるようになったのかというと、私たちが上手に言葉を伝達してくれる人を求めてきたからです。

例えば、原始時代・・・武器の作り方や使い方を教えてくれないと、人類は全員マンモスに食べられていました。もちろん、武器を持っていても、ひとりの人間がマンモスに勝てるはずがありません。

みんなの指揮をとってくれる人達を求めていました。いわゆる、リーダーですね。リーダーはいちばんコミュニケーション能力が高かったわけです。

そして、狩りから農業の時代です。雨や嵐で農作物が吹っ飛ぶとみんな飢え死にしました。ところが、雨や嵐がい作るのかを予測できる人は誰もいませんでした。

そこで、予測ができるであろうと思われた呪い師がコミュニケーション能力が高いとされました。

4.本質を知らずテクニックに走ると・・・

最近では、ビジネスパーソン向けのコミュニケーションを向上させるための講座もたくさんあるようですね。

  • 傾聴とか
  • ペーシングとか
  • オウム返しの方法とか
  • メラビアンの法則とか
  • スピーチ講座とか

枚挙にキリがないので、これくらいで。

4-1 コミュニケーション講座=教科書のテクニックのオンパレード

【コミュニケーション、向上】とググると、小手先のテクニックを教えているような講座が多く、参加者も小手先なテクニックに走っているのかなと思うことがあります。

おまけに価格が高い割には、教科書で解説している内容を講師の人がそのまま話しているだけです。

本質を理解せずに、プロの講師からテクニックを教わっても、絶対にコミュニケーション能力なんて向上しません

それは、これまでに伝えたように、あなたが今属しているコミュニティーから必要とされているか、どうかだからです。同時に、あなた自身がそのコミュニティーを必要としているか、どうかも大事です。

そこをなくして、傾聴、ペーシング、オウム返し、メラビアンの法則、ロジカルシンキングや変なスピーチを実践しても、何も変わりません。

4-2 むしろ逆効果

そんなあなたを見た人はこう思うだけだからです。

あ、こいつ・・・セミナーに通って変なテクニックを学んでいるな!!

普段すっぴんの人がいきなり厚化粧をしてきたような不自然さです。周りからはバレバレです。

それよりも、あなたがその場で必要とされるためにはどうすればいいか?を真剣に考えるか、それが辛かったら去ってもよいと思っています。転職をしても、付き合う人たちを変えても、それは恥ずかしいことではありません。

4-3 自分に合ったコミュニティーを探す・作る

もちろん、これは逃げのスタンスはよくありません。

ですが、自分がどんな人間で、人に何を与えられ、誰から必要とされているか?を見極められることができれば、きっとあなたにとってよいコミュニティーは見つかります。それを教えてくれたのが、ワンピース。

4-4 ワンピースのエースから学ぶ

エースは、自分が犯罪者の子であり、必要とされない子供だという囚われがありました。ですが、そんなエースもサボやルフィから必要とされていることに気づき、その囚われがなくなりました。もしも、エースの育ての親であるガープやダダンが、小手先のテクニックを教えても、エースは2人から必要とされたでしょうか?

おそらくされません。

4-5 白髭海賊団がエースを仲間と認めた理由

気づけばエースは白髭海賊団の2番隊長になりました。エースが二番隊長にまでなれたのは、元・海賊王ロジャーの子供ではなく、白髭海賊団の一員としてコミュニティーに貢献してきたからです。

だから、みんなはエースを必要として、エースも自分が必要とされていることを実感できて、コミュニティーに貢献することができました。

5.あなたにとっての【コミュにてケーションの定義】とは?

そのコミュニティーが長く存続するために貢献したいと思える気持ち!

これだけで充分です。

この気持ちさえあれば、意見が違う相手とでもキチンと向き合って話し合うことができます。ケンカになることもありますが、根っこにこの気持ちがあることが伝われば、お互いを尊重しようとする気持ちも芽生えます。

6.まとめ

いかがでしたでしょうか?

コミュニケーションの定義が、そのコミュニティーが長く存続するために貢献したいと思える気持ちなんて、ディベート講師らしくないことを言っているように聞こえるかもしれません。

 

ですが、即興ディベートワークショップでは、一つの企画(ディベートのテーマ)をみんなで作り、完全に参加型にしてみんなでワークショップを創っていけるような設計にしています。

即興ディベートワークショップ自体が、ひとつのコミュニティーであり、参加者ひとりひとりがワークショップをよりよいものにしていくために積極的に発信でき、結果としてそれがワークショップ全体の貢献につながるような空間にもなっています。

だから、ディベートの試合が終わった後に、選手一人ひとりに感謝の意を込めて、「●●さんの、この論点が興味深くて、みんなに××なことを気づかせてくれたんですよ」とキチンと言葉で伝えています。

勝敗は二の次で(笑)

ディベートをすると、どうしても競争に走りがちで決して間違っていないのですが、その競争はツールであって、お互いが競争したことにより、何を与えたか、結果、何を得られたかなんですね。

たった4時間のワークショップでも、タイムリーにコミュニティーのあり方や考え方を体験できますよ。

 

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