楽しく学べる経営戦略フレームワーク。ビジュアルと事例あり。
インプロ部の即興ディベートのワークショップでは、ビジネス系のテーマでディベートの試合をします。意外と経営戦略論のセオリーを知っていると、試合中にテンパらずサクサクと議論を組み立てたり、とっさの対応ができるようになります。
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さて、そんなわけで本日は3C+1について解説をしていきましょう。
3C+1とは、顧客(Customer)、ライバル(Competitor)、自社(Company)の3つキャラクターを分析をしてバランスの良い経営戦略を構築しよう、という考えですね。+1は、協力会社(Co-operator)というもう一人のキャラクターを追加しました。
まずは、3C、その後に+1のCについてみていきましょう。
1.3C:顧客、競合、自社の3つの視点で考える方法
ピータードラッカーは、ビジネスは顧客の創造であり、成果を得たければ顧客が何を望んでいるかを考えろ!と私たちに教えてくれました。
対して、マイケルポーターは、「そんなことは基本中の基本だ!どこの企業だってやっているさ!だからこそ、他の企業がどのような戦略を実行しているかを観察しろ」と主張しました。
さて、どちらの方が正しいでしょうか?
もちろん、両方正しいです。どんなビジネスでも顧客が何を望んでいるかニーズを見極めて、ピッタリとした商品を提供すれば売れていきます。
しかし、ライバル企業が既に同じことを先にしていたら二番煎じになります。
だからこそ、顧客のニーズとライバル企業の動向を両方チェックしなければなりません。その上で、自分たちは何ができるか?それを探すのが経営戦略といえるでしょう。
2.+Cの法則:利害関係者をもう一人加えよう
さて、ここからが裏技です。自社の経営資源が追いつかなければ、他社から力を借りる方法もあります。アウトソーシングですね。製造から販売まで自社だけで行おうとする必要はない、ということです。
例えばアウトソーシングが上手なのがAppleです。Apple社に、液晶技術を提供しているのはどこかというと、日本の町工場なのは有名な話ですよね。日本の技術があって、はじめてi.Phone、i.Padは世に出せたのです。
「Appleの技術は凄いよね!」って思っている人へ。日本の技術力はやっぱり高いよね!と言い換えて下さい。他にも、売れるパソコンの後ろにはインテルがついています。
強い企業には強いパートナーがいるということですね。