さて、「5」です。1は己の世界観、2は目の前の相手、3はより多くの人に対して働きかけます。4は1-3までの土台を固めるプロセスです。図形に例えるなら、1が点、2が線、3が三角で、4が四角です。ここら辺までは想像できますよね。
「5」は、4からひとつ飛び出た数字と思えばよいでしょう。1,2,3,4の他の数字にはない自由が5にはあります。よって、自由で広い世界を求めるのがタイプ5の特徴と言えるでしょう。故に、5は自由になるが人生の目的になります。
このタイプです。
- 仕事・適職-インストラクター、企画者・プロジェクトリーダー
- 恋愛・異性-好みの移り変わりが激しい、フアフアしている
仕事や職業適性については、裁量があればある程、5は力を発揮します。また、心から楽しく打ち込めます。逆に、経理やデータ入力のような決められた仕事を淡々とこなすことに苦痛を覚えます。
ひとり世界で内側に溜まったエネルギーを解放したいはずです。
タイプ5の目的-「自由」と「責任」は表裏一体
アメリカは自由な国と言われています。確かにその通りです。但し、自由である半面、自分のしたことに対してその責任が全て本人にのしかかってきます。何をしても自由、どんなことを言っても自由、但し、全て自己責任。誰も守ってくれません。
そもそも私たちは、思っているよりも案外と自由です。本当は何をしてもいいのです。人が何を言おうと気にする必要はどこにもありません。ですが、何かを自分で決めたら、その責任を全て自分で負わなければならないため、私たちは気付かずして自由を放棄しています。口では自由になりたいと言いながらも、誰かに従っていた方が楽だからです。
ところが、タイプ5は、心の底から「自由」に渇望するため、規則に従っているだけの人生は苦痛で苦痛で仕方ありません。
タイプ5の課題-自由になるためには訓練が必要
タイプ5が克服しなければならない課題は、地味な訓練に耐えることです。力がないと本当の自由は手に入らないということをダンミルマンは解いています。
代表的なのが、ワンピースの主人公麦わらのルフィですね。子供の頃から海賊王を目指していたルフィは1日でも早く海に出ることを夢見ていました。
そこで、シャンクスに「オレを生みにつれていってくれ」とお願いするのですが、シャンクスは断ります。
ルフィが海の厳しさを知らない子供だからです。
ルフィは、自分は強いとシャンクスに訴えるのですが、その時のルフィは海の憧ればかりで海の恐ろしさを知りません。
結局、ルフィは、シャンクスは片腕を犠牲にして、命を助けてもらいました。ルフィの中で、本当の強さがなんであるかを知った瞬間です。そして、ルフィは海に出るのはまだ早いと諦め、数年間修業を積みます。
そして、約8年間山にこもり修行をして、近隣の海の主といわれているかいおう類をパンチ一発で倒せるほど強くなりました。ルフィの人生の半分は山にこもって修行するだけの日々だったのです。
タイプ5は、このルフィのような存在です。
タイプ5は、自由や未知の世界に憧れ、何か新しいことにチャレンジしたい欲求が強いです。ですが、実際にその世界に足を踏み入れたら、理想の自分に近づくまで努力の繰り返しです。