「占い」や「スピリチュアル」と聴くと、霊感や化学では証明できないような不思議な力があって、願いが叶う!みたいなイメージをお持ちの方が多いのでは?
さて、ここで紹介しているソウルナビゲーションは同じようなジャンルの占いのなのかというと、違います。むしろ、「占い」や「スピリチュアル」とは正反対の内容ばかりが説かれています。耳をふさぎたくなるようなことをズケズケと平然と書いています。おそらく、興味本位や恋人との相性を確かめたくて、占いを受ける人にとっては、おススメできない内容です。
今回は、そんな経験を踏まえて、このソウルナビゲーションがあっている人とそうでない人の違いを明確にしていきます。
はじめに
ソウルナビゲーションって何?
ソウルナビゲーションとは、ダンミルマン氏が開発をした数秘術です。
- ジャンル-数秘術(生年月日から運命がわかるというもの)
- コンセプト-あなたの人生の課題や試練の克服すること
ひとりひとりの生年月日からその人の運命数を導きだして、その運命数を持つ人が克服するべき課題について解説されています。
本を開くと非常にやさしい語り口ではありますが、内容はかなりストイックです。
山登りに例えると解りやすい
あなたが理想と考える人生を、山の頂上だと考えてください。これが普通の占いであれば、山のてっぺんを眺めているだけで、自然と足が前に進んで、気付けば山のてっぺんに辿り着いているような幻想を暗示します。
ダンミルマンは、信じているだけでは幸せにはなれないことを説いています。
頂上にたどりつくまでの道の途中には、いくつものな障害もあります。絶対にスイスイと登れるはずがないのです。
頂上に辿り着くためには、険しい坂道を登らなければなりません。
「天辺にたどりつくイメージをしていても、絶対に頂上には辿り着きません。だって、たくさんの障害があるから・・・」と言わんばかりに。
ソウルナビゲーションに向き不向き
とりあえず誤解しないでほしいのが、私は、占好きの人を否定しているわけではないということです。
占いやスピリチュアルを信じて、自動的に人生が豊かになるのではなく、自ら本書に書かれていることを実践することが大切になってきます。「絶対に理想の人生を歩んでやる!」というマインドを持っている人だけにソウルナビゲーションの本を手に取ってほしいですね。ダンミルマンも、本の中で信じているだけでは誰もあなたを幸せにしてくれないよ、と言っています。
ザ・シークレット「引き寄せの法則」と対極にありますね。
どちらかというと、Make it possibleの意思が非常に大事になってきます。あ、Make it possibleは、CANONのキャッチコピーですね。
その運命数を持つ人の性格や能力ではなく、欠点や課題にフォーカスされている点ですかね。もしもあなたが今後の人生において、豊かに生きたければ、障害となっている試練や課題を克服することがソウルナビゲーションのコンセプトです。
ビジネス、恋愛、人間関係、心身健康などあらゆることで、あなたらしく【幸せ】になるため人生の指南書ですかね。「信じれば幸せなれる」とは逆のことを説いています。ある意味、凄くストイックですね。
実践するための占い
占いというよりは、人生の指南書に近いかもしれません。あなたが理想の人生を歩み幸せになるためには、その幸せを邪魔するいくつもの試練を乗り越えなければなりません。その試練のほとんどがあなた自身が生まれてから今日にいたるまで背負っている課題であり、あなたはその課題を克服しなければなりません。
お気づきかもしれませんが、占いが好きな人に限って、盲目に占い氏の言うことを信じてひと時の幸せに浸りますが、本書ではそのような態度は思いっきり否定しています。