コミュニケーションの心理学-サイグラム-あなたは【感情:黄】【行動:赤】【思考:青】どのタイプ?を実践してみましょう、という企画です。
- コミュニケーションはカードゲームであり、実践で活用するもの
- 性格タイプを「感覚優位型」「行動優位型」「思考優位型」の3つに分ける
- 自分と相手のタイプに合わせて行動をとれば人間関係が優位になる
- 「感覚優位型:黄色」「行動優位型:赤」「思考優位型:青」
心理学や性格分析の本を読んだら、なんだか凄いテクニックを知りワクワクしますよね?この方法を実践すれば、「明日から人間関係のストレスがなくなるかも・・・」「苦手なあの人と上手に付き合えるかも・・・」と胸が踊るような気分になります。
ですが、ちょっと待って下さい。
「知っている」と「実際にできる」は、全く違うということを思い出してください。頭の中で解っていても、いざ実践をするとなると中々できません。もしもこれがカンタンにできるものなら、この世から人間関係の悩みは消えているでしょう。ところが、周りを見渡すと、やっぱり人間関係で悩んでいるのです。
だからといって、サイグラムが使えないわけではありません。日常生活の中で、サイグラムを実践しながら、自分のものもにしていけば、あなたにとってサイグラムは使える武器になるでしょう。ここではそんな実践の方法についてお伝えしていきます。
心理学を実践で使いこなせれば、あらゆる物事をストレスフリーで進めることができます。というものです。私も、講師をしながらワークショップでは、このサイグラムを応用しています。参加者の人とコミュニケーションをとっています。
では、そんな個人的な経験を踏まえて、「感覚優位型」「行動優位型」「思考優位型」の見極め方や活用の方法について解説をしていきましょう。ちらほら、マンガネタを仕込んでおきました。
はじめに
「感覚優位型」「行動優位型」「思考優位型」の見極め方
サイグラムを日常で応用するには、瞬時に相手のタイプを見抜く観察力が大事になってきます。例えばなのですが、今回の「感覚優位型:黄色」「行動優位型:赤」「思考優位型:青」で、職場で隣に座っている人のタイプを見極める人ができますか?
おそらくこれができる人はそうはいません。
最も簡単な方法はサイグラムの本を紹介して、直接本人に聞くことです。おそらく答えてくれません。たぶん嫌がれて、変な顔をされるでしょう。ですから、基本は周りの人の言動を注意深く観察して、相手のタイプを見極めるようにしてください。
相手のタイプが解るようになれば、自然と相手にどうアプローチしていいたのかが解るようになるので、そのときにサイグラムの本を紹介するのはありかもしれませんね。
私も、即興ディベートワークショップが終わった後の懇親会の席で、ネタ晴らしを含めてしていますね。ただ、これは裏技ですし、何よりも相手と信頼関係ができたうえで行っていることなので、信頼関係のできていない相手に直接聞くのはお勧めしません。まずは、サイグラムを使って信頼関係を築いて、それからネタとしてサイグラムの話をすればよいかと思います。
各タイプの特徴
行動優位型、思考優位型、感覚優位型の方、それぞれの話をているときの雰囲気や声の特徴です。参考にしてください。
- 「行動優位型」真剣な顔をしている、力強い、声が大きい、太い、ハッキリと物事を伝える
- 「思考優位型」考えている雰囲気がある、ゆっくりしている、論理的に話すことを心掛ける
- 「感覚優位型」いつもニコニコ、愛想がいい、楽しそう。好き嫌いは伝えるが、極力周りに合わせる
繰り返しになりますが、「もしかしたらこの人は赤かなぁ、いや青かも・・・」と推定するくらいのレベルで構いません。まずは、赤だったら赤と決めつけて、赤と接するときのルールで接してみましょう。もしも違ったら、青か黄のアプローチをとればよいわけです。仮説と検証です。
私も、見た目や雰囲気、話し方で相手のタイプを推定するくらいですか。やっぱり同じ言葉を使って人によって違いは出ますからね。その違いから、「この人、見た目は赤だったけれど、話し方を聴くと青かも・・・」という判断でも全然オーケーです。
私は、この本に出会ってから、1年くらい周りにいる人たち全員の行動やしぐさ、そして話し方まで細かく観察するようにしていました。今ではパッと見て、その人が感情タイプなのか、行動タイプなのか、思考タイプなのか、ある程度分かるようになりました。手に取るようにすっとわかるレベルではないですけれどね。