NAVERのまとめで碇シンジがまじめ系クズの代名詞のように扱われていたけれど、むしろ逆だろ!と突っ込みたくなります。
人を見かけや言動だけで見定めると碇シンジはそんなに魅力的には思えないのかもしれませんが、純粋に中身や将来性だけを見ると碇シンジは凄く大物だし、人間力があって、心から尊敬できると気づかされるのです。
今回は、そんな碇シンジの隠れた魅力についてお伝えしていきます。
はじめに
1. 碇シンジはダメな主人公か?
新世紀エヴァンゲリオンが注目を集めた理由としてあげられるのが、主人公である碇シンジがヒーローのようなかっこいいキャラではなく、私たちと同じ普通のキャラだから、というのが一つの理由のそうです。
1-1 庵野監督によるとダメキャラらしい
エヴァの生みの親である庵野監督は、碇シンジというキャラを考案したときに、通常のヒーローにはしないととインタビューのときに言っていました。
1-2 アンチヒーローモデル
ドラゴンボールの悟空やワンピースのルフィのような子供たちがあこがれるヒーローのような主人公ではなく、自分たちと同じ目線の主人公にして、読者から共感を誘うのが当初の狙いでした。
2 でも、よくよく考えるとハイスペック
ハイスペックの定義にもよりますが、能力が平均より高く、人間性の面でも問題がないこと。8年後に碇シンジが、そのままの性格で育って、就職活動をしたときに面接官が「こいつ欲しい」と思ってもらえるかですね。この点から見ていきましょう。
2-1 学業、スポーツ、その他でも優秀
碇シンジは、成績は良い、スポーツはそこそこできる、チェロが弾ける、家事ができる…驚くほど色々なことをそつなくこなせるキャラです。
参考記事:碇シンジはハイスペック彼氏の条件に合致しているだろ?
2-2 人間性:やさしくて、強い
一見情けない主人公の代名詞である碇シンジですが、優しさと本当の強さをもった人間力を示しているシーンがいくつかあります。
2-3 他人に対する共感力が高い
碇シンジを、アスペルガーと呼ぶ人がいますが、どちらかというと人の感情や空気を読むことに凄く長けている性格です。気配りがすごくできます。
3.大人になって気づく碇シンジの魅力
14歳のときに、私は碇シンジのダメなところに共感したのか、イラっとしたのか、そんな気持ちでエヴァを見ていたのかもしれません。
ですが、大人になると碇シンジの人間としての器に感銘を受けるのです。そして、自分の小ささを知りましたー♪
表面上、優しい言葉をかけながらも腹の中は自己保身や利益が最優先で、自分のためなら人を平気で利用するような碇ゲンドウタイプの人に凄く出会います。
そういう人は信用できませんし、やっぱりバレます。サングラスの下にあるドス黒い部分が見えますからね。そんな人たちばかりで絶望したこともありました。
ちょっと気分が滅入ってエヴァを見たら、純粋な碇シンジがいたわけです。
大人になって解りました。
碇シンジはハイスペックなばかりではなく、人間として凄く大きな器を持っていること。そして、こんな時代だからこそ、私たちは碇シンジという人間から色々と学ぶべきなのでしょう。
かつてエヴァでいちばん好きなキャラはリツ子さんでしたが、最近になって碇シンジから凄く気づきを得るのです。
そして、碇シンジのようなリーダーになりたいと思えてきたこの頃です。