ディベートを教えていると人前に立って「上手に話せるようになりたい!」「人前で話すと緊張してしまう、なんとか克服したい」「プレゼンテーションができるようになりたい」という声をたくさん聴きます。
一方で、ディベートはちょっとハードルが高いかも・・・と二の足を踏まれてしまいます。ディベート=難しい、というイメージがなかなか払しょくできませんからね。
ディベートの技術をちょっと応用して、誰でも即興でできるスピーチ&プレゼンテーションを練習する場を創りました。
(別にディベートとか覚えなくてよいです)
0 もくじ
1.即興スピーチとは?
即興ディベートの練習もかねてスピーチの講座を開いています。プレゼンテーションの練習だと思ってください。もちろん、即興でスピーチをしますよ。
なお、私はスピーチの先生でもなければ講師でもありません。ただ、ハッキリ言わせていただきます。そこら辺の講師よりもスピーチを上手に教えられる自身があります。これでも即興ディベートをしています。スピーチvsスピーチの戦い方を教えています。
スピーチのパターンは数えきれないほど持っています。
2.伝家の宝刀!TAPEスピーチ
TAPEスピーチとは、TAME:時間、AUDIENCE:観客、POINT、EPISODE:体験の頭文字をとったスピーチの型ですね。もちろん、スピーチの教科書では紹介されていません。(この記事を書きながらその場で創りましたから)
あがり症の人でも緊張せず人前に立ってすらすら話せるスピーチの方法ですかね。。。。
失礼!間違いです。緊張しても人前に立ってスラスラと話せるスピーチの方法です。私自身、人前で話すときはすごく緊張していますから。緊張しているからスピーチができない、というのがそもそもの間違いです。
■2-1 TIME:最初にスピーチの時間を決める
内容や表現を考えるよりも、先に時間を決めます。内容や表現が一長一短で身につくものではないですから。
いくら頑張っても無理なものは無理なんです。ですから、先に時間だけ決めて、時間内に伝えられることを伝えてみて下さい。
時間に意識が行くと不思議なことに慌てなくなります。内面に意識が行かなくなるからでしょうか?不思議です。
ちなみに、私はタイマーが手元になかったらテンパってしまいスピーチができなくなります。本当です。
■2-2 AUDIENCE:「観客は誰か?」と自問する
はい、次に観客ですね。誰が聴いているか、を意識しましょう。ダメなのは、その場にいる【みんな】に伝えようとすることです。皆という存在は存在するようで存在しません。壁に向かって話しているのと同じです。
自分のことではないと思い込んで先生の話を真剣に聞いていないでしょう。ところが、先生があなたの名前を呼んで話しかけたとき「あ、私のことだ」と思って聞くでしょう。
そして、もうひとつ・・・あなた以外のほかの誰かの生徒さんの名前を呼んだとき、どうでしょうか?
少なくとも、「みなさん」と呼ばれるよりは聞いているはずです。人のことは気になりますからね。
何が言いたいかというと、「みなさん」ではなく、特定の誰かに向かって話しかけることにより、あなたの言葉はより伝わりやすくなります。なので、もしも緊張をしたら、その場にいる誰に言葉を投げるかを意識してみてください。普段と同じ感覚でスピーチができるはずです。
※この点に関してはトレーニングが必要なので、ワークショップで学びましょう。
■2-3 POINT:要点、キーワードを絞る
スピーチに原稿はいりません。原稿を読んでいるのはスピーチというより朗読ですからね。ただ、いきなり片手に何も持たずに人前で発表するのは不安かと思います。紙にキーワードだけを書くようにしてください。
1から10まで書く必要はありません。どうしても伝えたいと思っているキーワードだけ書けばよいでしょう。
キーワードを選ぶときのコツは
- あなたが大好きでよく使う言葉
- 今この瞬間に誰かに伝えたい言葉
を選ぶようにしてください。
要点やキーワード選びが上手になると、スピーチ中は不思議なくらい緊張しなくなります。緊張していてもなんとか伝えようという気持ちのほうが上回るからでしょうか?
迷ったらその言葉に戻ればよいからでしょうか?そこらへんは解りません。
■2-4 EPISODE:自分の経験を語る
キーワードが書けたら、そのキーワードに沿ってあなたの経験を語ってみてください。
どうせ人前でスピーチをするのなら、あなたしか語れないことを語りましょう。ズバリ自分の体験談や経験です。ウンチクや知識は必要ありません。あなたが体験したことをあなたの言葉で伝えればよいだけです。
これが上手にできなくて知識のひけらかしや内容説明を延々とする人がいますが、ハッキリ言って受けていません。沖縄のことを紹介するなら、沖縄の歴史ではなく、あなたが沖縄に行ったときに何を見てどう感じたかを語れる人のほうがやっぱり共感されやすいです。
以上、TAPEスピーチでした。
3.スピーチは簡単か?
よく解りません。この辺は明日また書きます。