プロダクトライフサイクルから学ぶポケモンGO!秋ごろにブームは去ると予測

2016年7月25日

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ポケモンGOにハマっている?

現在2016年7月25日。猫も杓子もポケモンGOですね。7月23日の即興ディベートワークショップでも参加者と一緒にポケモンGOの話題でてんこ盛りでした。ポケモンGOをテーマにディベートをしようなんて流れも…。

まぁ、結局、『日本は選挙可能年齢を14歳まで引き下げるべき』に切り替えたのですが・・・

さて、ポケモンGOのブームがいつまで続くやら、そもそも一過性で終わるのか?FACEBOOKやLINEのように来年もみんなが遊んでいるのか?

次回のディベートのネタにしようか検討中なので、参加予定の方は是非とも読んでおいてください。

即興ディベートワークショップ2019

はじめに

ポケモンGOとは?

pokemongo
出典:http://www.pokemongo.jp/

まずはじめにポケモンGOをよく知らない方へ・・・(私も知りませんが・・・)

ゲームの中ではなく、スマートフォンを使ってリアルの世界を舞台にして、ポケモンを捕まえるゲーム(みたい)ですね。

知人が毎日のようにFACEBOOKで情報を発信しています。友達同士でバトルをしたり、ポケモンのトレーナーになるのは従来通りで、これをゲームの中ではなくリアルの世界で行えるのが大きな特徴であり、魅力のようです。ああ、時代はこう変わっていくんだな、と。

ポケモンGOの魅力

ホームページをのぞいたら、こんなキャッチコピーがありました。

『Pokémon GO』は、あなたの住む世界すべてが舞台。
いつもの生活の中で、ポケモンを捕まえたり、バトルしたり、
ポケモントレーナーとしての毎日がはじまります!

子供のみならず大人までもがハマるのは、ポケモンそのものが楽しいというよりかは、子供のころの夢が実現したからでしょう。

子供のころに、ポケットモンスターが目の前に現れたらどんなに感動だろうか?そんな夢が実現したのだから、20~30代は胸が踊っているはず。

注:私はポケモンに詳しくない
私はポケモンよりも「るろ剣」「ドラゴンボール」「ぬ~べ~」「パワプロ」「バーチャファイター」「ストⅡ」「飢狼伝説」にハマっていました。なので、ポケモンについてはよく知りません。

ポケモンGOのプロモーション戦略

ポケモンGOのマーケティングを見ると、口コミ&ローンチの成功例ですね。いきなり大金を使って大掛かりな宣伝をせずに、SNSやYOUTUBEで地味に話題を作って、市場の期待感を煽って、ワクワク感がマックスになったタイミングでリリース開始。

5月くらいからアメリカで話題になっていました。はじめは「ポケモンGOってなに?」って感じでしたけれど。商品のうわさを流しながら、話題を作って、市場が興奮したころに一気にセールスを仕掛けるのマーケティング手法をローンチと呼びます。私は過去に失敗しまいた。(笑)

AppleStoreのDL数が史上最高とのこと

ITニュースメディアさんの記事で調べたところ、ポケモンGOのダウンロード件数は過去最高とのことでした。

pokemongoのダウンロード数
米Appleは、7月6日に米国やオーストラリアなどで公開され、その後段階的に各国で公開中のゲーム「Pokemon GO」のiOS版のリリース後最初の1週間のダウンロード数が過去最高だったと語った──。米TechCrunchや米Polygonが7月22日(現地時間)にそう報じた。

Appleは具体的なダウンロード数は明らかにしていない。
出典:http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1607/23/news027.html

この様子だと間違いなく今年の夏はブレイクしますね。ところが、秋あたりにピークになり、そこからは下火になると予測をしております。

それが、これからお話をするプロダクトライフサイクルですかね。

即興ディベートワークショップ2019

プロダクトライフサイクルとは?

製品のライフサイクルとは、製品が市場に投下されてから、売れ始めてピークを迎えて、市場から撤退する一連の流れをまとめたものです。ビジネスには、春夏秋冬があると考えると解りやすいかもしれませんね。
プロダクトライフサイクル
導入期、成長期、成熟期、衰退期の4つのサイクルを「売上」「利益」の2つの点から簡単に解説をします。

導入期、成長期、成熟期、衰退期

  • 春:導入期-製品が市場に投下し始めて知名度がない状態。売上・利益ともにそこそこ。広告を打てば赤字を覚悟する必要もあり。マーケッターにとって春は耐える季節
  • 夏:成長期-市場から認知されて認知度が一気に上がる状態。売上は出てくるが、広告費も発生するから利益はどっこいどっこい。ヒートアップしているから、まさに「夏」
  • 秋:成熟期-売上がピークになる時期。ここら辺から広告を打つのをやめて、利益を回収にしに行く。最後の最後にどでかい花火を上げるようなイメージ。収穫の時期・秋
  • 冬:衰退期-ブームが去り売れなくなる時期。市場には認知されているけれど、興味関心がない。固定客はできたので、事業を存続させるか撤退を考える時期。まさに意思決定の季節

どんなビジネスモデルにも必ず春→夏→秋→冬のようなサイクルがあります。経営学の世界では、同じ製品が未来永劫売れ続けるなんてことはありえません。

どんなに人気商品も必ずどこかで頭打ちになります。そして、いつかは売れなくなります。

今回のポケモンGOをPLCで分析

マーケティングや経営学を学んでいる方なら、ピンときたかと思います。今回の、ポケモンGOは、製品のライフサイクルで考えると解りやすいことを。同時の、この先どうなるかも予測ができるはずです。

  • 春:導入期-米国で話題になってFACEBOOKやYOUTUBEで騒がれた(もう過ぎた)
  • 夏:成長期-7月23日にリリースされ、ここぞとダウンロード。8-9月で一気に過熱する。メディアが騒ぐ。みんなが始める
  • 秋:成熟期-10月にピークを迎える。夏にポケモンGOを始めた友人がドンドンとやめていく。みんながやめるからやめる
  • 冬:衰退期-クリスマスや忘年会のシーズンになり、大人たちは忘却の彼方。一部のコアユーザーが遊び続ける。

今年の夏は流行るでしょう。この記事を書いている現時点の7月24日---駅前ではみんながスマートフォンでゲームらしきものをしていました。おそらくポケモンGOかと思います。FACEBOOKでも課金しようかどうかの投稿をしている人たちがなんと多いやら。

■予想1 8-9月はブームになる(成長期)

個人的な予測だと、8-9月にみんながここぞと開始をするでしょう。7月の最後の週は周りの様子見という感じですかね。FACEBOOKで友人がポケモンGOを始めたと聞いて、始める人がちらほら出てくるかと。おそらく、3つの層に分れるかと・・・

  • A)ポケモンGOが楽しいからする
  • B)みんながやるから、自分もやる
  • C)人は人、自分は自分。関係ない

8月と9月はBの層が急増するかと。2013年にFACEBOOKが日本ではやり始めたときもそんな感じでしたね。

■予想2 10月から徐々に低下していく(成熟期→衰退期)

Aの層は、若干減りつつも続けてくれると思いますが、ポイントはBの層です。

秋になるとBの層にいる人たちは

  • ポケモン疲れを起こして、ドンドンと脱退していく
  • 他に面白いことを見つけて、そっちのほうに移る

の2つの行動が予測されるかと。

ゲームではないですが、『アナと雪の女王』『エヴァンゲリオン』『映画るろうに剣心』『AKBの選挙』は、全部こんな感じでした。ブームと共に騒がれてブームと共に去る。この夏の舛添さんの一件も同じだったかと。衆議院選も都知事選も同じかもしれませんね。

開発側の戦略は?

おそらく夏の間にユーザーを増やして、秋ごろに課金をする流れを作り出して、最後に荒稼ぎをする戦略かと。その中で課金をするぐらいハマったユーザーを囲い込んで、更に課金を迫るかと。元々一部のユーザーが課金をすれば儲かるわけですから。図にすると、こんな感じです。

プロダクトライフサイクルの戦略

勝負は秋と冬

ブームが過ぎ去った冬にどう出るかですね。ポケモンGOの場合は、元々のポケモンブランドもありますから、夏・成長期の間にゴッソリとユーザーを獲得できることは予想できます。

おそらくあなたも夏になるとすでにアプリをインストールしているのでは?そして、秋ごろに課金をするか、やめるかを迫られるかと。

一度でも課金をしたら、やっぱりソンを取り戻したいのでドンドンとハマっていくでしょう

ハマるのはあり

ポケモンGOにハマることは別に悪いことではないので、その点は勘違いしない下さいね。(そんなことをいったらディベートやブログマーケティングにハマっている私は何なんだよ!って感じですから(笑))

もしもあなたがポケモンGOをしていて、心の底から楽しいと感じられたのなら、ドンドンとハマるべきです。せっかく任天堂とアメリカのどっかの会社が共同で面白いゲームを作ったのですから、タダでゲームを続けようなんてセコイことを考えずに、少しぐらいは課金してあげてもよいかと思います。

まぁ、費用対効果で考えたら確実に課金をするほうがお得かと思いますが。。。。

誰も課金しなかったら開発側もやる気なくしますし、何としても課金させてやろうと変なルールを作るかもしれません。

何が言いたいかというと、せっかく素晴らしいゲームを作ってくれた任天堂とアメリカのどっかの会社を儲けさせてあげましょう。まぁ、月ウン万円も請求されたらさすがにやめればいいと思いますが。

即興ディベートワークショップ2019

最後に

なんかみんなが楽しそうにポケモンGOをしているので、アプリをインストールしたい気持ちはあるのですが、そんなことをしたらディベートをする時間がなくなるので、このブームには乗らないことに決めました

もしもポケモンGOをネタにディベートの試合をするのなら、始めるかもしれませんね。もちろん、課金前提で。そうなると夏のブームに乗るかも。(笑)

もしもこのポケモンGOをマーケティングや経営学をする感覚で学びたいと思うのなら、8月のワークショップもどうぞ。

もしもあなたがマーケッタータイプなら、販売者や開発者視点でポケモンGOをみるのも面白いかもしれませんよ。そんな人たちが集まる即興ディベートワークショップ!機会がございましたらご参加ください。

→ 即興ディベートワークショップ

是非ともブームの裏側についていろいろと学んでいきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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運営者情報

フリーランスのウェブデザイナー。元ディベート好き。30代でニートになる。2015年に本サイト:インプロ部がヒットして、副業ディベート講師として活動。 ホームページをゼロから収益化した実績が認めれ、35歳からウェブデザイナーになる。ウェブ制作会社・デジタルマーケティング会社を渡り歩き、複数社で経験を積み、現在はフリーランスのウェブデザイナーとして活動中。セミナーやオンライン相談の実践者として、現在は個人事業主の方向けにディベートやWordPress制作×集客を教えている。事業者の専門性をカタチにしたいと考えて、屋号は木村専門研究所に変更

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