マイケルポーター5つの競争要因-新規参入7つ


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マイケルポーター5つの競争要因-新規参入の脅威

マイケルポーターのファイブフォースの1つである「新規参入」の脅威です。オイシイ市場であればライバル企業が続々と参入してきます。象徴的なのがITバブル時代のインターネット関連産業です。

インターネットは儲かると踏みこんで多くのベンチャーから大手まで多くの企業がインターネット関連の産業に進出をしてきました。気付けば飽和状態になってしまいました。

一方で、インフラ系やテレビ局のように大きなお金が動くのになかなか参入できない産業もあります。いわゆる参入障壁の高い業界になります。

どんな市場でも、参入障壁は存在します。高いか・低いか?参入することは可能かどうかは判断のポイントについて紹介をしていきます。

はじめに

1.参入障壁とは?-5フォースより-

以下、参入障壁をまとめてみました。(独断ですが・・・)

  • 1.参入障壁が高い業界:メーカー、銀行、ゼネコン、インフラ
    いきなり個人が自動車を造ろう!なんて考えても、ウン億の資金調達をして、ビジネスモデルをゼロから造る必要がある
  • 2.参入障壁が高くない業界:流通、ITベンチャー、教育関連、人材紹介
    形がある物を扱っていないため、初期コストを安く抑えることができる。一方で、技術やノウハウが必要になる。2000年代以降に創業された事業のほとんどがITベンチャー、教育関連、人材紹介である。
  • 3.参入障壁が低いビジネス:IT・WEB、教育・出版、マッサージ・美容等
    知識や技術をお金に換えるビジネスことができる。その気になれば一人でもできる。
  • 4.個人でもできるビジネス:ネットショップ運営、業務請負
    どこかの会社と提携をしてお仕事を貰う形態のビジネスです。ネットショップやポータルサイト運営など
  • 5.誰でもできる?ビジネス:転売、アフィリエイト
    いわゆる、パソコン一つでできるビジネスです。「ネットビジネス」とも言われていますね。ヤフオク、AMAZON転売からブログを解説してアフィリエイトリンクを貼るビジネスモデルなら、個人でも片手間でできます。(実際に全部してきたので)但し、年々とハードルが上がっていることはご理解下さい。

2.参入障壁を判断するときの7つのポイント

マイケルポーターの競争戦略論でまとめられている参入障壁を判断するためのポイントです。

  • 1.規模の経済性があるか?
  • 2.圧倒的なブランド力をもつ競争相手はいるか?
  • 3.参入に巨額な投資が必要か?
  • 4.仕入先を変更するコストは高いか?
  • 5.流通ルート・チャネルは困難か?
  • 6.政府から規制される危険性はあるか?
  • 7.ライバルから報復されるか?

さて、一つ一つを見ていきましょう。

2-1.規模の経済性があるか?

規模の経済性とは、大量生産大量販売が可能かどうかです。スケールメリットとも言います。言い換えるなら、マクロドナルドやユニクロのような会社と真っ向から戦わなければならないかどうかです。

 

2-2.圧倒的なブランド力をもつ競争相手はいるか?

業界内に強力なブランド力をもつライバルがいれば、その業界は参入障壁が高いといえるでしょう。新しいOSを開発している技術者はたくさんいましたが、尽くマイクロソフトに蹴散らされました。

  • ソフトウェア市場→マイクロソフト
  • ファーストフード業界→マクドナルド
  • ネットショップ業界→AMAZON
  • アパレル→バーバリー、シャネル
  • SNS→FACEBOOK

もしもこれらのブランドに立ち向かうのなら、自社を認知してもらわなければいけません。膨大な広告費を投入しなければなりません。

赤字スタートですよね。

顧客からも同じような質を求められるのもちろん。

どこかで違いを見せないとお客さんは付いてきません。

もしもユニクロが、バーバリーに対抗して高価格帯の商品を販売しようとすると、最初のぶつかる壁かもしれませんね。

2-3.参入に巨額な投資が必要か?

先ほども開設したようにモノづくり産業は、一般的に参入障壁が高いです。

工場の設備、材料の調達、販売先の開拓など全てゼロからはじめなければなりません。また、人を採用して、ゼロから技術者を育てるコストもかかります。とにかく手間・ヒマ・お金がかかります。それでも上手くいく保証はありません。経営学では、これらを経営資源(リソース)と呼びますが、とにかくリソースを集めるのが大変なのです。

ある企業の倒産疑惑が浮上したときに、別の企業がM&Aをするのをニュースで見ます。なぜ赤字たっぷりの潰れかけの企業を買収するの?と疑問に思う人もいるでしょう。

答えはカンタンです。自分たちでゼロから作ると、それ以上の時間、手間、お金を費やすことになるからです。だから、多少お金をかけても、既に出来上がった事業を買い取る方がお得だったりするのです。

2-4.仕入先を変更するコストは高いか?

これは製造業によくあるケースです。部品の仕入れるお金、時間、労力が凄くかかりますからね。

仕入れコストが高い業界:製造業

例えば車の椅子を一つ製造するとしても、ネジからクッションの素材など数百社と取引をしなければなりません。

仕入れコストが安い業界:外食産業/人材系

素材に対して拘りがなければ、1円でも安いところに仕入れ先を変更することが可能です。一般的に、飲食業界は他の業界に比べて仕入れコストが低いですね。仕入先を変えても、料理の手間ややり方はほとんど変わりませんからね。

2-5.流通ルート・チャネルの獲得は困難か?

製造業にとって自分たちの商品を代わりに販売してくれるお店を獲得できるかどうかは死活問題になります。

大手出版社といえど、自分たちが出版する書店がなければ、誰からも本を買ってもらえないわけです。

もしもあなたが紙媒体出版社を経営したければ、自分が提供する商品を置いてくれる本屋さんを探さなければなりません。これができなければ、大手出版社に変わり日本を販売してもらうことになり、いくらかの手数料をピンはねされることになります。

「じゃあ、ネットで販売すればいいじゃないか!」という意見もあります。ところが、ネット販売をするにしても、AMAZON、楽天のような大手のECサイトに販売してもらわなければならないため手数料が発生します。

自力で販売する方法もありますが、SEOやネット販売の仕組みを作るなど様々な苦労が伴うでしょう。

2-6.政府から規制される危険性はあるか?

ある業界に参入をしようとしても、お国から規制が厳しくなれば、色々と面倒な手続きが増えて、参入障壁は高くなります。例えば、車や鉄道、建設等は政府が定めた安全基準をいくつもクリアしてなければなりません。食品や化粧品も同じです。

一方で、農業、教育、IT・インフラ、雇用支援は、参入障壁が低いです。なぜなら、現在の日本ではITの強化や食糧問題の解決、教育の見直し、若年者の雇用を支援するなど、様々な課題があるからです。

国家は企業の活動に期待をしているため、場合によってはこのような産業は支援の対象にすらなります。

2-7.ライバルから報復されるか?

新規のプレーヤーがいきなり市場に乗り込んできても、昔からその市場にいた人たちは歓迎はしてくれません。一時期、ライブドアが野球チームやテレビ局を買収しようとしたことが騒動になったのはご存知かと。

既得者たちは自分たちがこれまでに作り上げてきたコミュニティーを乗っ取られるのではないか?と懸念してしまいます。

 

まとめ

全部に対して、NO!と答えられるのなら、それは美味しい市場なんですかね?その市場に顧客がいるかどうかは別として。

以上、新規参入の脅威を見るときの7つのポイントでした。

1.規模の経済性があるか?
2.圧倒的なブランド力をもつ競争相手はいるか?
3.参入に巨額な投資が必要か?
4.仕入先を変更するコストは高いか?
5.流通ルート・チャネルは困難か?
6.政府から規制される危険性はあるか?
7.ライバルから報復されるか?

とはいっても、ビジネスをするかには、やっぱり参入障壁はドンドンと作っていきたいものですよね。

最後の最後に下らないお話をします。

いちばん参入障壁が低いのは、マルチレベルマーケティングやネットワークビジネスを行っている会社です。なぜ参入障壁が低いかは説明するまでもありませんよね。

あなたが参入をすることで、ステークフォルダーにどのようなメリットがあるか、一度考えると参入障壁についてはよく理解できるかもしれません。

 

 

 

 

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