星一徹になっていない?目標達成論者の自己矛盾

投稿日:2017年4月3日 更新日:


一度でも目標を掲げたらそこに猛進する木村です。忙殺を極めると、連絡が雑になってしまうのが悪いところ。申し訳ございません。少し、時間に余裕が持てるようにします。

さて、今回の記事は、そんな「目標達成論」です。私が、最も嫌いない言葉のひとつかもしれませんね。自分で淡々と目標に向かって走るのは大好きですが、他人に目標を強要するのはあまり好きではありません。

目標達成論の話をされるとイラッとすることもありますね。

  • 「目標を設定して、行動しよう」
  • 「将来、実現したいことを紙に書いて下さい」
  • 「目的と目標は似ているようで違います。」
  • 「将来ありたい姿をイメージして下さい」

自己啓発セミナでは、もちろん、自称・成功社の人に会うと、このような話をよく聞かされます。

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FACEBOOKを開いても、自己啓発教に入信した信者さんから、

「あなたの目標は何ですか?」
「人生を通してどんなことを実現したいですか?」
「なぜその目標を達成したいのですか?」

と意味不明な投稿が並んだ。ネットワークビジネスの勧誘かよ!と突っ込みたくなり、即お友達申請から外しましたね。(笑)

今回のテーマは、自己啓発教に入信した目標達成論者に対して、私が思ったことをツラツラと書いていきます。

はじめに

1.自己啓発教の目的達成論者とは?

言ってしまえば、自己啓発セミナーが大好きな人達。どっかの先生から目的達成の方法を教わり、無駄にポジティブな人達ですね。

  • 自己啓発本の言葉を引用するのが大好き
  • 他人の成功法則を語るのは好き
  • 本人は成功している様子は無し。
  • 他人から見たら信者と変わらない

というより、行動する気すらない。こんな人達のことを、自己啓発教の目的達成論者と呼んでいます。

1-1 目的達成論者とは?

誤解されたくないのではじめにいっておきます。目標達成者と目標達成論者は違います。

目標達成者とは、何らかの目標を達成するために、一心不乱に行動している人は心底尊敬しています。私は、この人達を「プレーヤー」と呼んでいます。

対して、目標達成論者とは、自陣で目標を達成する気が全くなく、「ビジョン」「目的」「目標」といった言葉を使うのが大好きで、お経を唱えるように「目的」「目標」という言葉を発信している人達です。

心の中で、キター!松岡修三!と叫んでいます。

社会人ディベートCafe☆時代にも、リーダーの人が目標達成論者になりつつあったので、そのときはきつく注意しました。「そんなことをマジメに語る暇があったら、お願いだからディベートをしてくれ!」と。

また、社会人ディベートCafe☆時代に、目標達成論者になった人は相手しませんでした。(申し訳ございません)

目標達成論者になると、自己啓発教に入信して自信の頭で考えることを放棄する傾向があるからです。

1-2 自己啓発教とは?

自己啓発教とは、自己啓発セミナーが大好きな人達ですね。自称・成功者が自分の成功体験や武勇伝の話を聴くのが大好きな人ですかね。

私は、ドラッカーやスティーブジョブズは好きですが、スティーブジョブズの言葉を引用しまくる人は好きにはなれません。他人の言葉を引用して、自分を凄いように見せたいのか、そんな自分に酔っているだけの雰囲気が漂っているからです。

他人の名言を語って満足をする人、他人の名言を聴いて満足する人に共通しているのは、自分の言葉で発信をするのが凄く苦手であること。もしくは、その意思がない。究極的には、自分の言葉に自信がない人。

だから、自分の言葉を誰かに代弁してほしいという深層心理があります。そんな人達の想いを代弁するのが、自己啓発セミナーだと思っています。

 

2.目標達成論者たちの生態

もちろん、目標達成論が悪いわけではありません。自己啓発セミナーを批判したいわけでもありません。

自己啓発セミナーに通って、キチンと目標を立てて、着実に行動をして、結果を出した人達を見ると本当に学びになります。それは、目標達成者ですからね。

ところが、自己啓発セミナーに通って、目標を設定して行動できる人がひとりもいなかった、という悲しい結果。

2-1 目標を達成したのに行動できない理由

  • 理想の自分を想像して、現実逃避したいだけ
  • 紙に目的や目標を書くことが楽しくて仕方ない
  • みんなで将来の夢を語って幸せな気分に浸りたい

まとめると、そもそも目標を達成する気もなければ、行動を起こす気もありません。

現在の自分と成功した自分を比較するところまでは本当に楽しいのですが、いざ行動を起こしてみるとあることに気付きます。

「ツライ!」

生々しい現実に直面することになります。ほとんどの人はここで挫折をします。

目標達成の本質は学校のテストと一緒です。

  • 100点を取った自分を想像してみて下さい
  • みんながあなたを尊敬のまなざしでみます
  • ね。凄く楽しい未来が想像できたでしょ
  • では、試験勉強頑張って下さいね!

何が言いたいかというと、目標達成のノウハウは中学や高校の教育を通して刷り込まれるように教わっているわけです。

2-2 目標達成論者になるまでの過程

目標達成の方法を学んで、目標を紙に書いた
けれど、なにひとつ結局実現できなかった
それでも、学んだことを無駄にしたくない

自分は目標を達成できなかったけれど、目標達成の方法は学んだ!よし人に教えよう!そうすれば学んだことは無駄にならないはずだ。こうして、神田昌典さん第2号みたいな人ができてしまうのです。恐らく、あなたの身の回りに一人か二人は入ると思います。

自身がプロ野球選手になれなかったコンプレックスを解消しようとする星一徹と似ていると思いました。

3.星一徹はコンプレックスの塊

星一徹といえば、巨人の星の主人公・星飛雄馬のパパですね。星一徹は、プロ野球選手になりたかったのに、その夢は果たせませんでした。

やがて、息子である飛雄馬を鍛えることで、自分のコンプレックスを解消しようとしました。

3-1 星一徹タイプの特徴

  • コンプレックスが人一倍強い
  • 人をサポートするのが好き
  • 凄く支配欲が人一倍強い

2でお伝えした目標達成論者に近い考え方です。

3-1-1 星一徹はなぜ飛雄馬を鍛えたか?

自身が目標達成できなかったコンプレックスを、誰かをサポートすることで解消しようとします。星一徹は、自分がプロ野球選手になれなかった悔しさがありました。息子にスパルタトレーニングをすることで、自身の悔しさを晴らそうとしました。

時代背景を読む限り、星一徹は昭和の良き父親だったのかもしれません。平成では体罰や洗脳行為にも見えてしまいます。

飛雄馬の反論に対しても父親の威厳だけで潰そうとしたところにも、支配欲が強いところが伺えますね。

3-1-2 星一徹が妥協できなかった理由

星一徹が、飛雄馬にプロ野球選手になってほしかったのは、飛雄馬のためではありません。全部自分のためです。

飛雄馬がプロ野球選手になってくれることで、「ああ、オレの人生は間違いじゃなかったんだ!」と自分を肯定することができるからです。

3-1-3 アンチテーゼとしてのメジャー

この点、メジャーの主人公・ノゴローくんの2人のお父さんは理想の父でした。別に、ノゴローくんに野球を強いたわけではありません。プロ野球選手の背中を見せることで、五郎くんは自然と野球に育っていくわけです。(家の経済的な事情もあるのかもしれませんが)

3-2 自分の願望を他人に押し付けてないか?

この記事で批判しているのは、自分で目標達成ができず諦めてしまい、その悔しさを自分自身で解消することができなかった人達です。

目標達成論者は、自身が目標を達成できなかったコンプレックスを解消しようとするため、他の人をサポートすることで、コンプレックスを解消しようとします。

他の人に目標達成論を説いて、その人の目標達成を応援するだけで、充実感に満たされるのは、自分の中のコンプレックスが解消できるからです。

もちろん、質が悪いことに本人たちは気付いていません。それが心理学の怖いところです。

4.目標達成論者が嫌がる反論(指摘)

「あなたの本当の目標は何だったんですか?」と逆質問されることですね。逆質問をすると、相手と自分の立場が逆転してしまうからです。

4-1 立場が逆転するとは?

目標達成論者は、自分より下の人から何らかの悩み相談を受けてされて、上の立場から「あなたが目標を達成するためにはどうすればよいか」と提案をすることを好みます。

飛び込み営業とコンサルタントの違いがわかりやすいですね。飛び込み営業をすると、お客さんからイヤな顔をされても、頭を下げても契約を獲得しなければならないイメージがあります。これがイヤでやめる人はたくさんいます。

一方、コンサルタントという肩書がつくと、困っているお客さんがいて、お客さんの方から相談に来てくれて、その相談に乗って手助けをして、お金をもらえるようなイメージがあります。あくまでイメージですよ。

つまり、自分から営業をせずとも相手の方からきてくれる状況を好むということです。もちろん、こんな都合のよい話はありませんが、目標達成論者の場合、飛び込み営業系は嫌がり、コンサルタントになりたがります。

(備考:私でいえば、コンサルタントの方を目指しているのかもしれませんが、実態は飛び込み営業か記事の執筆の連続です。)

4-2 なぜ立場の逆転を嫌がるか?

目標達成論者は、先ほどのコンサルタントになりがるとお伝えしましたね。逆質問されると、コンサルタントから飛び込み営業の立場に引きづり下ろされたような感覚に陥るからです。

ここで話を巨人の星に戻しましょう。

飛雄馬が星一徹に対して、「ふざけんなよ!こんな拷問のようなトレーニングばかりさせやがって。ほら、大リーグ養成ギブスを着用しろよ!」と言い放つとします。

もちろん、一徹は断ります。飛雄馬と同じように大リーグ養成ギブスを着用してトレーニングを受けられないからです。

ところが、「自分が人に強いているのに、なぜあなたはできないの?」という理由を述べなければなりません。

一昔前なら、怖い父親像でクリアできましたが、今の時代では通用しない論調です。

ですから、プライドを捨てて、「いや、オレは歳だから、そんな体力はないんだ!」と弱さを見せるしか方法はありません。

ところが、一徹は、「頑張ればできる!」を信念に掲げているため、頑張ってもできない現実を見せることはできません。

教授ディベーターもまさにこのタイプです。自分が教えていることが自分で実践できない自己矛盾。

5.コンプレックス(弱さ)を克服する方法

ここまで読んで頂きありがとうございます。中には、この記事を読んでズキズキとしたかもいると思います。

いくつか、星一徹や目標達成論者のコンプレックスを解消できるお手伝いができる手助けができればと思います。

5-1 あなた自身が【プレーヤー】であり続ける

目標達成論者になるのではなく、何らかの目標を掲げて達成するプレーヤーであり続けることをおススメします。

例えば、私の場合でしたら、即興ディベートワークショップではディベート講師をしています。少なくとも、あなたから見た私は講師です。

ただ、私の場合、ディベートの講師というのは、全体から見たらかなりウェイトが低いです。

  • ブロガー&ライター
  • ウェブデザイナー
  • ウェブマーケッター
  • ワークショッパー(?)
  • コーディネーター

という意識の方が圧倒的に強いのです。

5-2 理想はGTOの鬼塚先生

鬼塚先生といえば、学園マンガGTOの主人公の鬼塚先生です。中学・高校の頃は楽しませてもらいましたね。鬼塚先生の目標(目的)は、グレートなティーチャーになることです。

そんな鬼塚先生をみて思ったことをまとめてみます。

5-2-1 実は生徒のことはどうでもいい

金八先生のように熱い指導はしません。生徒をあるべき道に導こうという意識もありません。それは生徒自身が決断することだからです。

それでも、生徒がピンチなときには危険を顧みず助けに来てくれます。道を誤れば、真剣に叱ってくれます。生徒を助けてやる!という上目線的な態度はなく、本当にお友達感覚です。

5-2-2 鬼塚先生がコミットしているのは?

生徒の未来ではなく、自身の掲げたグレートティーチャーです。グレートティーチャーがどんなものかは、鬼塚先生にしかわかりませんが、恐らく生徒のことを第一に考えるような先生ではないですね。

よく学校現場やスクールビジネスでは、生徒と同じ目線で物事を考えることが大事!と言われていますが、この発言がある時点で、私たちはサービスを与える相手よりも上から物事を見ていることに気付かないといけませんね。

では、どうすれば相手と同じ目線で物事を見ることができるのか?

5-2-3 プレーヤーであり続けること

私の場合、ディベートこそどうしても上から教えなければならないときがあります。こればかりは仕方ありません。ところが、即興ディベートワークショップ中も以下のことはプレーヤーとしての態度を大事にしています。

  • ブロガー&ライター
  • ウェブデザイナー
  • ウェブマーケッター
  • ワークショッパー(?)
  • コーディネーター
  • 即興プレーヤー

ディベート講師としては、日本一行き当たりばったりでアホですが、それが逆に面白がれます。

もちろん、これらのスキルは全然大したことがありません。文章は短時間でこそたくさん書けますが、日本語が破たんしまくっていますからね。(笑)

6.まとめ

もしもあなたが目標や目的の探し方について悩んでいるのなら、目標を紙に書いたのに達成できない自分にコンプレックスを感じているのなら、とりあえず悩むことはやめた方が健康的だと思います。

理想と現実は違うんだ!と自分に言い聞かせるくらいがちょうどよいです。

将来のことや、数年先のことに縛られるのではなく、今この瞬間にやりたいことに打ち込む方が、結果として色々と見えてきます。

是非とも、他人の言葉に縛られずにあなたの言葉で話せるようになって下さい。

誰かの言葉に洗脳された状態だとディベートはできませんからね。

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