求人票はコピーライティング?広告を書く側の視点から考察

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転職活動を始めると、まず最初に気なるのが求人広告だと思います。

あなたにとって、本当に転職活動のスイッチが入るのは、求人広告が気になって気になって仕方ないときだと思います。

今回は、そんな求人票が求人広告であることをコピーライティングの視点からお話をします。

 

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はじめに

 

1.求人広告とは?

企業の採用ページ、エージェントやハローワークから頂く求人票、休日に配られる求人のチラシ、なんでも構いません。

求人票を見たときに、「この職場いいなぁ」と思ったら、そこには必ず何らかの広告的な仕掛けがあります。

1-1 求人広告にはキラキラワードが多すぎ?

はい、多すぎです。例えば、↓こんなの。

■求人票に書かれていそうなこと

  • 仕事が楽しい
  • 給与が高い (例)月収37万、年収600万
  • 先輩からのフォローがバッチリ
  • 水と金はノー残業デー

他にも、笑顔で働いている社員が勢ぞろい。日曜に届く、チラシを見ると、楽しそうにキーボードを叩いているお姉さんが・・・。そんなわけないだろ。

とにかく魅力的な言葉がたくさん転がっているのが、求人広告です。

こんな広告を読んでいて、私自身、「うぉー、このコピースゲー!」とウットリことが多々あります。

 

1-2 求人広告に書かれていることは本当か?

100%本当か?ではありませんが、全くウソでもありません。都合のよいことばかり書いているのではなく、都合の悪いことは書かない、というのが求人広告を書くときのセオリーです。

例えば、先ほどの売り文句・・・裏を返せば、こんな意味もあります。

■求人票の裏側

  • 先輩からのフォローがバッチリ
    →会社はフォローしません。仕事は現場で覚えてください
  • 水と金定時には帰れる
    →月、火、木は残業があるから、そのつもりでいてください

これくらいはサッと判断できなければ、後で後悔をする転職になってしまいます。

 

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2.採用担当者の利益

この記事でいう「採用担当者」とは、求人広告のコピーを考える人ですね。企業側は、採用活動をするときに、人の工数を割いて、お金を使って求人広告を出しています。転職活動が無料ではないように、採用活動もたくさんのお金を使うわけです。

2-1 採用担当者は真剣勝負

あなたが企業に書類を送るのと同じくらい、採用担当者は求職者から応募を集めることに必死です。誰からも応募が来なければ、成果を出せない以前の問題!仕事をしていないのと同じです。

「部長。今回は誰からも申し込みがありませんでした!やっぱりうちの会社は他社と比べてあまり魅力的じゃないんですかね?」とは口が裂けても言えません。もしもそんなことが言えたら、そいつはかなり勇気があるか、頭がおかしいかのどちらです。

だから、採用担当者(正確にいうと、求人広告を書く人)は、必死になってあなたが申し込むように魅力的な文章をひねり出すでしょう。

2-2 応募してもらえれば勝ち

この前提なくして、求人広告に書かれた情報を鵜呑みにすると、勇気を出してエントリーをしたのに、無残に落とされる結果になります。

 

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運営者情報

フリーランスのウェブデザイナー。元ディベート好き。30代でニートになる。2015年に本サイト:インプロ部がヒットして、副業ディベート講師として活動。 ホームページをゼロから収益化した実績が認めれ、35歳からウェブデザイナーになる。ウェブ制作会社・デジタルマーケティング会社を渡り歩き、複数社で経験を積み、現在はフリーランスのウェブデザイナーとして活動中。セミナーやオンライン相談の実践者として、現在は個人事業主の方向けにディベートやWordPress制作×集客を教えている。事業者の専門性をカタチにしたいと考えて、屋号は木村専門研究所に変更

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