ディベートのテーマ(価値論題、推定論題、政策論題)の違いとは?

投稿日:2017年10月8日 更新日:


ディベートのテーマにはどんな種類があるの?

という質問にお答えするのが、この記事です。ちょっとマニアックだったら恐縮です。ですが、ディベートが面白いか、つまらないかはやっぱりテーマによって大きく変わる!というのが、ディベート歴10年で解ったこと。

インプロ部の即興ディベートワークショップでは、「学校教育」、「労働問題(働き方)」、「転職や副業」などをテーマにしてディベートをします。社会人の皆さんが絶対に興味を持つテーマばかりです。

目次

1.論題とは?

ディベートを行うテーマのことです。ディベートの世界では、このテーマのことを「論題」と呼んでいるんですよね。

ディベートと議論・討論の違いは、事前に明確なテーマが与えられていること、です。

そのテーマについて、賛成するか、反対するか、選択肢がないわけですね。

だからこそ、賛成する側は必至で賛成するための議論を固めて、反対側も逆のことを行います。

反する議論が真っ向からぶつかり合うことで、本質が何なのか?というところが見えてくるようになります。

2.論題は3つに分類される

論題名 内容 難易度
価値論題 ある価値観と別の価値観を対比させる
推定論題 特定の事実について「より正しいかどうか」について議論をする
政策論題 ある政策・法案を可決するべきかを議論する

では、ひとつひとつ解説をしていきます。

2-1 価値論題

価値論題はある価値観と別の価値観を対比させる形でディベートを進めていきます。

価値論題の例

  • 企業にとって大事なのはお金か人か?
  • 付き合うなら、道明寺司か花沢類か?
  • のび太にとって、ドラえもんは必要か不要か?
  • ヴァレンタインは、いやがらせか?
  • 資本主義は人を幸せにするか?
  • 科学の進歩は幸福度を上げるか?

個人の好き・嫌いを一度外に置き、純粋に論理で価値観同士を戦わせます。どちらの立場になっても議論ができることがポイントですね。

3つのテーマの中で最も簡単そうに思えるかもしれませんが、3つの中で最も難しいのがこの価値論題です。

真理
ええ。そうなの?
うん。幅広い教養力や哲学の知識が求められるからね。

例えば、企業にとって大事なのはお金か人か?でディベートをするときです。

「お金とは何か?」「人とは何か?」の定義からキチンと説明しないといけません。

他にも、「付き合うなら、道明寺司か花沢類か?」「のび太にとって、ドラえもんは必要か不要か?」でディベートをするときも、「付き合うとはどういうことか?」「必要/不要とはどういう意味か?」と、その言葉の意味を問いかけながらロジックを組み立てます。

当たり前のことを真剣に考えるって難しいんだ!

ロジックよりも、概念構成力や哲学的思考力が求められます。

2-2 推定論題

特定の事実について「より正しいかどうか」について議論をする

推定論題の例

  • STAP細胞は存在するか否か?
  • 早期英語教育は効果がない?
  • 終身雇用は崩壊したのか?
  • 男女の脳構造は違う!は本当か?

推定論題は、ある事実が正しい(間違い)かを是非する形でディベートを行っていきます。

  • 客観的な情報やデータ、資料、書籍
  • 同じ考え・知識を共有している人達

研究者や専門家同士が集まってディベートをするなら、最適なテーマですね。

最近、青山学院で税理士たちが集まって勉強会を開き、その一環でディベートをするというお話を聞きました。

3-3 政策論題

政策論題の例

  • 日本政府は、英語を必修科目にするべきである
  • 日本政府は、首都を大阪に移転するべきである
  • 日本サッカー協会は、春秋制に変更するべきである
  • 甲子園連盟は、投手の連投に規制をかけるべきである
  • ネルフは、ガンダムを開発するべきである ※EVAネタ
  • LINEは、既読機能をなくすべきである

政策論題は、国家や日本政府のトップの立場になって、ある法案を可決するか否かでディベートを行います。

政策論題の特徴

  • いちばん簡単にディベートができる
  • 背景が違う人たちを巻き込める
  • テーマを考案するのが難しい

よって、名前の由来が、政策論題になっています。

3.お勧めは政策論題

価値論題、推定論題、政策論題でお勧めなのは何ですか?と質問されるのですが、やっぱり政策論題ですかね。

 

必ずしも主人公を政府にするのではなく、企業やNPO法人にしても大丈夫です。

真理
うちの会社を主人公にしても大丈夫?
もちろん

政策論題なんて聞くと、政治や経済の知識が必要になるから難しいのでは?と重いでしょうが、決してそんなことはありません。

現役の中学生や高校生も行っています。中学や高校の頃に社会の授業で学んだことさえ覚えていれば、カンタンにできます。それでも解らいことがあれば、ググればなんとかなります。

過去の即興ディベートワークショップで行ってきたテーマを見てください。

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