ロジカルシンキング、クリティカルシンキングの違いを知ろう!


ロジカルシンキング、クリティカルシンキング、ディベートの違い

2009年頃ですかね。「論理的思考力」とか「ロジカルシンキング」の本が飛ぶように売れていました。丁度その頃に始まったのが、朝活や勉強会です。

AMAZONで本の転売をしていた頃に、ロジカルシンキング・クリティカルシンキングに代表されるような考える系を販売していました。

それだけ人気のあるジャンルでしたからね。

あらゆることに正解なんてないんだから、頭で考えよう!というメッセージが強調されていますね。その手段としてのロジカルシンキング。外資コンサルがお得意のMECEやピラミッドストラクチャーなど色々な考える枠組みのようなものがここで紹介されるわけです。

で、全て似ているようで違います。

さて、本題に戻りましょう。

今回のテーマは、「ロジカルシンキング」「クリティカルシンキング」「ディベート」の3つの違いについてご紹介していきましょう。

はじめに

 

1.ロジカルシンキング・クリティカルシンキング・アーギュメントの違い

ロジカルシンキング、クリティカルシンキング、ディベートの違い

ロジカルシンキング、クリティカルシンキング、ディベートの違い

  • ロジカルシンキング:根拠から結論への正しい道筋を作ること
  • クリティカルシンキング:物事の道筋の盲点を見つけること
  • ディベート(アーギュメント):両者を俯瞰して、最善案を決めること

抽象的で解りにくかったら申し訳ございません。

練習問題を出すので一緒に考えていきましょう。

問題:先月、ある健康食品会社で主力商品のビールがあり得ないほどバカ売れした(ビールは健康食品だ)。なので、経営会議では今月も大量にビールを仕入れようと、責任者は結論付けた。

さて、この「ビールを入荷するべきか?」を

  • ロジカルシンキング:正しい道筋とは何か?
  • クリティカルシンキング:盲点はどこにあるのか?
  • アーギュメント:正しい道筋と盲点をぶつけたときの結論は?

の3つを使って考えていきましょう。

1-1.ロジカルシンキング-根拠から結論への正しい道筋を作るとは?

ロジカルシンキングの場合、根拠から正しい結論を導き出せれば正解です。

根拠=「去年、ビールがバカ売れした」ですから、結論は「ビールを仕入れよう」になるわけです。ここでは、先月ビールが売れたのだから今年も売れるだろう、という前提(論拠)が隠されていますが、ロジカルシンキングの教科書ではこの点については触れてません。

1-2.クリティカルシンキング-「正しい道筋」の盲点を見つける作業

ロジカルシンキングでは、「根拠→結論」正しい道筋を組み立てれば終わりです。ところが、クリティカルシンキングは、組み立てたロジックの盲点を見つけ出して、崩す作業になります。

それが先ほど、先月売れたから今年も売れるだろう、に気付けるかどうかです。

1-2-1 去年売れたから今月売れるわけではない

もしも先月にビールが売れたのだとしたら、それは暑かったからかもしれません。8月であれば、キンキンとした真夏の炎天下です。クソ暑い中テレビCMで、芸能人がおいしそうにビールをゴクッと飲んでいるシーンを目にすれば、やっぱりビールが飲みたくなります。

しかし、9月や10月だったらどうでしょうか?真夏並みにビールがバカ売れる保証はどこにもありません。

ここに気付いて、「ちょっと待てよ!」とロジックの弱いところを指摘するのがクリティカルシンキングの基本です。

 

ポイント:「相手が何を言っているのかではなく、何を言っていないか!を聴け」と人に教えています。相手の議論に反論をするときの基本ですね。

1-2-2.ロジックの弱点にツッコミを入れて終わりか?

クリティカルシンキングの場合、あくまで論理の弱いところを見つけるだけなので、ツッコミを入れて終わりになります。

論理の弱点が見つかればロジックを再構築するだけです。あくまで物事を批判的に見る、というのがクリティカルシンキングの基本動作です。

ただ、現実問題として、相手の議論を崩したら代替案を述べたり、自分だったらどうやって崩した論理を再構築するかを提案するのが社会人のマナーです。どんなものにも必ずツッコミどころはあるものです。あまりやりすぎると、重箱の隅をつつくだけの作業になります。

日本人だから、アメリカ人だから、なんて関係ありません。古今東西全てそうです。

1-3. ディベート(アーギュメント)の世界

ロジカルシンキングは根拠から主張への正しい道筋を作ること。クリティカルシンキングは、根拠と主張との正しい道筋の間にある盲点を見つけることでした。対して、アーギュメントは、論争を通してこ最適な答えを出すところにあります。

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1-3-1.果たしてビールが大量に売れるのか?

 

 

 

では、最後にディベートです。どのようして役に立つかというと、両者の議論に対して何らかの形で決着や落とし所を見つけるのがディベート・アーギュメントの技術だと思って下さい。

ディベート経験者なら、身をもって体験したことがないでしょうか?

試合ではまず何らかの論理を組み立てないといけません。これがロジカルシンキングのパートですね。次に、相手が組み立てた論理崩さなければなりません。ここがクリティカルシンキングです。最後に、両方の論理を天秤の上に載せて、どちらの方がより説得力があるのか?と比較をしながら考えなければなりません。

で、その中でどちらの方がより正しいのかを戦わせて、「結論」を決めることができるため、スッキリするのです。

練習問題②:お金が欲しいから起業する

お金が欲しいから起業しよう次に、「お金が欲しいから起業する」という論理について考えてみましょう。

別にこれ自体は間違っていませんよね。ロジックとしては。

クリティカルシンキングの世界では、「なぜお金が欲しいから、起業するのか?」というツッコミをいれます。

お金が欲しいのなら、「必ずしも起業しなくていいのでは?」「投資や副業の方がリスクが少なく稼げる」という切り口を唱えて、相手のロジックを崩すのが基本です。

起業vs投資&副業のどちらの方が最善策なのかは、この時点では解りませんが、「お金が欲しいから起業する」という選択肢は崩れます。

しかし、クリティカルシンキングの考えで止まってしまうと、「必ずしも起業がベストな選択ではなく、選択肢は色々ある!」が結論になってしまいがちです。ハッキリ言って、クラッシュ(破壊)をしているだけなのかもしれません。

「選択肢は色々あるよね」で終わったら、正直困りものです。選択肢の数だけ迷ってしまって結局何もできないのが関の山。なので、ここからどちらの方がよりお金儲けをする目的に達成近づけるのかを「決める」作業が不可欠なのです。

すると、より最善案が何であるかが、自ずと解ってきますよね。

:真の富は欲から生まれない!志から生まれるのだ!

 

1 テーゼ、アンチテーゼ、ジンテーゼで考えてみよう

ロジカルシンキング、クリティカルシンキング、ディベートの3つは、弁証法にそっくりですね。ディベートも弁証法がベースなので。

簡単にお伝えすると、ある見解に対して、別の視点からツッコミを入れて、その上で両者を天秤にかけて考え、さらなる最善策を生み出すときに弁証法が用いられます。

弁証法を日常で使う例えば、気がある異性から冷たくされた!凄くツンツンしている。だから、嫌われていると判断した(テーゼ)けれど、あえて断片的な情報のみを鵜呑みにせずに、「もしかしたらツンの裏返しのデレなのかもしれない(アンチテーゼ)」と、反対の可能性も考えてみます。

しかし、これだけだと、「両方ありえるよね」で終わってしまいます。

なので、どちらがより真実に近いのか?現時点ではどちらの考えの方が説得的か?と今までの経験を踏まえて、じっくりと検討します。すると、別の見解が導き出せる・・・みたいです。(ジンテーゼ)

一つの意見に固執していると何も見えてこないなので、あえて別の角度から対立した意見を入れることで、より俯瞰した形で物事が見れるようにもなります。

だから、ディベートの試合では個人の信条・意見は徹底的に排除して、客観的な立場で議論に挑む態度が求められます。

2.まとめ

3つをロジカルシンキング、クリティカルシンキング、アーギュメントに置き換えるとこうなります。

  • ロジカルシンキング(テーゼ):ある事実から結論を導くためのつながりを作る
  • クリティカルシンキング(アンチテーゼ):別の視点からテーゼを疑ってみる、盲点を探す
  • アーギュメント(ジンテーゼ):両者のうちどちらの方がより正しいのか再度考えて、最後に判断する

残酷な天使のテーゼに対して純粋な悪魔がアンチテーゼを放ち、最後に神様ジンテーゼを打つ!と考えれば解りやすいですね?解りにくいですね。

<さいごに>

最後まで読んで下さりありがとうございました。

どれも同じよう内容に聞こえますからね。けれど、全く違います。買う本を間違えると、お金と時間をどぶに捨てるような物なので、是非ともロジカルシンキング、クリティカルシンキング、ディベート(アーギュメント)の違いについて知ってもらいたいと思って、この記事を書きました。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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