ディベートで身に付く4つのスキル

投稿日:2015年1月29日 更新日:


こんにちは、木村です。

即興ディベートワークショップをはじめて、ちょうど1年半が過ぎた今日この頃です。

このサイトを立上げて即興ディベートワークショップへの集客から当日の運営までワンオペで行ってきました。おかげで、色々と見えてきましたね。

ディベートを通じてどんな力が身につくのか?についてお伝えしていきます。

 

目次

1.ディベートを通じて身につくスキル

 

1-1 そもそもディベートとは?

まずは、この説明から行きましょう。

事前にテーマを設定して、肯定側と否定側のチームに分かれて、第三者であるジャッジを説得する形で行われる討論ゲームです。他の討論との違いは、ディベートは、発表の時間や順番が事前に決められていて、試合の勝敗は第三者に委ねられます。

実際に議論&討論を行うわけではありません。議論はあくまでツールのひとつです。大事なのは、あなたがディベートを通じてあなたが望んでいるスキルを身につけることです。

では、どんなスキルが身につくのか?ひとつひとつ説明していきますね。

1-2 議論を通してどんなスキルが身につくのか?

1-2-1 理解力、分析力、構成力、表現力の4つ

 

 

 

 

 

 

ディベートの教科書だと、この4つのスキルが身に付くと言われていますね。

  1. 理解力-相手の議論を聴いてどこがポイントなのかを理解する力
  2. 分析力-物事を批判的に考える力。深く考えて盲点を探る力
  3. 構成力-話をまとめる力。話す順番を練る力
  4. 表現力-相手に解りやすく物事を伝える言葉選び

さて、実際はどうなんですか?

結論からいうと、「理解力」「分析力」「構成力」「表現力」は身につきますね。

1-2-2 客観的に物事を考える

  • 思考の偏りや思い込みを排除して試合に取り組む
  • 第三者の立場になって議論に取り組む

ディベートの試合では、肯定側になるか?否定側になるか?が試合直前まで解りません。これが何を意味するかと言うと、肯定側になっても、否定側になっても議論ができる状態を常に作っておかないといけません。自分の意見は強制的に切り離して議論に取り組まないといけません。

このワークをするだけで、自然と客観的に物事を考えられるようになるわけです。

例えば、あなたは、マネジメントの仕事をしているとします。あなたが大事にしているのは、チーム全体が効率よく仕事を終わらせることで、無駄は許せないとと思っています。ですが、実際に部署を見渡すと、

  • 無駄&非効率な仕事をしている人スタッフが多い
  • 雑談が多いが、全員が和気あいあいと働いている

あなたのポリシーは、チーム全体が効率よく働くことなので、この働き方は言語道断かもしれません。ですが、ディベートを学ぶことにより、一端自分の価値感やポリシーは外に置いて、スタッフ全員の立場で物事を考えることができるようになります。

  • 「無駄&非効率な仕事に見えるけれど、全体で見れば案外と上手く回っているのでは?」
  • 「雑談が多いけれど、逆に静かに黙々と働いたら、職場の生産性が落ちるのでは?」

という視点をもつことができます。もちろん、価値感やポリシーを変える必要はありません。それはそれで大事です。ですが、逆の視点で物事を考察することで、本当に今まで気付かなかった点にも気付けるようになるということです。

結果として、相手の立場で物事を考えるトレーニングになります。

1-2-3 決断力&行動力

先ほどは、両方の視点で物事が考えられるようになるとお伝えしましたね。次は、このスキルを発展させたものになります。

ズバリそれは意志決定をする力です。

1)もしも人生で迷ったら?

この記事を読んでいる方の中には、副業をしようか?転職をしようか?と迷っている方も多いと思います。もしくは、恋人がいてプロポーズしようか?プロポーズされるように仕掛けようか?とお考えの方も。

大きな決断だと思います。

2)メリット&デメリットで考えるの間違い

よくビジネス系の自己啓発セミナーなどで講師が「メリットとデメリットを比較するといいよ」と教えたりしますが、案外とこれは高度なことです。

理由は3つです。

  1. メリットとデメリットの作り方がよく解らない
  2. そもそもそのメリットとデメリットが本当に正しいのか?を考える機会も与えられない
  3. おまけに、どう比較しするの?その方法も教わらない

あなたにもこのような経験はないでしょうか?

そこで提案

3)そこでディベートの登場

もしもここでディベートの考え方を身につけるとどうなるか?

こんなことができます。

  1. 私は_____をするべきか?否か?というテーマを自分の中で設定する
  2. そのテーマを実行するメリットとデメリットをある法則に従って作る
  3. メリットとデメリットの両方に反論をしてみる
  4. 最後に、決着をつけてみる→つまり決断

 

ディベートには、メリットとデメリットの両方を出して、キチンと比較検証して、最後に決める方法論が確立されているんです。そして、その方法はディベートの試合を経験するだけで自然と学べます。

 

 

 

 

 

 

1-2 実際はどうなのか?

一長一短では身につきませんが、継続してディベートのトレーニングをするとこの4つの力は身につきます。

ディベートをやりこんでジャッジができるレベルになると、この「理解力」「分析力」「構成力」「表現力」は身についていると考えてもよいでしょう。

 

2.コミュニケーションの練習になるか?

このサイトを立ち上げる前に、他のディベートサイトを見ていましたが、「コミュニケーション能力向上」というキーサードが前出しされていましたね。

ウソつくなー!!!!!と心の中で叫んでいました。

2-1 売り文句や釣だったりする

もうただのキャッチコピーです。

ディベートを学んでビジネスで使えるコミュニケーション能力を身につけよう!といえば、コミュニケーションに自信が持てない人がディベートに参加してくれるだろう!というディベート団体の狙いです。

マーケティング戦略ですね。(笑)

そして、案外と引っかかる人がいます。

2-2 実際はどうなの?

 

 

2-2-1 ディベートの試合では最強でもリアルコミュニケーションが下手

ですが、ひとつ問題があって、この4つの力がディベートという特定の枠組みの中だけで終始しているケースが現行のディベート教育の問題です。

ディベートの世界では、「理解力」「分析力」「構成力」「表現力」が最強ですが、リアルになると全くダメになる人たちが周りにたくさんいました。(自分もその一人だったかも)

2-2-2 だから、ディベートに逃げる元ディベーターの大人たち(私もその一人かも)

 

2-3 突き詰めるとアカデミックの思考

日本で行われているディベートは、社会人向けではなく中学生、高校生、大学生や大学院生を対象にして設計されています。

アカデミックディベート・教育ディベートというものですね。

そんなアカデミックディベートの特徴は2つです。

2-3-1 アカデミックはリサーチが基本

カンタンにアカデミックディベートの流れを説明すると、

  • 事前にテーマが発表される
  • テーマに関連した資料を集める
  • 議論のカードを大量に作成する
  • 試合ではそのカードを読むだけ

試合ではカードを読むだけ」は言い過ぎかもしれませんが、それだけ気合いを入れて準備をしてディベートの試合に臨みます。

2-3-2 試合前の準備が全て!

どんなにプレゼンテーションやスピーチが上手でも、準備ができていないとディベートはできません。負けます。

ディベートの先生だって準備をしなければ、学生には勝てません。

ハーバード大学の学生でさえ、囚人に負けたという面白話があるくらいです。

この時点で、学生が論文を書くために行うリサーチ力を鍛える場であってスピーチ力を鍛える場ではないんです。

3.マイナーな即興ディベート

対して、私が教えているのは、リサーチを一切に行わずその場でお題が与えられて、その場で議論を作成して、半ば行き当たりばったりで試合をする即興型のディベートです。

  • 理解-証拠資料の中身と主張さえ理解できればOK→相手の言葉からその意味や文脈を探る
  • 分析-証拠資料→主張→推論で考える→根拠→主張→論拠
  • 構成-同じ
  • 表現-ジャッジさえ理解できれば早口でもOK、一般人向けの適度なスピーチが求められる

いちばん大変なのは、最後の「表現」です。

3-1 ディベート業界の人は即興をバカにしている

リサーチをせずにお気楽なディベートだと思っています。

ディベートは試合前の準備が9割とお考えのアカデミック信者にとって、即興ディベートは異教徒のようなものなのでしょう。嗚呼

3-2 ただ、彼らの主張は正しい(と思う)

3-3 社会人ディベートCafe☆で気付いたこと

で、結局独りよがりになっている時期がありました。

結果、アカデミックディベートが即興ディベートになっただけで、消耗しました。

4.なら、「ためになる」即興ディベートを創ろう

完全に一人になったときに思ったことは、それならひとりで当初作りたかった「ため」になるディベートを自力で創ろう!ということでした。

ひとりでディベートの仕事を全部行うことに対しての不安はありましたよ。

けれど、誰かと組む方がもっと不安ですから。(経験的事実)

4-1 即興ディベートワークショップのコンセプト

ひたすら即興ディベートのクオリティーや教える内容に力を入れるのではなく、参加者様ひとり一人の参加度を第一に考えました。

極論をいうなら、ディベートの試合は無理してしなくていいから、即興ディベートワークショップのはじめから終わりまではただ講義を聴くだけではなく、一緒に企画を創る仲間として参加をしてもらえるようにと裏で策を練っていました。

その結果、ワークショップという枠組みを活用して、完全参加型の講座にしました。

4-1-1 ワークショップに力を入れた

即興ディベートワークショップを始めたころに自分に言い聞かせていたことは、セミナーじゃなくてワークショップ!

セミナーは、学校の授業と同じで講師が話していることを聴いているだけの退屈な空間だ!

もっとインタラクティブな活動にしたい。

4-1-2 全員が参加できる空間を作る

参加者様と直接お話をする!どんな動機でディベートに興味を持ってくれたか?ディベートってどんなイメージがあるか?今どんな仕事をしているか?ハマっていることは?など。

あまり個人的な詮索はするべきではないという意見もありますが、私が超オープンな性格なのか、結構みんなプライベートのお話とか本音をポロポロと話してくれます。

そんなもんです。

4-2 結果と課題

4-3 キーワードは自信と技術

5.即興ディベートで身につく力

5-1 聴く→考える/まとめる→伝えるの4ステップ

5-2 あなたらしい「スタイル」「思考」を確立する

5-2-1 スタイル

5-2-2 思考

5-3 自分の強みに気付くこと

5-4 概念構成力

5-5 企画を創る力

5-6 人生を面白おかしく生きる

ドラゴンボールを見て亀仙人から学んだことです。パクリです。

 

 

 

 

 

 

自己紹介


休日に即興ワークショップを運営しているウェブデザイナー。
ひとりひとりが自らアイディアを形にしながら、自分の言葉で表現する力を育てる場を創るため即興ディベート、エニアグラム、クリエイティブワークスペースなど参加型の講座を運営中。
2018年からは、コーチング、カウンセラー、セラピストの方に向けたオンリーワンの講座を開発予定。

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